先日の「瀬戸先生への公開質問
」のエントリーでは、「朝木市議万引き事件・転落死事件 まとめWiki
を作成するために様々な資料に当たっていると、色々と気になることが出てきます」と書きました。何が気になるかというと、瀬戸先生の「現職警察官の内部告発」の内容はかなり衝撃的なものではあるのですが、7月29日に発表された内容と、その他の瀬戸先生の行動にギャップがあることです。本日以降のエントリーでは、このギャップについて議論します。
さて、既述のように、瀬戸先生は、7月30日のエントリー「朝木明代さん不審死事件
」において、「現職警察官の内部告発」について次のように言及しています。
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「私が何故、この事件を取り上げてこのような訴えに立ち上がったのか?」
「それは内部告発です。現職の警察官から、この事件をこのままにしておくことは出来ない。これは自殺などではなく殺人事件であり、3人の犯人と思われる人物の特定もなされていました」
「しかるに、創価学会の信者と見られる検察官からの捜査打ち切りによって、真相は闇の中へと閉じ込められたのです。瀬戸さんたちがこの問題に火をつけて下さい。騒ぎが大きくなれば、隠された真相はやがて明らかになるでしょう」
「もう、時効まで2年と迫っています。頑張って下さい。社会の巨悪を眠らせてはいけない。我々も協力します」
私が100%の確信をもって今回この事件を取り上げ、そして検察庁への捜査のやり直しを要望する理由はこの点であります。
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この記載からは、
(A)故朝木明代氏転落死事件に着手した理由は「現職警察官の内部告発」があったからである。
(B)瀬戸先生は、この事件について100%の確信を持っている
ということが読み取れます。
しかし、残念ながら、これらの記載は、以下に議論するように、前後のエントリーの内容と一致しないと考えられ、完全に信用するわけにはいきません。このエントリーでは、まず、(B)について考えて見ます。瀬戸先生は、この事件について100%の確信を持っているとおっしゃっていますが、8月6日のエントリー「朝木明代東村山市議不審死事件(2)
」においては、西村修平氏に届いた手紙の画像を示しながら、次のように記載しています(注:(2)は、原文では丸数字の2)。
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上の画像にもあるように、これ(注:故朝木明代氏の両腕についた圧迫痕のこと)を同僚の仕業としているのです。
しかし、これは故朝木さんの両腕についた圧迫痕が、人為的につけられたものであることを創価学会側も主張しているということです。
この主張が以前からのものなのか、私がこの問題を強調して演説したが故に、このような主張に摩り替えてきたのか?
私はこの問題を以前から調査していたわけではないので知りません。
土曜日には東村山市に出向いて現場を見たり、この問題を告発している方々からの話を伺います。そのレポートはその調査の直後にまたお知らせ致します。
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赤字は、筆者が注目しているところです。瀬戸先生は、「100%の確信を持っている」とおっしゃっていますが、上記引用部分の最後の2文に注目すると、残念ながら、次のことは確定的だと思われます。
(1)瀬戸先生は、少なくとも8月5日の段階では、故朝木明代氏転落死事件について多くの知識をもっていたわけではない。
(2)瀬戸先生は、故朝木明代氏転落死事件について、長期間調査を行ったわけではない。特に、現地調査や関係者への取材を充分に行ったわけではない。
これは、「現職警察官の内部告発」を公表する7月29日以前に、「現職警察官の内部告発」の内容について、完全に裏をとったわけではないということを示唆しているでしょう。
なお、この記載からでは、瀬戸先生が内部告発者が「現職警察官」か否かの確認をおこなったのか?という疑問については不明であるとしかいいようがありませんので、まだ、「現職警察官の内部告発」が完全にガセネタだと断定はできません。しかしながら、瀬戸先生が「100%の確信を持っている」とおっしゃっているのは、自己の調査に基づいているわけではなく、「現職警察官」が言ったことを根拠としていることは強く推測されます。
というものの、瀬戸先生は、「現職警察官の内部告発」について、裏づけのための調査を行ったとも行わなかったとも言っていません。そこで、違う観点からも考えて見ましょう。即ち、「現職警察官の内部告発」が何時あったのか、ということです。完全な断定はできませんが、「現職警察官の内部告発」が7月29日に近い日時であるならば、裏づけ調査を行う時間が充分にないので、この点からも「現職警察官の内部告発」についての裏づけのための調査が適正になされていないことを補強する材料になり得ます。更には、「現職警察官の内部告発」が7月1日(瀬戸先生が、最初に故朝木明代氏転落死事件について再捜査の要望書を提出すると表明した日:瀬戸先生のブログの7月1日のエントリー参照
)よりも後であることが確認できれば、これは、上記の(A)の検証にもなり得ます。即ち、瀬戸先生が、故朝木明代氏転落死事件に着手した理由が、「現職警察官の内部告発」ではなく、他の要因であることが明らかになります。
私は、既に10月15日のエントリー「衝撃の内部告発まで
」において、「『内部告発』は、7月19日以降7月27日までの間である可能性が高い」と書いていますが、次のエントリーでは、「現職警察官の内部告発」が、少なくとも7月19日以降であると判断できる根拠を新たな判断材料を加えて書いていきたいと思います。
【追記】
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