一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
↓バックナンバーは各カテゴリーから↓
先日完成したこちらのお家。
ガス管で作ったTVボードを壁に固定しています。
しかし引き渡し後に、
「やっぱりもう少しTVボードを長くしたい…」
とのご要望。
いくら事前に計画しても、実際に暮らしてみないと分からないことも多いですよね。
ということTVボード延長計画。
棚板を2m50cmまで延ばすのでガス管ブラケットを1つ追加。
最初は棚板にツーバイ材(ランバー材)という1枚板を使ってましたが、さすがにここまで長くなるとツーバイ材では反れたりするので、今回は集成材に変更。
見た目は集成材よりツーバイ材のほうが良いですけどね。
ただ用途によって使いわける必要があります。
TVボード取り付け完了。
棚板は床色合わせです。
ついでにテレビも壁にかけてあげました。
65型にもなると1人で作業するのはまず無理です。
おまけ作業のはずがTVボード取り付けより大変;
そして大いにもめたのがTVの取り付け高さです。
私的にはソファに座った時、目線がテレビ中央とほぼ同じくらいが良いのですが、それだとちょっと低いんじゃないかとか。
施主さん含め現場に4人いたのですが皆意見が合わない合わない…
そしてその後、大工、建築士、施主による大乱闘に。
というのはもちろん冗談ですが、何十分も決まりませんでした。笑
壁掛け金具は高さ調整できるものを購入しましょう。
(実際に高さ調整することはほとんどないと思いますが…)
このようにTVをかけたり、棚板を取り付けたりできるのが板張り壁のメリットの1つです。
ビニールクロスでも壁の下地に予め合板など使えば、棚板など自由に付けることができます。
ただ下地は基本的に石膏ボードのことが多いので、「後々ここに棚を付けるかも!」という場所には下地に合板を使うよう指示しておく必要があります。
防火の関係など、下地合板NGの場合もあるので早めに確認することが大切です。
関連記事
ランキング参加しました。応援よろしくお願いします。