一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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LDKってどれくらいの広さがあればいいのか…
悩みどころですよね…
ということで、16~29帖までのLDKを広さ順にまとめてみました。
広角レンズで撮影しているので、実際より若干広めに見えるかもしれませんが参考にはなると思います。
【16.0帖】
どちらも3.64×7.28の16帖で、LDKを直線に並べたスタンダードな配置です。
ソファの3人掛けは問題ありませんが、ダイニングテーブルの6人掛けはちょっと厳しいですね。
できればテーブル幅1300くらいに抑えたいところです。
両方とも梁を現しにして天井高2700くらいあります、もしくは吹抜けを設けることで圧迫感はかなり軽減されます。
【16.5帖】
こちらも直線的な配置ですが、リビング階段で吹抜があります。
LDKの端から端まで9.1mで、これくらいの長さが確保できるとソファやダイニングテーブル選びの幅が広がります。
ソファは3人掛けでダイニングテーブルの幅は1500ですが、狭い感じはしません。
テレビの位置が側面なのも多少影響していますね。
こちらの物件に関しては以下にも詳しく書いてます。
こちらも同じく16.5帖にプラス吹抜けです。
L型の配置ですが、ダイニングまわりがちょっと窮屈な印象でした。使えるダイニングテーブルのサイズも限られましたね。
【17.7帖】
ダイニングテーブルの片側を壁などに付けることで、省スペース化を図れます。
内装の色も暗めの色よりホワイト系を多用することで視覚的な広がりを感じられますし、何と言っても部屋が明るくなりますね。
【18.0帖】
このくらいの広さがあると、無理なくL型配置が出来るようになってきますね。
ウッドデッキに繋がる大きなサッシも視覚的な広さを演出してくれます。
ただ、飾りだけのウッドデッキなら不要です。
こちらも18帖ですが、ダイニングを設けないスタイルです。
ダイニングセットがないので空間は広く使えますし、家族の団らんにも適しているような気がします。
昔ながらのこのようなスタイルが、今後見直されるかもしれませんね。
【19.0帖】
デスクなどの家具を置いても圧迫感がありません。
キッチンに余裕を持たせたり、ダイニングリビングの以外の部分も出来ることが増えてきます。
【20.7帖】
17.7帖のLDKに3帖の畳スペース。
リビングの一角に少しでも畳が欲しいという方は多いと思いますが、トータル20帖程度確保できれば無理なく計画できます。
【21.8帖】
18.2帖のLDKに3.6帖の小上がり。
小上がりスペースはキッズスペースとして作りましたが、将来的には色々な使い方が出来そう。
【22.5帖】
LDKの幅が4.55mあります。
よって2600サイズのアイランドキッチンも対面方向に配置できます。
【23.0帖】
直線的な配置のLDKですが、キッチンはアイランド型でなおかつ横向き。
ある程度の広さが必要な配置になりますが、キッチンが主役のLDKにはオススメです。
【23.9帖】
吹き抜けも6帖以上あり、大空間です。
仕上げ材に重めの色や素材を使ってますが、圧迫感を感じないのはやはり広さがあるからでしょうか。
キッチンには作業カウンターを置いて回遊できる動線になっています。
【25.0帖】
22帖のLDKに3帖の畳スペース。
キッチンの奥行を2.7mと通常よりも広く取っています。
またダイニングテーブル幅1650、ソファ幅2100ありますが狭さは感じません。
一部天井を2.8m程度に上げることで、単調な空間にならないようにしました。
【26.1帖】
21帖のLDKに約5帖の畳スペース。
ダイニングなどは吹抜けになっていますが、畳スペースは天井高さ2.1mと低めです。
空間にメリハリが出るように、天井や床の高さを変えることは有効な手段ですね。
【29.0帖】
24.5帖のLDKに4.5帖の畳スペース。
2階リビングのため天井もかなり高めに取っています。
階段もリビング内にあるので、ここまでの大空間になると暖房などの計画も重要になってきますね。
以上、16物件をLDKの広さごとにまとめてみました。
家は単純に「広ければいい」というものでもありません。
自身の価値観や生活スタイル、もちろん予算も考慮しながら決めましょう。
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