この美しい建物が立ち並ぶ通りはガリバルディ通り(Via Garibaldi)です。
右中央にある通り名の表示には、ガリバルディ通りの下にはSTRADA NUOVA=「新しい通り」と書かれています。ジェノヴァの世界遺産である「Palazzi dei Rolli」の多くが建てられているのが、このガリバルディ通りです。
豪華な邸宅が両側に並ぶ、まっすぐにのびる道。圧巻でした。
この通りには、ジェノヴェーゼ貴族の中でもより財力と権力を備えた者たちの豪奢な私邸が並んでいます。16世紀、ジェノヴァ共和国が要職にあるお客様を迎えた際に、これらの邸宅はそのお客様をもてなすように指定されていたそうです。
その指定された邸宅はまとめて「パラッツィ・デイ・ロッリ(ロッリの邸宅群)」と呼ばれており、2006年に世界遺産に登録されました。
美しい装飾が施されている邸宅ばかり。
通りから中庭まで自由に入れるようになっている邸宅もたくさんありました。
美しい天井装飾。
でも門扉はかなり重厚でおまけに鋭い装飾が施されていました。敵から身を守るためでしょうか。
こちらの邸宅も素晴らしいデザイン。
数百年前は、この通りを貴族の方々が馬車や馬に乗って通っていたのでしょうか。
この建物はMUNICIPIO=市役所です。素晴らしい!
ガリバルディ通りでひときわ目立って、華やかさな印象を与えるのは、その名の通りに赤い色の建物のパラッツォ・ロッソ(赤の宮殿)。素敵でした。
この邸宅群はガリバルディ通りに最も多くありますが、そのほかの地区のものと合わせ、全部で42か所がるそうです。そしてそれらのほとんどが官庁組織・各種銀行・一般オフィス・一般居住地として使用されているそうです。
本当に素晴らしかったです。