自宅は築50年越えの空き家をフルリノベーション
インテリアと家づくりが学べる、一級建築士のブログ
つい先日、こんなの書いてしまいましたが
やっぱり地方はいいですよ。笑

狭小地で2階LDKを選択せざるを得なかったのですが、バルコニーやリビングの窓からは果てしなく続く田園風景。カーテンもいらないですね。
そして日が沈むとこれまたいい感じになるんです。
いかがですか?
市街地や住宅地で開放的なバルコニーを作ろうとすると、周囲に目隠しの高い壁を建てて空だけ切り取るようなパターンになることが多いです。
もちろんそれでも一定の開放感はあるのでしょうが、遠くの景色を見渡せるかどうかは大きな違いだと思います。
確かに土地選びにおいて利便性なども大事なのですが、まだ30代の方が老後のことを過度に心配する必要もないのでは?とも思ってしまうのです。
まずは老後までの数十年間を自分らしく楽しく暮らす、この考え方も正解です。
色々と難しい家づくりですが、2025年4月に建築基準法が改正され更に難しくなってしまいます。
今現在で分かっていることは、来年4月以降の着工物件は値上がりするということ。
難しい話は省きますが、4号特例廃止により住宅会社や検査機関の手間が大幅に増えます。
家の仕様を根本的に変えなきゃいけない住宅会社も出てくるので、100万以上建築費がアップすることもあるでしょう。
そして工期が大幅に延びます。
家を建てる許可(確認申請)に2ヶ月くらいかかるのでは?という話が出ています。
一定の増築や大規模なリノベーションが難しくなります。
特に古い家に増築を考えている方は注意が必要です。
細かい話をしたらまだ色々とあるのですが、ほんと現場は大混乱で倒産する住宅会社は間違いなく増えますね…
なのでもう時間はないのですが、計画を前倒ししてでも来年4月までに着工する、というのはメリットが大きいかと思います。
契約じゃないですよ、着工です。
これらについてはまた詳しく書きますね。