音源について | キッド(@ぽんちゃん)のうつな日々

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うつ病と糖尿病になってしまった私。
日々の生活や、思ったことを書いてます。・・・(since 2010.01.26)

音源について思ったことを書いて見る。

音源とは、今だとCD、SACD、DVD、ハイレゾ音源などのデジタルもの、
昔だと、レコードだと思う。(カセットテープもあるけど)

さて、この音源の元はというと、レコーディングされたマスターテープである。
このマスターテープは、楽器やボーカルなどを個別に録音した32トラックや
64トラックテープから(今はテープじゃないかもしれないが)、ステレオ2チャ
ンネルにトラックダウンされたもの。
ここで、楽器の左右配置やボーカル位置、コーラス位置、さらに低音高音
などの大きさを決定するわけである。

つまり、ここで低音を小さく、他の音を大きくしてあれば、元々低音が小さい
音源になるのである。

自分は、去年あたりにその事を理解した(恥ずかしながらである
たとえロックの音楽であっても、元々低音が小さいなら、出てこないのは
当たり前なのに、「ロックは、低音が出るもの」とずっと思っていたのである。

昨年初めに、「これからはヘッドホンリスニングしよう」と思い、色々とヘッド
ホンのレビューをネット(特に価格ドットコムのレビュー)で読んでいた。
そして、いきなり1万円以上の機種を使っても、良さがわからないと思い、
そこそこ評判のいい、オーディオテクニカのATHーAD500Xを購入した。

そのヘッドホンをCDプレーヤーDENONのDCD-755SEのヘッドホン端子
に直差しで、例のロックCDを聞いてみて、初めて元々低音が絞られてる
音源だと分かったのである。
それを、「システムのドコが悪いのだろう」と一生懸命考えていたのだから、
馬鹿者である自分は
でも、それは、歌手やディレクターなどが、考えぬいて、そういう音作りを
したということであって、何か問題があるわけではない。
聞くがわも、低音ドカドカが欲しければ、トーンコントロールのBASSを上げ
ればいいのだ。何も無理をして、ソースダイレクトを選ぶ必要もない。
実際、スピーカーで小音量で聞く場合、スピーカーからは低音から高音
までフラットに出ていても、人間の聴覚の方は、低音高音が聞き取りづら
い特性なのは明らかであるので、ラウドネススイッチが付いている。これを
ONにすれば、低音と高音が持ち上げられて、小音量でも全体にフラット
に聞こえるわけだから。

音楽は、楽しく聞くものだから、聞く側が、自分の好きなように、音作りを
してもいいのだ。ということ。
それと、マスターテープと同じ音を聞くことが出来るのは、その音を作った
スタジオだけだということ(厳密に言えば)。