
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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今回は築45年木造住宅のリノベーション。
お施主さんご自身で中古住宅を見つけてきてリノベのご依頼を頂きました。
できれば中古住宅探しはリノベを行う業者と一緒に行うことをオススメします。
というのも、中古住宅は築年数以外にもチェックする部分がたくさんあり、そもそもリノベが可能な住宅なのか、それは専門家(リノベ経験豊富な建築士)でなければ分かりません。
ちなみに不動産業者は建築の専門家ではないので、
「リノベに適した物件ですよ~」という言葉は鵜呑みにしないように…
ではさっそく工事前の写真から。
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築45年で過去にリフォームなどした形跡はありません。
昭和感がどこかノスタルジックな気分にさせてくれます。
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リノベは階段の位置を変えることが難しいのでそのままです。
天井は杉板、床はオーク材。
玄関土間は洗い出し仕上げです。
和風と北欧スタイルは共通するところもあるので、実は相性がいいんですよね。
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今となっては逆におしゃれにも見えるチェッカー柄の床。
ちらっと見える浴室はこれまた懐かしい雰囲気。
実家のお風呂!という感じです。
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ここも床はオークの無垢材。
洗面には理科室御用達のTOTO実験用流しです。
2ハンドルの水栓を付けるとよりレトロな感じになりますね。
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立派な床柱や欄間です。
リノベ後も和風スタイルなら活かしたり出来るんですけどね、今回はシンプル北欧スタイルなので…
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シンプルに「白色」「木色」「水色」の空間
北欧好きのバイブル【かもめ食堂】も基本はこの3色ですね。
家具は無印が多かったような。
今は対面キッチンが主流ですが、このような配置にするとダイニングキッチンの省スペース化が図れます。
築45年、この築年数になると耐震&断熱改修は必須です。
しかししっかりとリノベ計画を立てれば、新築に近い性能まで近づけることも可能なんです。
だからこそまずはリノベに適した中古住宅を専門家と一緒に探しましょう。
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