郭錠煥先生のお話の一部を掲載しました。(リンク

その中で、以下のように語られています。

 

「日本の愛する祝福家庭の兄弟姉妹の皆様、我々祝福家庭はその根源と生命と価値は全て真の家庭に連結しています。真の父母の家庭がなければ、我々は何の意味もありません。真の家庭が生命の木であるのなら、我々はそこに接木された枝です。」

 

この言葉は今の統一教会員には、異端や過激と映るかもしれません。分裂が表沙汰になる前の2000年代初期においても、リーダー達には過激な意見に聞こえていたのを知っています。

 

ましてや、一般社会においては、一層理解し難いことであるに違いありません。

 

私もこのような観点に至るには、原理講義を聞いてから2年半ほど必要でした。そこから7年後に文顯進会長の下で働くようになり、「根源と生命と価値は全て真の家庭に連結」という内容を、少しでも実践できるようになるまでが6年ほど掛かりました。そこからもう25年を超えました。

 

その歳月の中で、宗教者として最も派手な出来事は最初の2年半の中にあり、最も地味だけれども最も意義深い歳月は文顯進会長に出会った後の歳月です。最初の頃のことを振り返ることで、その後の歳月の意味が伝わる可能性もあるので、最初の頃の事を書きます。

 

日本のアニメは世界中で流行っていますが、いわゆる超能力者的な人が主人公のアニメは色々あります。私は統一教会に入る前、念力などを使っていたことがあります。しかし、原理講義を聞いて最も強く感じたのは、「大切なのは愛であり、力ではない」ということでした。そして心を入れ替えました。

 

原理講義を聞いてから最初の2年半の中で、私は不思議な人たちに会いました。地獄に行って帰ってきた人、菩薩を背後霊としている人、統一教会には、不思議な人たちがいました。

 

私も最初の2年半でそのような人になりました。

 

信仰心を持ってから1年くらいして、「お前の背後霊は . . . だ」と、男性の声で、背後霊の名前を啓示されました。とても有名な人でした。あまり真剣に受け取らなかったら、一年もしない内に、場所も知らずに生家に導かれ、銅像を見ました。

 

流石に気になって、その人の事を調べて感じたのは、神様が導いた人は、宗教者だけではなく、全ての人の救済を成そうとしているという事でした。

 

その2年半の間には、無期限の断食をして伝道をし、生死を賭けて、サタンを退け、神様を選ぶ事も学びました。

 

2年半の最後が、上記の郭錠煥先生が語っている内容を、渡米前に自分で悟る事でした。自分が車中生活をし、食べない、寝ないで生活して、悟るべきだった内容を確信し、「これを持って渡米するのが私のするべきことだ」と思った翌日に、渡米人事となりました。

 

悟るべき内容とは、つまり、郭錠煥先生の言葉では「祝福家庭はその根源と生命と価値は全て真の家庭に連結」していると表現されている事と、その軸に、無私無償の愛があるという事でした。

 

渡米してからの7年と、文顯進会長に出会った後の歳月は、地味なものです。でも地味というのは、世間体の面からしての話です。私はよくアベル・カインについて強調しますが、それは文顯進会長に出会った後の歳月で、アベル・カインに本当の課題があることを悟ったからです。歴史の中で、失敗が繰り返されたのは、そこです。

 

ちなみに、原理講論には、私のように背後霊の名を啓示される現象に関する内容もあります。この内容は、選民シンドロームという、霊的病気にかかる可能性を持つ内容です。

 

これに対して、真の家庭と祝福家庭の関係を、アベル・カインとして理解して試練に耐えられるようになるには、多分、原理講論だけでは十分ではありません。

 

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原理講論の復活論から

 

「『最初の復活』というのは、神の復帰摂理の歴史が始まって以来、再臨摂理によって、初めて人間が原罪を脱いで、創造本然の自我を復帰し、創造目的を完成させる復活をいうのである。(中略)また、聖書に表示された14万4千人とは何を意味するのであろうか。(中略)イエスが再臨されて、復帰摂理を完遂なさるためには、復帰摂理において、天のみ旨を信奉してきながらも、自分の責任分担を果たせなかったために、サタンの侵入を受けた全ての聖賢達の立場を蕩減復帰できる代理者達を、再臨主がその一代において横的に探し立て、サタン世界に対する勝利の基台を立てなければならない。このような目的で、再臨主が降臨されて立てられる信徒の全体数が、正に黙示録14章1節から4節までと、黙示録7章4節に記録されている、14万4千人の群れなのである。」