一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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31日は衆院選でした。
そして毎回話題になるのが投票率。
ということで投票率にまつわる面白い話をひとつ。
(自分でハードル上げました)
スイスで行われた選挙についての話。
スイスではある年、通常の投票方法に加え、郵送での投票が導入されました。
これによってスイスの人たちは、荒天の日もわざわざ投票所に出向く必要がなくなりました。
これによって投票率も劇的に上昇する!
と、誰もが思っていたのですが結果は
投票率は上がるどころか、下がっていたのです。
投票はより簡単になったにも関わらず、何故投票率は下がったのか。
それは人間のある心理が働いていたから。
スイスでは
【善良な市民は選挙に行くもの】
という強い社会規範が根付いています。
そして小規模な地域社会ではお互いが顔をよく知っていて、
誰が選挙に来て、誰が選挙に来なかったかが噂になるほど。
よって、投票している姿を見られるためだけに投票所へ行く、という動機が働いてた可能性があるのです。
しかし郵送投票が登場すると事態は一変。
投票所で見かけた = 投票した
これが成立しなくなります。
「郵送で投票した」
ということにすればいいですからね。
つまり私たちが投票していた理由は、自分の利益のため。
ここで言う自分の利益とは、
投票結果から得られる金銭的な利益などではなく、
他人からよく見られたい、といたような社会的な利益です。
この話はあくまでも一部の行動経済学者の見解です。
私は妙に納得してしまいましたが…
いかがでした?
面白かったでしょ??
そうですよね、
最高ですよね。
さて今回の選挙によって何かが変わるのでしょうか。
こちら皆さんご存じの国内最大の農業組合との契約書。
パースのご依頼頂くこと自体はありがたいのですが、
1件数万円の仕事の度に契約書を交わします。
印紙を貼って割り印押してサインして、郵送で送り返します。
パースの修正も、例え数千円の仕事であってもまた契約書を交わします。
印紙を貼って割り印を…以下同文
なんなんでしょう、
この生産性の低さ。
時間の無駄、紙の無駄、お金の無駄。
こんなのいつまで続けるのでしょうか。
やはり大きい組織というのは変わるのが難しいんですね。
そりゃ国もなかなか変わらないわけだ。
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