一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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子ども部屋の広さってどれくらい必要でしょうか?
設計の仕事を始めて十数年、おそらく私は4.5帖の子供部屋を一番多く提案してきました。
理由は後述しますね。
ということで4.5帖の子供部屋特集です。
淡いピンクの子供部屋。
シングルベッドとデスクを置いてもまだまだ余裕です。
広く見えるのは広角レンズのせいもありますが、天井が斜め(勾配天井)であることの効果も大きいですね。
このようにピンクの壁紙にすると
「飽きたらどうするの?」
「子どもが大きくなったら嫌がりそう」
必ずこのような意見がありますが、私の返答はいつも同じです。
「飽きたら塗ればいいんです。」
子供の頃、部屋の模様替えってやりませんでした?
その延長線上で壁も塗ってしまえばいいんです。
小学校の高学年くらいの女の子部屋。
ホワイトの腰壁が良い感じです。
この腰壁を無塗装にしてしまうと、一気に和風になります…
OSBを塗装して内装仕上げにしたカッコいい子供部屋。
天井も無垢材にエイジング塗装で、あえてラフな雰囲気に作り上げてます。
4.5帖の子供部屋、必ずしも広いとは言えないので内装をホワイト基調にしたり、勾配天井しにしたりと、視覚的な効果で圧迫感を軽減させましょう。
ホワイトにブラウンのシンプルコーディネート。
クローゼットのルーバー建具がかわいい。
こちらもOSBの壁、無塗装仕上げです。
それにしてもIKEAは子供部屋作りの強い味方ですね。
今回の写真全てにIKEAアイテムが使われてます;
子供部屋は将来的に物置になる可能性が高いです。
場合によっては10年も使わないですよね…
もったいない。
そして思わぬ弊害も…
広い子供部屋を作って快適な空間にしてしまうと、子供たちの溜まり場になるんですよ・・・
特に男の子は。
休日毎朝早くから友達が押しかけてきます。笑
私が子供の頃、部屋が4.5帖だった友達が何人かいましたが、誰もその子たちの家には遊びに行きませんでした。
溜まり場になるのは決まって広い部屋の友達の家。
やっぱり今でも子供部屋は4.5帖で十分だなと思います。