一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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ちょうど1年前くらいにウッドショックについて書いた記事。
その中で住宅価格と住宅ローン金利の両方が同時に上がる可能性ついて触れました。
残念ながら現在そのような状況になりつつあります。
住宅価格は爆上り、そして住宅ローンの固定金利も上がっています。
先日発表された消費者物価指数は日銀の目標である2%をついに超えました。
日銀は今すぐ政策金利を上げることはないと言っていますが、本当にその言葉信じていいのでしょうか?
(一般的に、政策金利を上げると住宅ローン変動金利が上昇します)
昨年、アメリカの中央銀行(FRB)も「物価上昇は一過性」と繰り返してましたが、今はとんでもない物価上昇に四苦八苦し利上げを繰り返しています。
その当時のFRBの判断は間違っていたと言えますね。
ちなみに現在のアメリカの30年固定住宅ローン金利は今日現在5%を超えています。
(日本の35年固定金利は1.4%前後)
何が言いたいかというと、物価や金利の先行きなど誰にも分からないということです。
よって「今家を建てるべきか?」という質問の答えは
残念ながら「わからない」ということになります。
最近の材木先物価格は600ドル台で推移しています。
昨年のピーク時には1,500ドルを超えていました。
しかしながら実際の材木価格が下がるという話は一向に聞こえてきません。
むしろ住宅設備機器の供給不足に拍車がかかり、値上げどころかそもそも品物が無いという状況です。
家づくりを考えている方も大変ですが、住宅会社も大変な時代です。
そこで「新築がダメならリノベだ!」と、多くの住宅会社が中古住宅や空き家の買い取り再販に手を付け始めています。
その結果、先日の記事のような状況を招いてるというわけです。