
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
↓バックナンバーは各カテゴリーから↓
某ハウスメーカー(超ローコスト)のHPにこんなのが。
年収350万円で3,000万円借り入れの例ですが、月々返済がこの額ということは借入期間40年の変動金利といったとこを想定しているのでしょうか。
この場合、返済比率(年収に占める住宅ローン年間返済額の割合)は約24%です。
これ、収入に対して返済がかなりキツイように思えるのは私だけでしょうか…
ちなみに新築住宅を購入された方の平均的な返済比率は17%前後とのことです。
また返済比率には罠があって、借入期間を延ばせば年間返済額は下がるので返済比率も下がります。
上記の例で40年ではなく、35年にすると返済比率は27%に上がります。
なので単純に返済比率だけを見て、「安心」とか「適正」と判断するのは正しくはないのでしょう。
イオン銀行
新生銀行
色々な金融機関でシミュレーションすると、年収350万円で3,000万円借り入れのハードルの高さがよく分かります。
そんな中、フラット35の返済比率上限は異常です。
年収400万円以上なら、なんと返済比率35%まで借りられるのです。
人によってはありがたい制度かもしれませんが…
ちなみにフラット35の金利は上がり続けてます。2019年の1.0%近辺が底で、現在は1.5%前後。
アメリカの6%(30年)に比べたらかわいいものですけどね。