お姉ちゃんとしては、意地悪をしているつもりはなくても、結果邪険に当たってしまうことも。
優しい気持ちでないと、お仏壇のチーンは綺麗な音が出ないのよ。
と教えると、慌ててリンを叩く1号。
私は見えないようにリンを押さえて、鈍い音が出ました。
はっ!(驚)とした表情の後、
「ヤサシイキモチ、ヤサシイキモチ、ヤサシイキモチ」
と呟き、もう一度恐る恐る叩く1号。
今度は、
「チーン」
と澄んだ音が長く響きました。
2号がそこにやってきて、1号が握るリンのバチを奪おうとすると、はい、と差し出して与えていました。
昨日は、やめてようー、と怒っていたのですが。
ヤサシイキモチ。
私も明日から呟きながら過ごしてみようかな。
リンが美しい音をたてるよう。