一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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築34年の木造住宅。
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サイディングの外壁がかなりやられています…
特に手前側の剥がれがヒドイですね。
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外壁カバー工法(重ね張り)
既存の外壁の上から新たな外壁を張る工法で、コストを抑えることができます。
ここではガルバの横張り(エバールーフ)にしました。
1階減築の2階増築で、駐車スペースを1台分を確保。
玄関ポーチ&デッキに屋根をかけ、僅かですがカバードポーチも作れました。
既存を活かしながらも問題解決する、これがリノベの楽しいところ。
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こちらは杉板の重ね張り。
ガルバにも杉板にも共通していること、それは素材の軽さです。
サイディングの外壁に更にサイディングを重ねると、建物の自重はかなり増加します。
よって建物への負担増、耐震性低下を招くことにもなります。
重ね張りする素材は軽いことが鉄則です。
そして、外壁が痛んだり汚れてくるとやってくるのが、外壁リフォームの訪問販売。
「新商品を使ってほしいので、通常は500万ですが今なら300万で出来ます!」
ワケの分からないモニター価格(?)を持ち掛けてくるので注意。
「お!これは安くてお得!」
と、思わないでくださいね。
アンカリング効果と言って、最初に500万という高額な価格を掲示することで300万をお得に感じさせる、初歩的な心理テクニックですので。
その他にも、
「足場代無料にします!」
(足場代は外壁工事に上乗せしてある。)
「今この地域で無料点検をしています!」
(点検商法。後々不安を煽ってくる。)
外壁の訪問販売は追い返してOK。
高齢者はこの商法に引っかかりやすい傾向にあります。
是非離れて暮らす家族にも注意喚起を。
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