一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
↓バックナンバーは各カテゴリーから↓
友人からリフォームの相談。
まだ築1年も経ってないのですが、間取りが気に入らないとのこと…
原因はこの独立した和室。
なぜこのような間取りになったのかはこちら
前々から相談は受けてましたが、いよいよ本格的にリフォームしたいとのことです。
・和室をLDKと一体的に使いたい。
・階段の位置を変えたい。
これが友人の希望なのですが、正直厳しいですねえ…
階段の位置を変えるというのは構造的に難しいことが多いんです。
階段をかけ直して、何とかLDKと同一空間にすることは出来ますが使い勝手は悪そう…
工事を行わない他の道も模索しました。
・寝室として使う
・物干し&クローゼットとして使う
どちらもピンとこなかったようですが、安易なリフォーム工事は避けたいところです。
まだ暮らして1年程度ですし、家族も増えて今後生活スタイルは変化していきます。
リフォーム工事は最終手段として、まずは今の間取りで和室にどのような活用方法があるのかを考えたほうが良さそうですね。
間取りは難しいです。
基本的には未来の暮らしを予測して考えるので、失敗はつきものです。
それに建築士と言えどもお施主さんとは赤の他人です。
赤の他人が赤の他人の暮らしを予測して間取りを考えるのです。
いくら生活スタイルなど詳しくヒアリングしてもそこには限界があります。
建築士のアドバイスやネットの情報を参考にするのも良いですが、まずは自分自身や家族のことをよく知るところから始めましょう。
自分のことは自分が一番よく知っているはずですので。
関連記事
よく使う家具や照明(随時更新中)
ランキング参加しました。応援よろしくお願いします。