一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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真鍮好きの方は多いようで、以前真鍮製のブラケットライトが楽天ランキング1位になっていてとても驚きました。
ちなみにこれがその照明なのですが、どうやらSNSでバズったようですね。
しかし本当は楽天の照明ではなく、こちらの「千」というショップのブラケットが元ネタらしいです。
2つはかなり似てますが、微妙にフォルムや真鍮の質感が異なりますね。
ただ値段は千のほうが倍以上高いです。
それに常に売り切れなので、似ているし安いし楽天のほうでいいや、ということで楽天の照明が馬鹿売れしたという流れみたいですね。
どちらも実物を見ていないのでなんとも言えませんが、真鍮って仕上げ方で雰囲気が全然変わってくるんです。
我が家にも真鍮製のアイテムはたくさんあります。例えばこれら、
フックも木製サッシのハンドルも真鍮ですが、どちらも塗装されている商品です。
真鍮の変色を避けるためや、ヴィンテージ感を出すのが目的だと思います。
確かにハンドルなんかはよく手で触るので、塗装されてないとすぐに黒ずんできたり変色が激しいでしょう。
もちろん塗装されていない真鍮アイテムもあります。
例えばこのマリンランプ。
真鍮そのものの素材感を楽しむために、あえて塗装していないとのこと。
いわゆる「無垢の真鍮」です。
なので外に設置して1年も経つとこんな感じになります。
石の上のランプは雨ざらしなので変色激しめですが、屋根がかかってる場所に取り付けたほうも、かなりくすんできて当初のピカピカ感は全くなくなりました。
磨けばほぼ元通りになるのですが、こうなることは分かって設置したのでもちろんこのままです。
板張りの外壁も今後経年変化してくるので、よりいい味出してくれるはず。
でも中には経年変化せずにずっと綺麗な状態であってほしい、という人も多いのでは?
そんな方はまず無垢の真鍮は選ばないことですね。
そもそも真鍮ではなく、鉄などを塗装した「真鍮色」でも良いと思います。
この照明、ソケット(青矢印)は真鍮色でそれを固定するリング(赤矢印)は真鍮です。
こうやって見るとほとんど区別つかないですよね。
ただ真鍮色もクオリティは様々…
左のテーブルランプ、Amazonで見つけて買ってみたのですが…
めちゃくちゃ安っぽい塗装で失敗。笑
まあ安いんですけどね、デザインはおもしろかっただけに残念。
写真じゃ分からないものですね。
右のキャンドルホルダーはIKEAです、こちらはとても良い感じ。
このように真鍮にこだわらなくても、出来のいい真鍮色なら変色せずにずっとこの美しさが続きます。
真鍮がいいのか、真鍮色がいいのか、自分のスタイルに合ったほうを選びましょう。
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