フランスにいる、私の大切なソウルメイト、ジャクリーン
美しいものに対する審美眼を持つ彼女に、どんなお土産を持って行ったらよいか、毎回楽しく悩んでいます。
以前、浅草の「文扇堂」さんの扇子
をプレゼントしたらものすごく喜んでもらえました。
しかし、その後なかなかこれを超えるヒットがない。。。困ったなあと旦那さまに相談したら、
「英語で、磁器をchinaと呼ぶのに対して漆器をjapanと呼ぶでしょう。やっぱり日本といえば漆なんじゃない?」とのヒントをくれました。
そうか、漆か。
前に一度銀座で京都の漆屋さんにフラッと入ったら、ものすごく感じのよい京都弁の女性がいたなぁ・・・と思い出し、早速伺ってきました
うるしの常三郎
東京銀座店
東京都中央区銀座5丁目6-12みゆきビル1F TEL 03-3572-2233
営業時間 11:30~19:30 定休日・毎週火曜日
お店には、美しい漆の商品がたくさん並べられていました。数百円のスプーンからあります。
もちろん、こういった美しいお棗もありました。
本当に素敵 この上質さはジャクリーンにならわかってもらえるはずです。
常三郎さんでは、職人さんが一つ一つ心を込めてつくられた、日本製の漆器を扱っていらっしゃいます。
美しい数々の漆器の中から、私が選んだのはこのお椀。
やはり伝統的なお椀のフォルムはとても美しい。赤と黒の艶やかな漆も気に入りました。
漆器は手で持っても中のものに熱が伝わりにくいので、たとえばアイスクリームなどをいただくのにも適しているんだそうです。
私はこの盆とスプーンも一緒にいただくことにして、プレゼントがようやく決まりました
私が気に入ったお椀。少々お値段が高くて、プレゼントにはできなかったけど、素敵だったなぁー。
このお椀も素敵でした。
常三郎さんでは、他のデパートなどより随分お安く出してらっしゃるそうです。
その価値がお分かりになる方は即決なさるとか。
また、外国のお客様も多いそうです。想像通り、フランスの方は自分のために、良いものを選んでらっしゃるようです。
この日は美しい漆器をたくさん見せて頂いた上、お店の方と楽しくおしゃべりさせていただきました。
お店の女性は京都から長期でいらしているそうで、とにかく漆が大好きなんだそうです。
お若くて、上品で、京都弁の可愛らしい方でした。
漆のことを語るときの彼女のキラキラした表情 忘れられません。
職人さんが丁寧につくられたものを、彼女のような方が丁寧に売っておられ、本当に素敵なことだなあと感心しました。
手に持ったときのしっとりした感じは工業製品とは全く違いました。
良いものを選べて本当によかったです 渡すのが楽しみだなぁ