かぼちゃが煮溶けてしまったけど、それもまた美味しいのです。
寒くなると食べたくなる、おほうとうは郷土料理です。
きのこを数種類、里芋、大根、人参、油揚げ、豚肉、葱、そして欠かせない大量のかぼちゃ。
だしと、味噌で味を整えます。
実家ではなめこも入れて、ぬるぬるとろとろどろどろが美味しかった。
子どもの頃はおほうとうの麺があまり好きでなくて、ママは普通のコシのあるうどんを入れてくれていたこともありましたが、今はびろびろーんと煮込んだ太いほうとう麺が好き。
こちらではおほうとう、と「お」をつけて呼びます。
おほうとうはおほうとうであってほうとうではありませんのです。
ほうとう。
言いにくい・・・。
お店で食べるものではなく、完全なる家庭料理。
その昔、他県からのお客さんを案内して専門店で初めて食べたとき、その値段の高さとよそ行き感に驚いたことがあります。
ううむ、半額でいいよね?
それぞれのお家の味があり、冬にお友達のお家でご飯を頂くとよく出てきたものでした。
一方でB級グルメグランプリ1位になった鳥もつは、家庭料理ではない、というややこしさ。
実は、翌朝に鍋に残った冷えたものを食べるのも好き。
温めて、と言うママに隠れて黄色いどろどろをずるっと盗み食いしたものです。
周りにも、「翌朝の冷えたやつ、好き〰️!」と言う人が多くて、妙な仲間意識に盛り上がる、県民あるあるなのでした。
ああ、暖まった😉
