韓国のメディア(時事ジャーナル)が、統一教会関連財団(孝情財団)の脱税疑惑を報道しました。(リンク

 

すでに警察署が、財団の元理事長をはじめとする10名を、立件し捜査に着手した事を、記事は伝えています。

 

記事によれば、統一教会に集められた献金が、孝情財団に送られ、孝情財団は4つの会社にお金を送りましたが、4つの会社は全て、孝情財団の役職員が設立した会社でした。しかも、それぞれの会社は、実体が疑わしいものでした。

 

つまり、献金が、財団を経由して、役員個人の懐に入るように工作された事が疑われる事になりました。役員とはすなわち、韓夫人の側近と見なされる人達です。

 

記事の中に出てくる、側近のトップと見なされていた統一教会世界本部長は、昨年8月に辞任しました。

 

側近は、韓夫人の教えである独生女信仰を掲げ、実績をあげなければ罷免になります。でも、独生女信仰をまともに教会員に話せば、教会員の反発を招く事は予想できます。そのようなジレンマは、幹部が保身に走る温床となり、組織の腐敗を促進します。

 

このような不正は統一教会において新しいものではありません。2001年、日本統一教会の監査をしていて、幹部が親族に流したと思われるお金を追いかけようとした事があります。文顯進会長は、そのような不正を正そうとしていました。しかし、統一教会の幹部達は、むしろ文顯進会長を悪者に仕立てて、追い出してしまいました。

 

韓夫人の教えである独生女信仰をまともに信じる幹部がいるのでしょうか?文鮮明師の教えとの矛盾の中で、統率力も失われ、自浄力も失われていないでしょうか?