一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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子供の頃を過ごした私の実家
築80年越えですが、まだまだ現役です。
外壁は下見板という板張り方法で、現在の我が家の外壁とほぼ同じようなもの。
年月が経過すると最終的には実家のようなグレー色になるのですが、そこに行き着くまでの段階は黒ずみが出たりするので、見方によっては汚く感じる人もいるでしょう。
人間も同じですね、微妙な白髪交じりの頭よりもいっその事全てグレーになったほうがカッコイイ。
ちなみにこれらを吉川晃司効果と呼ぶそうです。
あ、すみません、以前の記事で築100年近いと書いてしましたがちょっと盛ってました。笑
昭和初期のコンクリート基礎。
メンテナンスなどほぼしていないのですが、私が子供の頃から見た目はほとんど変わってないような…
外壁は一部腐れてたりしますが、土台周りはまだまだしっかりしています。
この犬走り(幅30cmくらいのコンクリート部分)が泥跳ねなどを防いだことも大きいのでしょう。
深い軒も板張りの外壁には合理的です。
改めて先人の知恵には学ぶことが多いですね。
そりゃ性能面では今の住宅にはとても敵いません。
子供の頃を思い返すと、冬は家の中でも厚着してコタツから出られませんでした。笑
今は24時間家の中は暖かく、朝布団から出られないなんてこともありません。
それは確かに快適なのですが…
なんだかなあ。