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自宅は築50年越えの空き家をフルリノベーション

インテリアと家づくりが学べる、一級建築士のブログ

 

 

 

スタンフォード大学の心理学者が1980年に行ったリノベーションに関する研究。

 

 【建物だけのリノベーション】と【外構も併せたリノベーション】を行った被験者500人に対し、10年に渡る追跡研究を行った結果、衝撃の事実が判明した。 

 

建物だけのリノベーションを行った人たちは工事コストを抑えたことと管理の容易さに最初こそ満足していたが、時が経つにつれ自分の家に対する愛着が薄れていく傾向にあった。 

 

一方、外構工事に一定のコストをかけた人たちは、植栽の管理など時折煩わしく感じることもあったが、次第に家に対する愛着が湧くようになっていったという。 

 

また、綺麗に整えられた外構や庭は近隣住民に対しても好影響を与えた。 

 

それまで外構に無頓着だった近隣住民たちも感化され、庭を整えたり玄関先に花壇を設けるなど、連鎖的な広がりを見せていったのだ。 

 

最終的に近隣一帯は緑溢れる街並みが形成され、犯罪率も低下した。 

 

そして好影響はそれだけにとどまらない。 

 

外構灯を設けた家庭では離婚率まで低下したというから驚きだ。

 

 仕事を終え家に帰宅した時、優しい灯りに出迎えられることで思いやりホルモン「オキシトシン」が分泌され、夫婦喧嘩の発生率に明らかな優位性が確認されたのだ。

 

 

 この実験を指揮したスタンフォード大学の心理学者、Mentalist-Godaigoは自身の著書の中でこのように語った、

 

 「我々は外構や庭がもたらす効果をナメていた。合理的でシンプルな暮らしは一見幸せなように思える。しかし人間はそもそも合理的な生物ではないのだ。幸福感はいつも非合理の中から生まれる。本当に合理的な人間は非合理な行いや無駄と思えることも心から楽しめる。そう、私が今この文章を書いているようにね。」

 

 

 

これ、私が作ったフィクションなんです。

 

おそらくスタンフォード大学でこんな研究してません(似たような研究はどこかで見た記憶があるけど…)

 

Xでツイートしたら思いのほか反響がありまして…信じてしまった方すみません;

 

最後のMentalist-Godaigo(メンタリスト・ゴダイゴ)でツッコんでくれるかな、と思ったら誰も気付いてくれない…ちょっと焦りました;

 

 

 

 

でもですね、フィクションとはいえここに書いたことはあながち間違っていないと思うんです。

 

 

割れ窓理論を知っていますか?

 

1枚の割れた窓ガラスを放置していると、更にガラスを割られてやがて町全体が荒廃していくという有名な行動経済学の話。

 

それならキレイな街並みを維持すれば犯罪率は低下するのでは??

 

 

 

また、オキシトシンが分泌されるかはわかりませんが、ガーデンライトに照らされたアプローチも何とも言えない心地良さがあります。

 

植栽を派手にライトアップするのではなく、足元をほんのり明るくする程度のほうが近隣からの評判も良さそうです。

 

 

 

 

リノベも新築も建物の外観デザインにコストをかけるより、外構にコストをかけたほうが見栄えすることも多々あります。

 

家は外構も含めたトータルデザインで計画するべき、というのは以前から何度か書いてきました。

 

 

 

またガーデンライトの話に戻りますが、設置する場合は早期の計画が重要です。

 

埋設配線する必要があるので、土間コンなど打ってしまうと後から工事するのが難しいんですよね。

 

 

 

 

最近よく使うダルトンのガーデンライト。

 

ガーデンライトって暗くなったら自動で点灯してほしいんですけど、残念ながらこの照明にはその機能がないんですよね…

 

 

でも大丈夫。

 

そんな時は独立型明暗センサーを使うことで自動点灯が可能になります。

 

 

ガーデンライトってオシャレなものに限ってセンサー付いてないですからね、なのでこのアイテムは重宝するのです。

 

 

とはいえこのセンサーをドコに設置するか、ドコから電源を引っ張るか、やはり一にも二にも外構計画が重要になってきます。