ご覧いただきありがとうございます。
一級建築士である私自ら設計&デザインした物件について書いてます。
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AM9:30 冬の窓際。
太陽高度も低くなり、我が家の東南の窓からはたくさん日差しが入るようになりました。
南面の窓は庇を付けることで、夏の日射を防ぎながらも冬には日差しをたっぷり取り込むことが可能です。
とくに太平洋側などで冬も日射が期待できる地域の方は、この太陽光を上手く使いましょう。(残念ながら私は日本海側の北陸地方…)
ではサーモカメラで同じ場所を撮影。
こうやって見ると、太陽光のパワーがより分かりますね。
実際はもう少し温度は高いように感じます。
簡易的なサーモカメラなので、表示温度はあくまでも目安。
実際使ったのがコレ。スマホに装着するだけなので操作も簡単です。
この日は朝方、外の気温は5℃前後まで下がりましたが、撮影した時間帯は10℃くらい。
室内は無暖房でも温度がどんどん上がっていきます。
9時頃に19℃前後だった室温は、10時半には22℃くらいまで上昇。
(今度細かいデータを取ってみます)
恐るべし、太陽光。
それもそのはず、
冬の南面の窓って、電気ストーブ並みの熱エネルギーを持っているんですよ。
まさに電気代無料のストーブ
しかも心地いい暖かさ。
このように太陽や風など、自然を活用する設計をパッシブデザインと呼んだりします。
高価な冷暖房機器に頼る前に、まずは自然エネルギーを使いましょう、ということです。
ちなみに勘違いされがちですが、太陽光発電はパッシブデザインとは異なります。
この手の設計や提案は、ハウスメーカー弱いですね…
そもそも知識すら持ってない人も多いです。
逆に工務店や設計事務所は強い会社が多い印象。
強すぎてしつこいくらいのとこも(笑)
私は省エネも大事だけど、意匠性もこだわりたい派の建築士です。
気に入らないデザインにしてまで、省エネを追及したいとは思いませんが、デザインに影響がなければ積極的に省エネやパッシブも取り入れたい。
この考え方は人それぞれで、正解はありません。
自分がどのような暮らしをしたいのか。
自分にとって快適とは何なのか。
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