畑作業に没頭していると、プップーとクラクションが鳴り、
軽トラックで師匠が登場。
「お~い!がんばってるな~!」
「おじちゃ~ん♪」
弟の幼馴染のパパであり、
私の先輩のパパでもあり、
私のパパのゴルフ友達でもあり、
我が両親と仲良しご夫婦でもあるおじちゃんです。
地元農協組合の一番偉い人でもあり、
地元体育協会の偉い人でもある。
耕運機のオイルを換えてくれたり、
弟くんのおうちの壁に這うバラの剪定をしてくれたり、
かっこいい機械であっと言う間に雑草を刈ってくれたり、
いつも大変お世話になっているのです。
困ったことがあると、
畑から長靴で、「おじちゃ~ん」と家まで行ってしまう私。
私の努力の成果である畑の成長具合を、
言葉を惜しまずほめてくれました。
(・・・おじちゃんだけだよ、ほめてくれるの。涙)
今日は歩いておじちゃんの畑へ。
すぐ見えるところにあるのに、行ったのは初めてなことに我ながらびっくり。
日差しを遮る葡萄棚をくぐってくぐってくぐったところに、明るい野菜のスペースが。
まるで秘密の花園です。
(連れはおじちゃんだけど・・)
綺麗に育った大根やターサイ、白菜たち。
りんごや柿の木もあります。
考えたらこの広い葡萄畑も野菜も、おじちゃんが一人でやっているのです。
「一人でできる範囲しか作らんよ」
と言うけど、他にも山の方にもいくつか畑があるはず。
来年は葡萄手伝うから言ってね、
と言うとおじちゃんは嬉しそうでした。
かわいがってくれた大好きな一つ年上の先輩は、
東京で就職し、結婚してセレブ生活をする地元の星☆
なかなか帰って来れない娘代わりにお手伝いさせてほしいな。
秋祭りでお振る舞いに出すと、おばちゃんの指示で枝につけたままだったピオーネをいただきました。
もうどこの畑でも見られないものです。
おじちゃん、おばちゃんに怒られないのでしょうか?
そしてもう一種、同じく枝につけたままだったナイアガラは、本来真緑なのですが琥珀色になっています。
甘くて甘くて、そして独特の高貴な香りがふんわり漂います。
貴腐葡萄の一歩手前状態。
師匠、楽しいひと時をありがとうございました。
