海辺のクレア(最終回)
ママ上は近くの食料品店に買い物に出かけたので海岸で待機中
最後のスリーショットは失敗(クレアは鼻だけでごめん!)
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私は現役時の出張でカナダの東部には行ったことがなかった。そこで退職直後の2012年10月の紅葉時、モントリオール→トロント観光を計画した。
この機会に、ハートフォードで久しぶりにLMRと再会してディナーを共にする予定も組み込んだ。
その時の航空券の予約にはスカイゲートを利用した。旅程を、
成田→トロント→ハートフォード→モントリオール→トロント→成田
として検索すると、エアーカナダ利用で、
成田→トロント→ハートフォード→トロント→モントリオール→トロント→成田
と出てきた。
つまり、ハートフォードからモントリオールに行くには、いったんトロントに戻ってそこで乗り継いでモントリオールに向かうことになる。
その時はそんなものかと思い、その旅程で予約しe-チケットを発券してもらった。
1.トロント→ハートフォード
トロントの空港で予定の飛行機に搭乗する段階で、一瞬たじろいだ。
小さい!双発のプロペラ機だ!
しかも、機長は男性だが、副操縦士は女性でCAの役目も兼ねているようだ。
エアーカナダ(運航はGeorgian Air)のBeech craft 1900D:
右端の女性が副操縦士でウェルカム•アボードもやっていた。キャビンクルーはいなかった。
あとで調べてみると、機体はBeech craft 1900Dという、乗客定員18名(通路を挟んで両側に各9名)の小型旅客機だった。
Beech craft 1900Dの機内座席表:
トロント→ハートフォードでは座席4A、ハートフォード→モントリオールでは座席5Aであった。座席5Aは非常用扉に接していたため、非常時には扉を開けてくれるよう依頼された。
トロント→ハートフォードのフライト座席4Aからの外の眺め
私は国内出張でも離島路線は利用したことがなかったし、ザルツブルグ→プラハのチロル航空もプロペラ機ではあっても、定員70~80名はありそうだった。
こんなに小さな旅客機に搭乗したのは初めてだったが、フライト自体は快適で、いい思い出になった。
2.ハートフォードの空港にて
LMRとの会食の翌日早朝、ユニオン駅のバスターミナルで空港行きのバスを待っていると、小柄なご婦人が私の後ろに並んだ。
話していると、このご婦人はかつて英語指導助手(ALT)として熊本に数年滞在したことがあるという。
このご婦人もモントリオールに向かうらしい。「じゃ同じ飛行機ですね」ということになったが、何だか出発時間が違うように感じた。
ブラッドリー国際空港のチェックイン・カウンターでのこと。担当のおじさんが私の顔とe-チケットを交互に眺めながらこう訊ねた。
「この旅程、誰が決めたの?」
「多分、予約サイトのコンピューター」と私。
担当者は笑いながら、「トロントで乗り継がなくても、モントリオール行きの直行便があるよ!出発は30分遅いけど、それに変えようか?」
私は当然、「そうお願いします」と答えた。
スカイゲートで予約したルートはトロント乗り継ぎの赤の点線だったが、ハートフォードの空港で赤の実線のモントリオール直行便に変更してもらった。
こんなこともあるんですね〜
おかげで出発は30分遅くても、モントリオールには3時間も早く着くことができた。
この時の飛行機も双発プロペラ機Beech craft 1900Dだった。
ハートフォード→モントリオールのフライト中の機内:
私の座席5Aからの写真。前方のコックピットのドアが片方開いたままになっている。これが正常なようです。なんか物騒な気もしますが。。。
ところで、ハートフォードの空港での待ち時間が1時間半となり、先述の小柄なご婦人とその間お話しをする機会ができた。
日本語は少しは話せるはずだがまったくその気はないようだったので、空港までのバス内と合わせると2時間近く英語でお話をさせていただいたことになる。
後半の1時間はつらかった。
2012年の秋は、2期目を狙う民主党のオバマ大統領(副大統領は現在のバイデン大統領)と共和党のロムニー氏との大統領選挙戦の真っ最中であった。
近日中に第2回目のテレビ討論会が行われるというので、それを聞いてどちらに投票するか決めるらしかった。
このような政治がらみの話題になると私はまったく付いていけない。話を聞いているだけだった。フライトの思い出とともに、自分の英語力のなさを痛感したこともいい思い出となった。
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最近の報道によれば、米国ユナイテッド航空は、今後、パイロットの5割を女性および非白人が占めるよう努力目標にするという。
また、JAXAは、今秋の日本人宇宙飛行士の応募資格として、理系だけでなく文系でも可とすることを公表した。
適性があればまったく問題ないので、これらはいいことだと思う。