きのうは、町の健康診断だった。
腹囲を測るオバちゃんが、ド素人だったのか不慣れな様子丸出しで、ソワソワした手つきで測定メジャーを私の腹前から背中に回して再び腹の前で合わしたが、後ろはズボンのベルト通しの上の乗っていた。
言おうかとも思ったが、春のネギ植え疲れが一気に出ていて、イチイチ声を出すのがおっくうで指摘しなかった。
田舎はあっちこっちで人手不足だ。


さて、種採り前に、わが下仁田葱坊主も測定してみた。
 

近くで目につく高いやつ2本を測ったら、どちらも90cmちょっと。
1メーターはないけど、それでも自分の身長の半分以上はある。
 

つづいて、胴体の直径。太いのは6~7cm。
 

肝心の坊主の大きさ。メジャーの測り方がよくわからないが、大きいので17cmくらい。


本場・下仁田の葱坊主は思っているより大きいのです。

 

 

※そろそろ摘み取り時期だけど、まだ、てっぺんの種が出来上がってない。
 

 

 

春のネギ植え (一回目の植え替え) は、苗を競わせるため、株間と作間 (畝間) を狭く植えていて、成長に合わせて、夏の植え替え (2回目の植え替え) で、株間と作間 (畝間) を広げます。


なので、春は畑全面に植えないで、夏に広げるための空きスペースを取ってあるのですが、そのスペースに雑草抑制効果や緑肥などのため、マルチ大麦やソルゴーを蒔いています。

 

が、蒔いたはしから、キジやカラスに狙われ、ほじくり返され喰われまくられています。

 

 

 

オオムギの線が途切れているところが、喰われた箇所。

ちなみに、マルチ大麦は1袋 (1kg) 860円、ソルゴーは、1袋 (1kg) 1452円。


当然、腹も立つけど、一日中見張っているほど暇がない。
しょーがない・・、と割り切るしかない。

 

 

 

 

毎年、5月の雨の日には行くところがある。
軽井沢・追分の 「油や」 だ。


書くにあたって調べたら、正式名称は 「信濃追分文化磁場油や」 というらしく、中山道軽井沢追分宿の元油屋旅館の建物を活用して、2012年から本とアートを中心として、レコード・ギャラリー・古美術・工芸品・喫茶店などの店が入っており、ギャラリーでのアート関連のワークショップやコンサートなどのイベント、また手作りクラフト作家の作品を展示販売する市場など様々な文化活動を行っているスポットとのこと。

初めて 「油や」 に入ったときは、ちょっとした感動があった。とくに中古レコードコーナーを見つけたときは、軽く小躍りした。


昔、下北沢にアパートメントストアという古いアパートを改装して、古着屋・US古雑貨・ロックファッション・DC古着・アクセサリー店など様々な店舗が入ったところがあって、自分もそのなかの一店舗に、初期の頃、数年働いたことがあったが、廊下を歩くとギシギシ音が鳴るところとか、アパートメントストアを思い出した。
当時のアパートメントストアは、若い店主が多く、古いけどギラギラしていて勢いがあった。

油やはその逆で、シニア世代の趣味の店舗によくある時が止まっているような雰囲気があり、そういった感じだから、レコードも新入荷がほとんどない。
(田舎に引っ込むときに、手放したら再び手に入れるのが難しいレコード以外、つまりいつでも買えるようなわかりやすいレコードは売却処分してしまった。ところが、地元の音楽イベントでDJすることになり、イベントの内容に応じたレコードを買戻しするような具合になった。葱と温泉以外楽しみがなかったが、レコード探しが復活したら、楽しくなった。コロナ明け、中古レコードの値が急騰、年2回あったイベントも中止に追い込まれた。もうレコードを探す必要はないのだけれど、昔の熱がよみがえってしまって困っている)

結局、初めて見つけたときの、掘り出し物を探すワクワク感の時がクライマックスだった。
せっかくだから、たいして欲しくもないサントラを2枚買った。
その初めてのときは、まだ 「味」 がすこし残ってるガムのようだったが、新入荷がほとんどない出がらしのような感じだから、年々 「味」 がなくなり、ことしは味のないガムというか輪ゴムでも噛んでいるようだった。(クラシックや古典ジャズならまだ味があるかも知れない)


軽井沢という場所柄、冬期はオフシーズン、4月末から11月までの営業、なので、毎年わずかな新入荷の期待を込めて、ネギ植えが休みの雨の5月に懲りずに行っている。