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書物と暮らす日々

書物と暮らす日々をつづります。

[英語学習法] ブログ村キーワード

図書館でたまたま目についたので、『英語のたくらみ、フランス語のたわむれ』という本を借りてみた。英文学と仏文学の研究者が、語学とか文学とかについて対談している本。

専門からわかるように、会話の内容は文学に偏っていて、語学もあくまで文学研究者育成という観点から論じられているような気がする。

しかし、現在日本で英語を学んでいる人々のうち、どの程度が文学作品の翻訳をするための英語を目標にしているというのか。

英語学習に関する発言についていえば、ちょっと視点がズレているなという感じがする。
[目録] ブログ村キーワード

小倉貞秀『ブレンターノの哲学』という以文社から出ている本をアマゾンで探してみたら、なぜか書籍がヒットしない。1986年出版の本なので古すぎるのだろうか?

そういえば、以前も以文社の本を検索したところ、アマゾンで該当書籍がヒットしないということがあった。あれはたしか、『カントとドイツ近代思想』だったと思う。そういえば、こちらも編者が小倉貞秀だった。

気になったので以文社のウェブサイトを調べてみたが、該当する書籍はいずれも目録に掲載されていなかった。これは版元も品切れということなのだろうか?

それにしても書誌データすら掲載されていないのは気になる。

古書で定価以上の価格で購入するのも癪だし、どうしたものかなぁ。

[自死] ブログ村キーワード

上田健二の『生命の刑法学 中絶・安楽死・自死の権利と法理論』が品切れ・重版未定になっていることに気づく。ミネルヴァ書房から2002年に出ていた本書を、学部生の頃に図書館で読んだ記憶がある。

今あらためて読み返したいなと思い、古書を探してみたところ、なんと定価の2倍、1万4~5千円が相場になっているようだ。

アマゾンのマーケットプレイスだけではなく、「日本の古本屋」などのサイトを見てみたけど、軒並み定価の2倍弱だった。

うーむ、たしかに学術書は品切れになれば一気に値段が跳ね上がるものだとはいえ、本書にそれほどの需要があるとは考えにくいんだけど。

あるいは私が意識していないだけで、本書は医事刑法や自己決定の問題領域で高く評価されているのだろうか?

いずれにせよ、これは由々しき事態だと思う。

ミネルヴァ書房はすみやかに重版かけたほうがいいんじゃないかと。

まあ、10年近く前の本だから、明らかに議論や法制度に変更があるはずなので、できれば補訂版とか改訂版が欲しいところだけど。

と思ったら、そうか、上田健二先生は既にお亡くなりになってるんだっけ。だから重版掛けないのかな。

しかし、このまま入手できなくなるのはとても残念だし、どうにかして欲しいところです。