一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

 

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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Yahoo!検索で「実家」と入力すると続いて出てくるのが、「実家 空き家 どうする」です。

 

皆さん実家をどうすべきか悩んでいるようですね。

 

 

そもそも空き家問題の根本的な要因は以下のようなことが考えられます。

 

  1. 人口減少:一部の地域では、人口減少により需要が減少し、空き家が増えやすいです。若者や家族が都市部や他の地域に移動する傾向があるため、地方の地域では特にこの問題が顕著です。
     

  2. 高齢化:高齢化社会においては、所有者が亡くなったり高齢者が介護施設に入ったりすることで、空き家と成らざるを得ないケースが多々見られます。
     

  3. 経済的理由:所有者が家屋の維持費や修繕費に負担を感じている場合、または賃貸や売却が難しい場合には、結果的に所有者は空き家として放置することが多くなります。

 

 

そんな中でも実家をリノベして住み直そう!という方も着実に増えてきています。

 

 

現在進行中のリノベ工事もいわゆる実家リノベです。

 

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延床面積は80坪を超える立派なお家です。

確かに築年数並みの劣化はありますが、解体にするには勿体ないですね。

 

 

 

完成予想イメージ

既存の格天井(ごうてんじょう)を活かし、所々に元の家の面影を残すような計画です。

 

このような立派な和室をリノベすると、「元の和室のほうが好きだ」とか「欄間を捨てるなんてもったいない」という意見が必ず出ます。


もちろんそう思うのは構わないですし価値観は人それぞれですが、空き家リノベってそんな単純な話じゃないんですよね。


特に築50年を超えるようなリノベでネックになるのが耐震性と断熱性の低さですが、もちろんどちらの改修も行います。

 

これらの改修工事が補助金・減税対象になることもあるので、必ず事前に工事会社に相談してくださいね。

 



 

 

 

 

 

LDKは40帖以上の広さです。

 

ワークスペースやデイベッドなどを設けてもまだまだ余裕があります。

 

 

 

リノベという言葉、もうだいぶ一般的になってきましたがひと昔前はリフォームと呼んでいましたね。

 

リノベとリフォームに定義が定まっているわけではないのですが、建物全体を改修するような大規模な工事はリノベ、水まわりなど部分的な工事はリフォームと呼ぶことが多いです。

 

 

今では多くの会社がリノベ事業に参入していますが、ちょっと注意が必要です。

 

リノベは新築と違い免許(建築士免許等)が不要なため、誰でもリノベ(リフォーム)業者になれます。

 

建築士としての知識がなければ耐震改修は難しいですし、断熱工事も一定の技術が必要です。

 

そもそも大規模リノベは知識や経験がものをいうので、工事をする場合は経験豊富な会社をオススメします。

 

 

 

 

 

床はオークのヘリンボーン、壁には漆喰と素材にもこだわった内装になりそうです。

 

ここまでやるとコストもそれなりにかかってくるのですが、大きな家の場合は全ての部屋をリノベする必要はありません。

 

物置や普段使わない部屋は最低限の補修に済ませるというのも、賢いリノベの方法です。

 

 

 

 

 

 

最近は空き家対策に本腰を入れる自治体も増えてきましたね。

 

 

泉佐野市では5年で空き家が半減したとのこと。

各自治体も見習って頑張ってもらいたいものです。

 

 

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