手放せない序曲集 | Pacific231のブログ -under construction-

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O, Mensch! Gib Acht! Was spricht die tiefe Mitternacht?


ずっとお気に入りの中古盤。カーオーディオでよく流す「ドライブの友」の1枚でもある。
行きつけの中古ショップ(特に名を秘すw)で衝動買いしたものだが、しかし再発1000円盤の中古品を750円で売るとはどういう了見でい? すでにオリジナルジャケットの再々発盤が新品900円ぐらいで売られているのに…

モノはこれ。素晴らしいジャケットが廉価盤仕様で残念なことになってるけど。

 モーツァルト: 歌劇序曲集/オトマール・スウィトナー指揮 シュターツカペレ・ベルリン
   Mozart: Ouvertüren / Staatskapelle Berlin, Otmar Suitner (Dirigent)

 (Deutsche Schallplatten - 徳間ジャパン TKCC-15205)
 

1976年1月5~7、12~14日、ベルリン・キリスト教会でのセッション録音。

もちろんカラヤン/ベルリン・フィルの録音で知られるイエス・キリスト教会ではない。旧東ベルリンのオーバーシェーネヴァイデ(Oberschöneweide)地区にある福音教会(Evangelische Kirche)である。ドイツ・シャルプラッテンによるシュターツカペレ・ベルリンの録音には大抵ここが使われた。

 

           ©www.ev-kirche-oberschoeneweide.de/

 


録音は距離感、バランスとも絶妙で素晴らしい臨場感がある。鮮度も十分。派手さはないがとても心地いい。いかにもシャルプラッテンらしい音作りだと思う。こういう響きは好きだ。

演奏はもう文句なし。なーんにも言うことはない。モーツァルトの序曲ってこんないい曲ばかりだっけ? と思わせてくれる。明るく生き生きとした潑剌感も、繊細嫋やかな優美さも、気の利いた洒落っ気も、すべてが絶妙で、モーツァルトの天才を余すところなく伝えてくれる名盤。

Youtubeから「劇場支配人」序曲(←大好き)あたりを貼ろうかと思ったけど、あるのは「フィガロ」くらい。
で、動画を貼るのはやめにして(*)オリジナルジャケットをドン!



シャルプラッテンのジャケットはいいな。スター演奏家の取り澄ました写真をベタッと持ってくるような安直なものとは雲泥の差。ひと目でシャルプラッテンと判る。
もしどこかでオリジナル仕様(キング KICC3591)を見つけたらやっぱり買うw。高くないはずだし。
 

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* 追記 *  2018/09/30

その後自分のチャンネルにアップ(2018/09/18)したのでそれを貼っておく。ぜひ聴いてください。

 

 

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おおっと、収録曲を書いてなかったw

 ❶ 歌劇 「にせの花作り女」 序曲K.196
 ❷ 歌劇 「イドメネオ」 序曲K.366
 ❸ 歌劇 「後宮からの誘拐」 序曲K.384
 ❹ 歌劇 「劇場支配人」 序曲K.196
 ❺ 歌劇 「フィガロの結婚」 序曲K.492
 ❻ 歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」 序曲K.527
 ❼ 歌劇 「コシ・ファン・トゥッテ」 序曲K.588
 ❽ 歌劇 「魔笛」 序曲K.620
 ❾ 歌劇 「皇帝ティトゥスの慈悲」 序曲K.621

以上でつw ケッヘル番号順に並べているのもいいっすね