豊後梅を収穫しました。
少し早いけれど、梅雨に入る前に採りたかったのです。
脚立の上から、下を見ると、いつも見上げてくれていた父の姿はもちろんなくて。
ちょっと泣きそうになりながら、棒を振るいました。
危ないから、見ているから。
と、ついでに剪定する私の落とす枝を拾ったりバケツを運んでくれたりした。
収穫が少なくって落胆する私に、知人の家から青梅をもらってきてくれたことも。
お父さん、今年は豊作で使いきれないほど採れました。
父が作っていた梅シロップを、いつからか私が漬けるようになり、できたものを届けていました。
いつかの父の日にあげた父の梅割り器を使って仕込んだ瓶は、仏壇のある和室で父に見守られながら美味しいジュースになるカウントダウンを始めています。