自宅は築50年越えの空き家をフルリノベーション
インテリアと家づくりが学べる、一級建築士のブログ
ここにきて住宅会社の倒産が増えてきました。
コロナ以降、小規模の建設業倒産が目立ってましたが、いよいよ住宅会社も体力のないところから倒れ始めています。
それもそのはず、2024年3月現在で注文住宅の着工数は28ヶ月連続で前年同月比を下回っているのです。
当ブログでも以前から住宅業界の不況を伝えてきましたが、「いよいよか…」という段階まで来てしまった気がします。
では、残念ながら倒産してしまった住宅会社は一体どんな会社だったのか。
インスタのアカウントが残っていた数社の投稿を見てみました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240522/20/paasutukurimasu/21/50/j/o0610108015442078797.jpg?caw=800)
インスタを見る限り、どの会社も倒産してしまうほど酷い住宅を建てているとは到底思えません。
これを先日SNSにアップしたところ以下のような反応が返ってきました。
「こんなおしゃれなのに倒産するんだ…」
「そこそこおしゃれだけど、こんな家ってたくさんあるよなあ」
「どこにでもあるデザインだと差別化できないよね」
住宅はデザインが全てではありませんので、その要因だけで会社が倒産することは考えにくいです。
とはいえ、これらのコメントには私も一部同感で、「流行りや人気のデザインは多くの住宅会社が取り入れる」わけで、結局のところ自社の特徴が無くなり(デザイン面に関して)、尚且つライバルも多くて受注が減るのは至極当然とも思うのです。
それに関してうちは対極の所にいますので、あまり他社と比較されることがありません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240523/06/paasutukurimasu/b4/f2/j/o1080108015442211294.jpg?caw=800)