Glasp x IP | The U.S. Patent Practice

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米国での特許実務に役立つ情報を発信しています。

昨日のすごい知財Expo2025 事前セミナーでご紹介させていただいた Glaspにつきまして、Blogで少し補足させていただきたいと思います。

 

※なお、当方は、Glaspさんの回し者や代理人というわけではなく、実務で使っているということと、シリコンバレーの日本人によるスタートアップということで、創業者に確認いただいた上で、推し活させていただいております。

 

Glaspは、SafariまたはGoogle Chromeのエクステンションとして動作し、Web上の記事やPDFに対して、ハイライトをすることができます。

 

Web上の判決文(PDF)をハイライトした様子↓

 

ハイライトした内容は記憶され、後日そのサイトにアクセスした際には、ハイライトされた状態で表示されます。さらに、ハイライトした箇所は、URLとともに、自分のダッシュボードで確認できます。

 

ダッシュボード画面↓

 

 

 

AmazonのKindleのハイライト機能を使用されたことがあれば、ピンとくると思います。

 

私が気に入っている使い方は、CAFCの判決文で、実務(審査官への反論)に使えそうだなと思った文言や、記録しておきたい文言について、色分けしてハイライトしておくことです。いちいちブックマークしたり、PDFをローカルに保存する作業から解放され、論点と事件を整理するのに役立っています。

 

また、ハイライトした箇所に基づいた自身のAI Cloneに対し、質問を投げかけることができます。

 

 

この程度の簡単な質問なら、Googleあるいは汎用の生成AIツールにでも聞けばよいのですが、自分がハイライトした部分もソースとして表示してくれるので、裏どりする必要性がない点、個人的にメリットを感じております。

 

Glaspだけでなく、他に知財業務に応用できるAIツールはたくさんあると思います。もしよいツールをご存じの方はぜひご教授ください。