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一級建築士である私自ら設計&デザインした物件について書いてます。
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先日、どなたかのブログにこのようなことが書かれていました。
打ち合わせで、内装などの仕様を決めたらハンコを押させる。
そしてその後は、基本的に変更させない。
なるほど、
こういうやり方のハウスメーカーもあるんですね。
(いや、もしかしたら多くのハウスメーカーではこれが普通なのかも)
たしかにハウスメーカー側にとっては、都合のいいルールです。
少しの変更であっても見積もりを取り直して、それを図面に反映させたりと以外と大変なので、その気持ちはよく分かります。笑
お施主さんにしてみたら「ちょっとした変更」ですが、住宅会社にとってはけっこうな負担になるんです。
それも家づくりの後半になればなるほど、変更の負担は大きい。
でもですね、
そりゃ一度決めたことでも、変更したくなる時だってありますよね?
特に内装なんて、図面上で打ち合わせしてその時は「いいなあ」と思ってても、いざ実際に工事が進んでいくと「あれ?なんか違うかも…」と感じることもあるはずです。
しかし、「内装確定のハンコ」を押してることで変更ができないとか辛すぎる…
(追加費用を支払えば出来るのかな)
実は、
「あれ?なんか違うかも…」と思うことは、なにも施主さんだけではありません。
設計士や営業も同じです。
工事が進み実際に現場に立ってみると、そこで初めて気付くこともあるのです。
そして、その後の対応は二通りに分かれます。
①
当初決めたとおりの仕様を貫き通す。
②
変更の提案をする。
正直、「確定のハンコ」を押させるハウスメーカーは①だと思います。
そもそも変更はさせたくないというスタンスですから。
うちの場合はもちろん②です。笑
いくら一度決めたからといって、「違うな…」と思いながら工事を続けるのは苦です。
なのでお施主さんから指摘がなくても、こちらから変更の提案をすることがあります。
一度決めた仕様を覆し、お施主さんを説得するのは労力がかかります。
それでもお施主さんにとっては結果的にプラスになるので、避けては通れません。
このように対応が二通りに分かれる根本的な原因は、やはり住宅会社の経営理念だと思います。
「家を売ること」だけが目的の場合、とにかく契約を急がせたり、今回の記事のようになるべく変更させない、ということになりがちです。
仮に営業個人が「いい家を作ってあげたい」という気持ちがあっても、
営業成績や会社の方針などの狭間で葛藤することに…
良い営業ほど悩んでるかもしれませんね。
まあそのような人は、もっと伸び伸び出来る会社に移ると思いますが。
ハウスメーカー選びは難しい。
さらに良い営業が担当になるか分からないので、尚更です。
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