それでは今回の旅行記をスタートさせます
今回、行きの便は羽田を夜中に出発するJAL便を利用してみました。
我が家からは成田もさほど不便ではないため、羽田であることにはそれほどメリットはないのですが、夜中の便であれば、金曜の仕事を終え、家にいったん帰ってシャワーを浴びてから向かっても余裕で間に合いますし、土曜日の朝パリにつ着けるので効率的かなーと思ったのです。
よかったのは、こちらの夜の時間帯に飛べるので、向こうについてからの時差ぼけが少なかったこと。
そして、やはり一度家に帰ってから準備をして飛行機に乗れたので、体もサッパリできたこと。
ただ、パリに早朝着いたため、その後すぐにはホテルにチェックインできず、荷物だけ預けて街へ繰り出すことになり、その点だけがちょっと・・・でしたが、もしもそれなりのホテルに泊まれば早朝であってもホテルへ入れると思います。
私の場合は、民宿みたいなホテル(よく言えばプチホテル)に宿泊したため、チェックインは午後2時以降だと言われました。ただ、これも想定内だったので、荷物だけ預け、早速出かけました。
私は飛行機の中でたっぷり寝ていたのと、パリに着いてウキウキしていたので、意外と苦にならなかったです
ホテルに入れなかった場合、是非行こうと計画していたのが「ヴァンヴの蚤の市」。
昨年、クリニャンクールの蚤の市へは行ったので、今回はこちらをのぞいてみようと思っていたのです。
蚤の市は、土日の朝がメインというところが多く、こちらもそうなので、早朝パリに着く私にはちょうどいいんですよね。でなくちゃ、そんなに早起き出来ないし
メトロ13番線、Porte de Vanvesを降り、例によって少し迷ってから到着。
あ、駅のすぐ近くなので、普通の方でしたら迷わないと思いますよ。ご安心を。
通りの両側に、たくさんのお店が並んでいました。
取り扱っているものもさまざまでした。
中には???と思うものもたくさんあるのですが、それらをジィーーーっと熱心にご覧になっている方もおり、古いものを大事に慈しむ文化を素晴らしいと感じました。
それにしても、自転車の車輪ひとつを買おうとしていたおじさん。。。。どんな風に使うのか、先々まで追っていきたいくらいでした。
きっと素敵なイマジネーションがわいているのかもしれません
とにかくいろんなものがあったのですが、もしも持って帰ることを考えずに済むならば、欲しい陶器やグラスもたくさんありました。
陶器で有名なカンペール地方の焼き物もたくさんあり、素敵でした。
アンティークの花柄のお皿なんかもセットで売られていました。
でも、値段はそんなにびっくりするほどは安くないと思いますよ。
だって、見るからに素敵でしたもの
絵画や額縁もたくさんありました
私はこの写真たてが気に入り、小さなものを買いました
売ってたのはこのおじさん。
初めてフランス語の数字を口にし、おじさんと会話でき、すごくうれしくなりました。
ちなみに、フランスの蚤の市では、そんなにめちゃくちゃまけてくれるってことは無いらしいです。
でも、最初に言われる金額も、まあ、妥当だと感じるので、納得できます。
そしてこちらのお店もすっごく素敵でした
アンティークのアクセサリー、素敵でしょう
売られているものが、どれもセンスが良いと感じました。
私が買ったのは、こちらのカメオ風リング。
うっかり逆さまに指輪をつけて写真を撮ったので、変な角度で失礼します
このお店を開いていたマダム曰く、彼女も自分の目で選んで安く買い集めてきたものばかりとか。
多分アメリカ人だと思う方が、値切ろうとしていたのですが、彼女がそのように、絶対高くないはずと自信を持っていい、値切りに応じていませんでした。
事実、私が買ったようなリングは、数日後パリの街中で3倍以上の値段で売られており、そんなことならこのお店でもっともっと買っておけばよかった・・・と思った次第なのでした。
着いたばかりに行ったので、、まだパリの市場価格が頭に入ってなかったんですよね。
やはり、蚤の市は気に入ったものが見つかれば、とてもお買い得だと感じましたよ
あと、すごくびっくりしたのがこちらのスプーン
カトラリーばかり扱っているお店があり、ふと目に留まって手にしてみたところ・・・
なんと裏側に、「NAGASAKI」と彫られているではありませんか
そして、もち手の部分は何となく龍みたい。
私のつたないフランス語でお店のおじさんにお聞きしたところ、昔々、長崎でつくられたものが、ヨーロッパへ渡ってきたものだろうとのこと。
それにしても、それをまた日本人の私が手に取るなんて面白いねぇ。。。なんておじさんと会話しつつ、(というか、会話できたつもりで。。。)結局こちらも買ってしまいました。
というわけで、この蚤の市、私はかなり楽しめましたよ。
私は次回も行って掘り出し物を探すつもりです