ペイマンションホテル④ | りうりー的房間

りうりー的房間

個人的、記録的、日記的、な。

大きくはないが、重厚で、古い調度品に囲まれたロビーは、

陽光が射しこんで明るい。

深々としたソファに座り、雑誌を読むこともできる。



りうりー的房間

壁面には往時の貝氏一族や、ここで催された晩餐会の写真などが飾られていた。


敬愛する宋慶齢の誕生祝いに撮られたものもあった。



りうりー的房間

美しく手入れされた庭の芝生も青々としている。

周囲はマンションやビルに囲まれているが、空気が違って感じられた。

喧騒も届かない。


りうりー的房間

一方通行の道に面し、アプローチも長い。


チェックアウトの際、タクシーを、と依頼すると電話で手配をし、にこやかにソファを勧めてくれた。

しばしの後、タクシーを玄関前に誘導したベルボーイの笑顔に送られてホテルを離れた。


中国一サービスが良い、と人気の火鍋屋にも、コンビニにも、ご希望なら夜な夜な西洋人が集うクラブにも近い。

100mも歩かずに南京西路に出る。

静安寺駅にも程近い。


立地は抜群、で静謐な時間が過ごせる。

スタッフは極めて感じがよい。

朝食は部屋にトレーで運んでくれる。


帰国してから気付いたのだが、どうやら部屋はアップグレードされていたようだ。

「agoda」から¥13300で予約したのだが、¥17600の内容だった。

チェックインに同行していた弟くんは、

以前宿泊を考えていたことがあったらしく、結局大手外資系ホテルに泊まったことを激しく後悔していた。


間違いなく、良いホテルだ。


再び上海を訪れるときには、必ずこちらへ泊まるだろう。

日本ではまださほど知られていない。

滞在中、日本人どころか、宿泊客と遭遇することもなかった。

静かさを保ってほしい。