一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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PCのモニターを壁掛けにしたらデスクまわりがスッキリ。
通常一般的にはこのようなモニターアームを使って、デスクとモニターを固定するのですが
私の使ってるデスクはそれが難しく…
直接壁にぶっといビスで固定しました。
壁に穴を開けることに、なんの抵抗もありません。笑
マガジンラックも壁付けです。
ビニールクロスの壁ではそういうわけにはいきません。
一生その場所にPCモニターを壁掛けしているのならいいですが、もし取り外した時にはしっかり大きな穴が4つ残りますからね。
部分的なクロス張り替えが必要になり、業者の出番です。
しかし板張り壁なら自分で補修出来ちゃうので、バンバン壁にビス打ち込んでいけるわけです。
家というものは建築士がどれだけ考えて設計しても、完璧で100点満点ものを作り上げることができません。
なので私はあえて余白を残す設計をするように心がけてします。
(手を抜いてるわけではありませんよ;)
そうすることで実際に暮らしてみてから、より自分の使いやすいようにカスタマイズすることができるのです。
でもお施主さんは収納棚の構成など細かく設計した図面のほうが嬉しいんですよ。
「私のためにここまで細かく考えてくれたんですね!」と。
でもこれって一歩間違えれば、家に合わせて暮らすという事態に陥る可能性があるんです。
建築士は預言者ではないので、あなたの将来の暮らしを正確に予測することはできません。
もちろんあなた自身も自分の将来の暮らしを予測することはできません。
自分の暮らしに合わせて家を作り上げていく。
そう、家を完成させることが出来るのは、建築士でも大工でもなく、あなた自身なのです。