11月始めに収穫、皮剥き、吊るした干し柿。
連日の高温と、雨天続きで大変なことになりました。
県内ニュースや新聞で連日取り上げられましたが、カビです。
干し柿のブランド地となっているこの地域一帯、どこもカビのために、生産を途中で中止しています。
廃棄です。
重機で穴を掘り、捨てているようです。
義実家でも同様。
お義父さんと私で大変な思いをして吊るしたなげしの柿のカーテン↓は、
既に全て外され、捨ててありました。
お義父さんお義母さんががっかりしているだろうと、行ってみました。
「仕事がなくなって、せいせいしてるよ」
なんて言っていましたが。
45年作ってきて、ここまでのことは初めてだそうです。
二人が力を落として、病気にでもなったらと心配です。
出荷は全くできないことになりました。
どこのお宅も同様です。
工場のような屋内で、温度管理をして作っているような業者さんは別ですが。
農協の補償もないそうです。
桃も3割、柿は全滅と、今年の果樹王国は自然にやられました。
温暖化のせいでもあるようです。
私もがっかりです。
今年も仕事を覚えるつもりだったし、
それ以上に美味しい干し柿を楽しみにしていたのに。
ひっそりと静まりかえる、曇天の集落でした。