1回目の植え替えである春のときもそうだが、ネギロケットという道具であけた穴に植えていく際、ナナメに植えていく。


下仁田ねぎを上から見た場合、
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こんな感じに植えていきます。

 

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こうだと葉っぱがぶつかって広がらない。

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こうだと葉っぱは横に広がるが、中耕や土寄せなど作間に機械が入る作業のときに、葉っぱが潰れる。

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植える方向は、風を切るように斜めに。
 

 

 

 

 

 

数年前、肩を痛めて地元の医院に行ったとき、高齢のドクターから、どんなとき痛いのか聞かれた。
下仁田ネギ畑の作間に生えた雑草を草刈り機で刈ったとき、刺すような激痛が走ったので、そういったら、じゃあその作業はしないこと、と言われた。
それ以降、肩掛けの草刈り機から手押し式の草刈り機の購入を考えたが、一番使いたい夏の植え替え前の春の作間(45cm)の雑草を刈るのに、刃は入るけど車輪が青葉に突っかかりそうで、毎年、躊躇していた。


ことしは、夏の植え替え用にとってあるスペースに、土壌改善と雑草抑制を兼ねてマルチ大麦やソルゴーなどの緑肥作物をたくさん蒔いたので、ことしも買おうかどうか悩んでいたけど、悩んでいても始まらない、買ってみなけりゃわからない、ということで、えいやー!と勢いつけて買ってしまった。
組み立ててすぐに、下仁田ネギに覆いかぶさっていたマルチ大麦を刈ってみたが、草自体が柔らかいためか刈刃円盤のところに刈った葉が絡まって何度もストップ。 ※上画像


失敗したかな・・・。
イヤな気持をひきづったまま、本来刈りたかったソルゴー(イネ科の緑肥作物)を刈り取るため、山の上の下仁田ねぎ畑へ。

ちなみに、ある程度成長したソルゴーは、まとまった雨が降ると倒れる。雨がやんで2日くらいするとまた起き上がってくる。

 

倒れたままだと刈りづらいので、立ち上がるのを待って刈り込んだわけだが、馬力がまったく足りず、サクサク刈れない。
機械のパワー不足を肉体が補うように刈っていたら、全身から汗が吹き出し、肩で息するほどに。
エンジン周りも高温になるので、休み休みやって、どうにか下仁田ネギ畑周りのソルゴーを刈り終えた。


楽するために買ったのに、ぜんぜん楽に刈れないって、どうゆうことよ・・と、草まみれになった買ったばかりの手押し式草刈り機をみたら、回転して草を刈るブレード3枚のうち、ひとつが外れて無くなっていた・・・。

 

確認したら、残っていた2つのうちの1枚のブレードも欠けていた・・・。

ということは、まともな一枚のブレードで、チカラ任せに刈っていたというわけか・・・。


買った初日で使えないことがわかった。
(買ったことで、わかったのだから、それはそれで良しとするしかない)

 

 

せっかく買ってもったいないので、予備のブレードを装着して、後日、畑の畔の雑草(オヒシバ・メヒシバ)を刈ったけど、やっぱり馬力不足でサクサク刈れない、またしてもブレードの一枚が外れて無くなっていた。
他の場所を従来の肩掛けの草刈り機でやったら、早いし、ストレスなく刈れた。
 

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ことしも、下仁田ねぎ畑にヒバリの巣 (卵) を見つけた。 ※文末リンク先参照


巣のあった畑/場所は、予定している植え替え作業時期と微妙に重なるため、すこしでも時間の猶予 (巣立ちまでの時間) を与えてやろうと、(機械や道具の移動で面倒だったが) 山の上の下仁田ねぎ畑に作業の引っ越しをした。 ※上画像


で、文末の過去記事で書いた通り、ブログ用にヒバリの巣 (卵) の写真を撮りなおそうと、後日、畑に出かけたら巣の場所がわからなくなった。
わからなくなったら、ヒバリに寄っていた気持ちが、徐々に本来の予定の方 (メインの畑の植え替えを早く完了させたい) に傾いていって、数日、山の上の畑で植え替え作業したのち、ヒバリの巣のある本来の予定のネギ畑を植え替えることにした。


午後から始めて順調に進んだ2日目、植えなおしする下仁田ネギを掘り起こしつつ、雑草を取ろうとした瞬間、見失っていた巣があり、ヒナが微かに動いたのが見えた。

 

 

とりあえずヒナのいる作の2つ手前の作までは、そのまま作業を続け、その後どうするか、別のネギ畑の草むしりをしながら対策を練った。


で、巣の引っ越し作戦をすることにした。 (翌早朝に決行)

 

家にあった小さい植木鉢にワラを敷き、ヒナの新居代わりに。


引っ越し中、ビックリしてヒナが飛び出してしまわないよう、フタも用意した。
 

さらに暗がりの方が動きが鈍いだろう (鳥目だし) と黒いカサで巣を覆うよう、持参した。 (パニックを起こされるのがやっかい)
 

引っ越し場所は、もちろん植え替えを完了している作で、巣のある位置を東に1mちょっとズラした下仁田ネギの株元で、同種類の雑草も植え、目立たぬようワラや雑草を敷いて馴染ませた。

 

(準備完了)

 

前日の夜、頭の中で手順をシミュレーションしていたが、(巣ごと両手ですくうよう持ち上げ、素早く植木鉢に移し、蓋をして新しい場所に設置、蓋を外して完了)、実際は、両側に生えていた雑草が思いのほか邪魔で、両手ですくうようにヒナを巣ごと取れない。

※画像、上部中央にヒナ、下は傘の柄と植木鉢

 

※ヒナ

 

どう取ろうか躊躇してたらヒナが動き出したので、あわてて掴むも2羽がそれぞれ別方向に飛び出し、ひとまず手の中の2羽を植木鉢に下ろしてフタをし、植え替えを完了している方向に逃げたヒナを追って取り押さえ、なんとか3羽を植木鉢の新居の中に。※下画像
 

 

残るもう一羽を探したが、保護色の羽毛に覆われているため、ネギの株元などにじっとしていられるとまったく見つけられない。
準備もシミュレーションも万全を期して臨んだ作戦だったが、計画通りに事が運ばず、早朝から途方に暮れた。
作戦の半分失敗からそそくさと逃げ出したい気持ちもあったかも知れないが、一旦、道の駅に野菜を出荷するため作業場に戻ることにした。
自分が離れることで人の気配がなくなり、警戒して遠くにいる親鳥が戻り、逃げ出した一羽も皆のところへ合流するのではないかという淡い期待もあったためだ。
納品を済ませ、期待を膨らませながら、どれどれとヒバリの新居をのぞいたら、もぬけの殻だった・・・。
 

 

救うつもりでやったのに・・・、この嫌われようはなに・・・。もう知らん・・・。

やることはやった、と言い聞かせ、ずいぶん悩み困ったけれどこれからは夏の植え替えに集中しよう、と気持ちを切り替えた。


作業中、ネギ畑のどこからか、ピィピィ聞こえ、頭上から親鳥もピーピー鳴き、お互い確認し合っていた。
ヒナは思っていたよりだいぶ成長していたから、おそらく巣はなくとも、野宿で成鳥できると思う。

※雑草が小さな巣の中まで入り込んでいたので、シミュレーションしていた両手で巣事すくうような感じで取れなかった・・。