スーパーで見つけた坦々面の素(担担?どっち?)。
一番上に書いてあるのは「龍抄手」という文字
これ、私の第二の故郷、四川省は成都にある小吃のお店の名前です。
初めて中国を訪れた、もう二十年も昔のこと。
仕事で在留していたパパに連れられて行ったのが最初。
いや、パパの中国人の生徒さんだったかな?
その後、私自身が住むことになり、繁華街で軽く小腹を満たすのに使っていたお店です。
正直特別美味しいわけではないのですが、
庶民的でごちゃごちゃした食堂風な雰囲気が楽しいお店。
プラスチックのお椀にぐしゃっとワンタンが盛られている、的な。
まさか、今、この街のスーパーで買えるとはねえ。
作ってみました。
本場四川の坦々面は汁がありません。
小さいお椀に盛られているのがスタンダード。
だって辛いから。
たくさんは食べられない。
日本では未だ、汁なし坦々面を食べたことがないのです。
どこかにはあると思いますが。
挽肉を炒めて、調味料をかけるだけ。
麺は、本場のに近い・・・と考えて、うどん乾麺(細め)を。
混ぜます。
赤くなります。
一口すすって、あれ?辛くない。
の、後、・・・・・激しくむせました。
むせ続けました。
ええ、本場では、すすりません。
汁もないし、むせますから。辛さで。忘れてました。
むせ続けて、涙がにじんで、ああ、この感じ。
と懐かしくなって後の感想。
やはり、「龍抄手」は今ひとつ。
坦々面は「成都坦々面店」か、今はなき「番茄じぇんたんめん屋」のでなくては。
懐かしさと食べたさがつのりました。