一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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玄関の内装リノベーション。
見てわかるように玄関の洗い出しや一部天井はそのまま再利用しています。
床はパイン材を重ね張りしていますが、それ以外はほぼ塗装で仕上げ。
下足入れもまだ新しかったので塗装してみたらなかなか良い感じになりました。
リノベはビフォーとアフターで劇的な変化があったほうが、SNSなどでも反響が大きくなります。
あの有名なビフォーアフター番組も、どれだけ「劇的」に変化させるかに重きを置いているので私は「ここまでやる必要あるのかな?」と、余計な詮索をしながら見ていました。笑
まあそこはテレビなので普通なリフォームをしていちゃ番組として成り立たないのも重々承知ですが。
言ってしまえば、お金と手間さえかければ誰でも劇的ビフォーアフターなリノベーションは出来てしまうのです。
上の記事でも書きましたが、必要以上にコストをかけて元の家の原形が無くなるようなリノベは「もう新築でいいじゃん…」と思ってしまうわけで。
場合によっては本当に新築と変わらないくらいの費用がかかるのがフルリノベーションです。
既存部分に活かせそうな箇所があるなら、それらを上手くコーディネートして提案するのが我々プロの腕の見せ所のはず。
特に活かしやすいのは天井仕上げですね。
古い住宅は凝った作りの天井も多く、そのまま再利用したり塗装するだけで十分おしゃれな内装仕上げになります。
逆に床材など直接触れる部分に関しては新しい仕上げに替えたいですね、水まわり設備なども同様です。
もちろん断熱・耐震といったような性能面も重要であることは言うまでもありません。
我が家の電気代は今まで何度か公開しているので、築50年越えでも断熱改修すればこれくらいの電気代になるのか、と少しは参考になると思います。
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