一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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家の外観がなんだかカッコ悪い…

 

でも何が悪いのか分からない…

 

 

 

その原因は二階の階高にあるかもしれません。

 

階高というのはその名のとおり「階の高さ」のことです。

 

 

 

 

ここでは1階を3000、2階を2500としました。

 

それにより建物の重心が低くなり、ドッシリと安定感のあるフォルムになります。

 

 

これが2階も同じく3000くらいにしてしまうと、頭でっかちでアンバランスになる可能性があるんです。

 

 

 

もうひとつのポイントは下屋の高さ。

 

ウッドデッキにかかる屋根などは、全体的なバランスを見ながら出来るだけ下げた方が良いでしょう。

 

 

屋根を下げると暗くなりそうなイメージですが、どちらにしろ窓から直射日光が入らないのであればほぼ影響ありません。

 

 

 

 

 

 

こちらは2階の階高が2700です、

 

これ以上高くするとバランスが崩れてきそうですね。

 

 

 

 

 

こちらはかなり低く2階の階高2200です。

 

建物の幅(間口)が狭いと尚更バランス悪く見えるので注意が必要です。

 

 

「2200にすると2階の天井が低くなるんじゃ?」

 

という心配もあるかと思います。

 

 

 

では実際の2階の写真がこちら。

 

 

窓の設置高を1800、そして勾配天井にすることで圧迫感は感じません。

 

 

とはいえここまで階高を下げると、建具(扉)の取り付けなどいくつか気を付ける点があるのでご注意を。

 

 

 

 

 

最後に2階の階高1500前後のお家です。

 

 

 

平屋と二階建ての中間くらいの高さでしょうか。

 

サーファーズハウスのような外観は、これくらいのほうが見栄えがしますね。

 

 

 

気になる二階の内部はと言いますと、

 

 

勾配天井でなんとか平均天井高さが2.1mです。

 

(建築基準法上、居室は2.1m以上の高さが必要なんです。それに一体何の意味があるのかわかりません。笑)

 

 

 

 

 

しかし2階の中央部分はしっかりと天井高さが取れます。

 

2階の間取りが重要になってきますね。

 

 

 

 

 

2階の階高を下げると考慮しなければいけない点がたくさん出てきます。

 

予め営業や建築士に相談しておくことをオススメします。

 

 

 

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