
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
「正月実家に帰ったらクソ寒くて死ぬかと思った」
ツイッターでこんなのが散見されましたが、新築の暖かさに慣れるとこうなるのも理解できます。
(でもそう言ってる彼らもそのクソ寒い家で育ったはずなんですけどね…)
とはいえ私も義実家に伺った際には凍えるような寒さを実感しました。
暖房していない部屋(廊下)では、はく息が白くなったくらいです。
(ちなみに気温13℃以下で息が白くなると言われていまが確実に10℃以下でした…)
シングルガラスのアルミサッシに隙間風が入る玄関引き戸、この仕様では寒くて当然ですね。
そこでこのブログでも何度も取り上げているサッシ補助金(先進的窓リノベ事業)を紹介すると、是非使いたいとのことで後日内窓を設置することになりました。
この事業はすでに開始されており、サッシ業者いわく大人気で納期に多少時間がかかっているようです。
案外早く予算上限に達するかもしれませんね。
我が家ではさっそく6ヶ所ほど内窓設置しました。
例えばこの縦すべり窓に内窓が付くと、
こんな感じです。
壁面とフラットになり違和感はほとんどありません。
続いて窓ガラスの表面温度を比べてみました。
こちらは内窓取り付け前
ガラス表面は約19℃で枠部分は約17℃
(元々ペアガラスサッシなのでまずまずの温度です)
そして内窓取り付け後は
ガラス表面は約22℃で枠部分は約19℃
ガラス表面温度が3℃上がり、壁面とほぼ同じになっていることが分かります。(紛らわしいですがサーモグラフィの赤や緑は温度の絶対値ではありません)
ここまでガラス温度が高くなると窓からの冷気はほぼ感じなくなります。
内窓のデメリットは、窓を2回開けなければいけない手間と日射透過率の低下です。
私的に前者はさほど気になりませんが後者はちょっと注意が必要です。
補助金対応サッシはLow-Eガラス(特殊な金属膜でコーティングされたガラス)であることが条件で、これにより日射透過率が落ち部屋が今までより若干暗くなる可能性があります。
すでに型ガラス(くもりガラス)のサッシに、更に型ガラスの内窓を付けるのは避けたほうが良いでしょう。内窓は透明ガラスで問題ないです。

そして我が家では併せてサーキュレーターも置いてみました。
部屋の天井付近に溜まる温かい空気を循環させ、床付近の温度と均一にします。
これは断熱性の低い家、天井の高い部屋では特に有効です。
そんな我が家の12月の電気使用量は605kWhでした。
12月25日から内窓やサーキュレーターを使い始めたのですが、昨年比電気使用量が減っているのでやはり一定の効果はあると実感しています。
↓しかも今年はエアコン2台稼働です↓
↓我が家の断熱性能はこちら↓
先進的窓リノベ事業の補助額は異常です。
通常、内窓取り付け一カ所あたり4~12万円程度かかるところ、今回の補助金を使うと1~3万円程度で取り付けできます。
(窓の大きさや各種条件等により異なります)
はっきり言って、
使わなきゃ損
そう断言できる補助金なのです。
来年も電気料金の値上げが確実視されていますし、窓リノベは冬だけじゃなく夏の冷房負荷対策にも効果的です。
まずはお近くのリフォームショップなどに見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。
では最後に楽天・Amazonの初売り情報
Amazonではアイリスオーヤマの家電福袋が販売されてますが、お得度は微妙なところ…
毎年人気の「ますよね海鮮福袋」は楽天よりもAmazonのほうが安いです。
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