さて、「次はナスカで!」とカッコよく、去って行ったエトワーユ。




彼女はどうして、マフィアの女になったのか・・・。








彼女が12歳の誕生日を迎えた日、彼女は香港にいた。




父親の仕事の関係で一年程前から香港暮らしをしている。


香港では、12歳の誕生日は特別で、親戚やら友人やらご近所さんみんなで祝う。


みんなが、エトワーユの好きな、服とか本とかあげているなか、

1人の見知らぬ少年が彼女に、鍵と地図をプレゼントした。

受け取った時、エトワーユは、彼の美しい青色の瞳に見とれてしまって、我に帰ったときには、その少年は居なくなっていた。


手渡された鍵となぞの地図…


次の日、エトワーユはその地図と鍵を持って街に出た。

どうみても、町の地図ではなく、海賊が持っていそうな宝の地図に似ている。


ただ、地図の右上には「葉千」という地名が書いてあったので、街に出れば分かると思いきてみたのだ。


音符音符音符音符音符音符音符音符音符音符
さあ、次の展開を作るのは君だニコニコ


mais ou menos 30

大泥棒への想い。

そう、実は彼女はあろうことか彼に恋をしていたのだ。


その話を聞いたアクアは、感動していた。そんな素敵な恋をしたいと夢見ていたのだ。


一国の王女として育てられた彼女は、朝から晩まで決められたことをこなし、生まれてこのかた自分で何かを決めたことなどなかった。そして――これが、アクアがここにいるすべての原因なのだが――つい最近、結婚相手を決められたのだ。


まったく住む世界が違いながらも、恋の話で盛り上がるふたり。

そんなふたりの会話を聞きながら、隣のエトワーユはというと、完全に空想に、というか妄想に入っていた。


自分のことを追っているマフィア連中に、実は自分を想ってくれている人がいるのではないか‥。


そのばかばかしさを打ち消すかのように、突然どこからか銃声がした。

そう、マフィアが彼女を追ってすぐそばまで来ているのだと、エトワーユにはすぐにわかった。


エトワーユはふたりに、「次に会うのはナスカよ!」としばしの別れをかっこよく告げ、走り去っていった。

ルナとアクアは驚いたが、そもそもいったいなんだってこんなことになっているのか、疑問の方が大きかった。



彼女がマフィアに追われている理由、それはあるものを見てしまったからなのだ。




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