一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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毎年恒例、枕木の防蟻(ぼうぎ)処理です。

 

 

枕木のアプローチはとても素敵なのですが、唯一心配なのがシロアリですね。

 

ということでネットでも評判のいいミケブロックという薬剤を使いました。

 

 

 

 

築50年越えの我が家、工事中に隅々までチェックしましたが幸いにもシロアリ被害の形跡はありませんでした。

 

 

床下の状態はかなり良く一安心。

 

築30年程度でもシロアリにやられて柱がスカスカ…

 

そんな現場を何度も見てきましたので。

 

 

 

今回は建物外周部にも薬剤散布しましたが、本来なら床下に潜って処理するのがベストですね。

 

とはいえ自分でそこまでやるのはさすがに大変。

 

 

 

そうなると業者を使わざるを得ないのですが、シロアリ110番に頼むと1㎡あたり1,320円とのこと。

 

 

40坪程度のお家(総二階)であれば87,000円くらいでしょうか。

 

 

 

一方、くらしのマーケットでは1㎡あたり1,000円程度で行ってくれる業者も多いようです。

 

「くらしのマーケット」くらべておトク、プロのお仕事。

 

基本的に業者が行うに防蟻処理には5年の保証が付いています。

 

この5年というのには意味がありまして、一般的に防蟻処理の効果は5年程度と言われているのです。

 

一度やったから永年安心というわけではないんですね。

 

 

近年の家は床下が土間コンになっているのでシロアリのリスクはだいぶ低いと思いますが、床下が地面(砂)だったり換気が不十分な基礎形状、水はけの悪い土地などに建つお家は注意が必要です。

 

もちろん湿気だけがシロアリ発生の原因ではないのですが。

 

 

 

また、シロアリ対策として床下に調湿材を敷き詰めるという方法もありますが、個人的にはこれはほぼ意味がないことだと思っています。

 

以前100均の除湿剤について書きましたが、

 

 

全く効果がなかったわけです。(湿度を下げるという意味では)

 

床下のように外気にさらされているような空間なら尚更です。

 

いくら床下の湿気を吸ってもキリがないので、調湿材の吸湿量が限界にきた時点で調湿効果もなくなるでしょう。

 

 

↓調湿材自体が湿気を帯びて逆効果の例も↓

 

 

 

先日も能登半島で大きな地震がありましたが、万が一シロアリに柱などを喰われてしまうと家の耐震性は大きく低下します。

 

 

10年以上防蟻処理をしていないというお家は、そろそろ何かしら対策を取る時期かもしれませんね。

 

 

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