一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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持家か賃貸か。
これは永遠に決着がつかない戦いです。
それもそのはず、どちらが良いかは人によって答えが変わってくるのですから。
また、
「もしも経済危機が起きたら」
「もしも離婚したら」
など、仮定の話を持ち出すと話は複雑になります。
「マンションは資産性が高く、戸建ては資産性が低い。」
これがまた更に話を複雑にする要因で…もう迷宮入りです。
よく考えてみてください、家は自分や家族の生活の基盤です。
いや、人生の基盤と言っても過言ではありません。
郊外の戸建てで静かに暮らしたいと思ってる人が、家の資産性を重視して都心のマンションで暮らすことが果たして幸せなのでしょうか…
「家づくり」と「投資」は切り分けて考えるべきです。
実は特段変わった理由はないのですが…強いて挙げるとすれば、
- 自分好みの空間を作れるから。
- 広い庭が欲しかった。
- 転勤の可能性がほぼゼロ。
- 住宅ローンが低金利だった。
- 返済に問題がないと判断。
- たまたまいい物件が見つかった。
ざっとこんなところでしょうか。
ね?普通でしょ。笑
1、2は戸建派の理由としてかなり多いはず。
おかげさまでどちらも願いは叶いました。
3、「家を建てると転勤命令が下される」そんなブラックな会社も昔はけっこうあったみたいで…かわいそう…
4、5は今特に重要ですね。
フラット35をはじめとした住宅ローン固定金利が上がり始めています。
ARUHIフラット35
とはいえ私を含め多くの方が変動金利で住宅ローンを組んでいるはず。
今後変動金利も上昇してくるようですと、中には返済が家計を圧迫してくる人も出てくるでしょう。
アメリカでは2021年後半まで3%前後で推移してた住宅ローン金利(固定)が、今では7%を超えていますからね。
これが日本で起こらないという確証はありません。
最近話題(?)の住宅ローン破綻チェッカー、借り入れ額や年収などから住宅ローン破綻指数を導き出してくれます。
私は破綻指数0%でした。ほっ
確かに持家は金利上昇や建築費アップで経済的負担が大きくなっているのですが、賃貸も家賃の値上げが進んでいます。
特に都内23区のファミリー向けの値上がりが顕著です。
これは3月までの数字なので今は更に上昇しています。
家賃は一度契約したら値上がりしない、と思っている方もおりますが、状況に応じて大家さんは家賃の値上げ請求をすることができます。
主に更新の時になるのですが、今後はそれも覚悟しておいたほうが良さそうです。
6に関しては私の場合中古住宅リノベでしたが、いい物件(土地)が見つかったら迷わず行けよ!が鉄則です。
あなたがいいと思った物件は、誰かもいいと思ってる可能性が高いです。
とにかくすぐに不動産屋に連絡して、すぐに手付しておきましょう。
そんなこんなで持家を選択して今のところは正解だと思ってますが、持家にもデメリットというかリスクが色々とあります。
その中のひとつがご近所さんです。
先日書いたこの記事がバズってアメブロ総合ランキング3位になりましたが、やはり皆さんご近所問題には興味があるのでしょうか。
持家が故に引っ越したくても引っ越せない。
世の中にはこのような人がたくさんいるはずです。
「家を売って引っ越せばいいじゃないか」
という意見もありますがそう簡単な話ではないのですよね。
ご近所トラブルが発生した場合は告知義務が発生するため、それを買主にも伝えなきゃいけないのです。
そうすると物件価格にも影響しますし、そもそも買い手を見つけるのも一苦労します。
これ以外の戸建てのリスクって自分でなんとか対策出来るものが多いのですが、ご近所さんだけはどうにもなりません…
皆さんは戸建て、賃貸、どちら派ですか。