ずいぶん前の雨のある日。
去年の冬、期間限定で当農園の下仁田ねぎを使用したラーメン 『下仁田ネギと山椒香る鴨そば』 の、麺処 青野さんに行った。

 

 

 

埼玉の人気店ということで、開店前に着いたが、雨の中すでに客が並んでいて、期待が高まる。
とりあえず、醬油の味玉入りを頼んだが、麺は藤岡の 「みやご食堂」 の手打ちちぢれ麺のようだし、スープは少ししょっぱくて (味玉はさらに)、期待した分、残念感がたっぷり・・。
(当然その中には、やっぱり自分の葱の 『下仁田ネギと山椒香る鴨そば』 を食いたかったな・・・というのを大量に含む)

 

 

ついでに、昨年オープンした深谷花園プレミアムアウトレット (花園ICを挟んだ反対側) にも行ってみた。
雨の平日ということで、空いていて、夏場に履くサンダルなどを買う。

 

さて、深谷といえば、敵対心、対抗意識、ライバル関係のようなものが、ずっとあった。
(例えば、以前、「満天青空レストラン」 というテレビ番組に出たとき、前半・深谷ネギ/後半・下仁田ねぎの構成 (撮影は午前中・深谷/午後・下仁田) だったが、深谷での撮影が押したため、下仁田での撮影は16時くらいからになってしまい、終わったときは夜になってしまった。深谷ネギって言ったって、深谷で採れただけの単なる普通の長ネギじゃん、なんで歴史のある下仁田ねぎの時間の方が短くされなきゃならないのだ、と割を食った。葱の価値より町の規模で決められてしまったような感じが、すごく嫌だった)


それが、ここ数年、深谷および深谷ネギに対して、以前のようなメラメラと立ち上ってくる闘争心/嫉妬心がめっきりなくなった。
これは、この何年か、周りを気にしてストレスになるよりも自分自身に集中しよう (脚下照顧/きゃっかしょうこ、ってやつです)、と自分に言い聞かせて仕事していたことも多少あるかも知れないが、一番の大きな理由は、数年前の深谷の若いネギ農家との交流だったと思う。
 

 

 
以来、深谷に対しての、変な意識がウソのように消えた。
だから、深谷にすんなり行けたわけだ。

そんな深谷で思ったのは、深谷というのは下仁田とちがい、山がない分、だだっ広い。
山がないので、深い谷もないが、なぜか深谷だ。
ふかヤッホー!
 

 

 

秋に蒔く来年用の種を採るための葱坊主の摘み取り、1回目。


きのうきょう、葱坊主の摘み取りをする農家が多数。
やはり、明日の大雨予報の前に摘み取るわな、そりゃあ・・・。

 

去年は、テッペンができあがった頃、摘んだけど、ことしはだいぶ青い。

 

 

 

ここ数年、テレビ番組で言ったら、「池の水、ぜんぶ抜く」 シリーズが放送されたあたりから、世間の (一部だけかも知れないが) 在来種/外来生物の意識が高まったように思う。
自分も一時、「マーシーの獲ったり狩ったり」 という YOUTUBE 動画をよく見ていた。


水中および水辺周りの生物は問題にされるが、植物は見た目が良けりゃあ外来も在来も関係ねーじゃんって感じなのかな・・・。
(近頃じゃあ、人間だってルッキズムだのうるさいのに)


画像は、山の上の下仁田ねぎ畑ちかくの寺の山門。


お寺周りの道端には、遠方から墓参りに来る車が多いせいか、見慣れない花・植物が年々増えている。
すこし前は、オレンジ色のポピーみたいなナガミヒナゲシという外来種( 毒性があるとか) が多かったが、さいきんは濃ピンクの花がすごい勢いで繁殖している。
(調べたら、アカバナユウゲショウというのに葉や茎が似ているけど、花の感じがちょっと違うような気もする)


このよくわからない濃ピンクの花の植物は、だいたい春のネギ植えが終わるころの5月中旬~下旬くらいに咲くのだが、3年前あたりから山門の階段に咲いていて、地域のフォトコンテスト用に去年か一昨年撮ったけど、応募したところで選ばれそうな気がしないので、そのまま撮りっぱなしだった。 
で、今回、ブログ記事で使用できて、これで心置きなく削除できる。(画像が溜まってしょうがないので)
 

 

気がつけば、下仁田ねぎ畑のわきにも・・。
まあ、鮮やかな色がある分、通常の雑草よりはたしかにいい。