内部告発Returnsシリーズの記事を執筆し始めた一つの理由は、もう一度冷静な目で「現職警察官の内部告発」について検討したいと考えたからです。前に執筆した『罪深き「内部告発」』シリーズ(参考リンク:http://ameblo.jp/p2c/theme-10009166583.html )は、冷静な気持ちで書かれていないところが致命的です。本当は黒歴史にしてしまいたい・・・。まあ、私はプロの物書きではないですし、ブログ初体験だったので仕方ないと思って許して頂きたいです。どうも私には、感情を交えず淡々と書くスタイルのほうが合っている感じがします。


 もう一つ理由は、現在持っている知識で、もう一度「現職警察官の内部告発」について検討したいと考えたことです。現在は、『罪深き「内部告発」』を執筆していた当時よりも、より多くの情報を持っており、より深い考察を行うことができます。これは、やはり、朝木市議万引き事件・転落死事件まとめWiki を自分の手で作成したことが大きいと思っています。どんなことでも同じだと思いますが、深く理解するためには「自分の手」でやるってことが大事だと感じています。


 さて、今までにも散々言い尽くされていることではありますが、「現職警察官の内部告発」について不自然と思われる点を、もう一度、以下にまとめてみます。


 「現職警察官の内部告発」についての不自然性は、次の3つにまとめられると思います。

1.内部告発先の選択の不自然性

2.内部告発の公表に対する「草の根市民クラブ」の反応の不自然性

3.内部告発の内容の不自然性


 今日のエントリーでは、上記の1、2について議論します。もっとも、以下の議論には何ら目新しいところはありません。しかしながら、まとめWikiに掲載する資料のたたき台として一応のまとめを作成しておくことは、私は意義があると考えました。ですので、皆様には、追加・修正すべき内容について忌憚なきご意見を頂きたいと思っています。


1.内部告発先の選択の不自然性

 そもそも、内部告発先として瀬戸先生を選択することは不自然であるように思われます。内部告発者が現職警察官であれば、矢野穂積市議や朝木直子市議が、今なお朝木明代市議「殺害」事件の「究明」を主張していることは、当然に知っているはずです。とすれば、内部告発先として真っ先に考えるのは、普通に考えれば、矢野穂積市議や朝木直子市議であるはずです。特に、朝木直子市議は、故朝木明代市議の長女なのですから。もし、本物の現職警察官が真実の内部告発をするのであれば、それまで東村山事件に関与していなかった瀬戸先生を内部告発先に選ぶのは、非常に不自然に思われます。仮に瀬戸先生を内部告発先として選んだとしても、なぜ、矢野穂積市議や朝木直子市議にも重ねて内部告発をしなかったのでしょうか?矢野穂積市議や朝木直子市議が一番の当事者であるはずです。


 更には、矢野穂積市議や朝木直子市議が「殺害」犯人に関する情報に1000万円の懸賞金をかけていたことにも注意を払うべきです。もし、内部告発者が懸賞金のことを知っていたのであれば、なおさら、矢野穂積市議や朝木直子市議を内部告発先として選択するでしょう(注:もっとも、「創価問題新聞 」の「犯人逮捕へ御協力を 」のページによれば、懸賞金は、「すでに実行犯の絞込みが進ん」でいるために、2008年12月23日という期限で終了されています)。


 もっとも、内部告発がガセであれば、話は別です。瀬戸先生は、2008年7月1日に朝木明代市議「謀殺」事件について着手することを公表しており、さらに、7月19日には事件の再捜査を求める「要望書・質問書」を公表しています。特に7月19日以降であれば、何らかの意図で瀬戸先生を利用しようと考えた者が、現職警察官を装って虚偽の内部告発を行うということは、大いに有り得る話だと思います。もっとも、単なるイタズラの可能性も考えておくべきでしょう。


2.「草の根市民クラブ」の反応の鈍さ

 もし「現職警察官の内部告発」の内容が本当であれば、これは「草の根市民クラブ」の両議員にとって極めて重要な情報です。いままで、矢野穂積市議及び朝木直子市議は多くの裁判で敗訴していますが、「現職警察官の内部告発」の内容は、---もしそれが真実であればですが---矢野穂積市議及び朝木直子市議の主張の正当性を根拠づける強力な材料となるものです。


 しかしながら、草の根市民クラブは、2009年1月30日にいたっても「現職警察官の内部告発」について一言も見解を発表していません。もし、「現職警察官の内部告発」の内容に真実性があるのであれば、草の根市民クラブは、掲載できる内容にある程度の制約はあっても、内部告発について「東村山市民新聞」において大々的に宣伝するはずです。しかし、草の根市民クラブが内部告発について少しでも触れたのは、HP版「東村山市民新聞 」の次の記載だけです:


新たな情報をもとに朝木明代議員謀殺事件究明に立ち上がった瀬戸弘幸氏ら主催の
9月1日朝木明代議員追悼・東村山駅頭行動に矢野・朝木議員が参加、事件究明を市民によびかけ。

 文字サイズも実際の記載に近いものにしてみました。

 上記の記載では「現職警察官の内部告発」が「新たな情報」と表現されています。これは、「現職警察官の内部告発」の内容を知っていることを示唆していると思われます。現職警察官の内部告発」の内容を知らなければ、「新たな情報」ということはできません。更にいえば、「現職警察官の内部告発」の内容を知った上で「新たな情報」というごまかした表現をしていることは、「草の根市民クラブ」の両議員が「現職警察官の内部告発」の内容に信憑性がないと考えていることを示唆しているでしょう。もっとも、「草の根市民クラブ」の両議員、特に、矢野市議は、そもそも朝木明代市議の転落死事件について真相を知っており、「現職警察官の内部告発」を、内容を検討するまでもなく虚偽であると分かっている可能性もありますが・・・。

 

 なお、上記の記載がHP版「東村山市民新聞」に現れたのは9月8日です。宇留嶋氏は、8月7日に矢野市議に「現職警察官の内部告発」の存在を伝えていますから、少なくとも1月は「現職警察官の内部告発」を黙殺していたことになります(宇留嶋氏のブログ「エアフォース」の次のURL:http://pullman.blog117.fc2.com/blog-entry-124.html のエントリを参照)。


 加えて、彼らは、紙版の「東村山市民新聞」を宣伝メディアとして重要視していますが、「現職警察官の内部告発」の公表の後で初めて配布された紙版「東村山市民新聞」である第161号にも内部告発については何ら言及されていません。「東村山市民新聞」第161号では、単に、「朝木議員殺害事件の犯人逮捕につながる情報提供者への懸賞金提供は、実行犯の絞込みがすでに進んでおり、十二月二三日に終了いたしました」と記載されているだけです。


 以上に説明しているように、「現職警察官の内部告発」に対する草の根市民クラブの不自然な反応は、内部告発の内容が虚偽であることを示唆していると考えられます。


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 さて、次のエントリーでは、「3.内部告発の内容の不自然性」について検討します。次のエントリーでは、一応、今までに検討されてない事項について議論するつもりです。あまり期待されても困るのですが、楽しみにして待って頂ければ幸いです。


 前のエントリーで少し言及しましたが、私が興味を持ったのは、4月22日の「反創価学会シンポジウム」において、諸星あたる氏が集団ストーカーについて詳細に発言していることです。


 諸星あたる氏の発言は、下記のような内容だったようです(改行を改めています)。


 ネットをやっていまして、ブログでは諸星あたる
ミクシーではポンタと名乗り、そこにいらっしゃる瀬戸さんのマイミクの末席に加えさせていただいています。


 実は半年ほど前ある日とんでもない事に気がつきまして。。


 嫌がらせ。集団による嫌がらせなんです。
 私達は集団ストーカーと呼んでますが。


 ネットや仲間によると集団ストーカーには創価学会が関与してると言う事ですが私は創価学会を批判するような事をした事もありませんし、何で監視対象になったか判りません。


 信仰はキりスト教が好きですが自分は神道を信仰してると思ってます。

 ただ、自分の祖父が曹洞宗の僧侶と言う事が監視対象になったきっかけという事も在り得るんでしょうか?


 それと創価学会とその他の宗教の関係も是非教えていただければと思います。


 宜しくお願いします。

参考リンク:http://uruseiblog.blog59.fc2.com/blog-entry-606.html


 瀬戸先生が諸星あたる氏の発言に対してどのような反応を示したのか、諸星あたる氏のブログには記載がありません。しかし、その後、2ヶ月余りたってから、瀬戸先生は、7月1日に集団ストーカーについて調べる旨を発表しており(7月1日のエントリー「多文化共生(強制)教育の弊害 」参照)、7月19日には、その名もずばり「集団ストーカーと電磁波被害 」というエントリーをアップしています。このことからは、瀬戸先生が、集団ストーカーを荒唐無稽として一蹴するどころか、それなりに真面目に受け取ったということが理解されます。瀬戸先生は、単なる思い付きで集団ストーカーについて取り上げたのではないのです。


 残念ですが、瀬戸先生は、あの「集団ストーカー」ですら一旦はまともに取り上げるほど、陰謀論を信じ込む傾向が強いわけです。まして、遺体にちょっと怪しげな「上腕内側の痣」が存在していたり、「現職警察官の内部告発」なんてものがあったわけですから、瀬戸先生が、2008年7月の段階で朝木明代市議転落死事件を創価学会の陰謀と信じてしまったのは、むしろ当然のことでしょう。


 逆に、諸星あたる氏が瀬戸先生を取り上げたことが、「集団ストーカー被害者」さんたちにどのような影響を与えたかについても、興味深いところだとは思います。諸星あたる氏は、「集団ストーカー被害者」さんの間では相当な有名人のようです。現在、瀬戸先生のブログのコメント欄に集結している「集団ストーカー被害者」さんたちは、諸星あたる氏に影響されたのでしょうか?それとも、諸星あたる氏が「反創価学会シンポジウム」で発言する以前から瀬戸先生のブログのコメント欄に集まっていたのでしょうか?とりあえず、瀬戸先生のブログの3月29日のエントリー「反創価学会シンポジウムの開催! 」のコメント欄に、「集団ストーカー」という言葉が現れていることを確認していますので(ハンドルネーム「チョロ」氏の2008年03月31日17:26の書き込み)、諸星あたる氏だけが要因でないことは確かですが。私、瀬戸先生のブログのコメント欄に集団ストーカーという用語が現れる頻度の変化を知りたいなーと思うのですが、これは、デタオタ班 にお願いできるのでしょうか?

 さて、私が瀬戸先生についての記事を書き始めて、常に気になっていたのは、瀬戸先生が、なぜ、朝木明代市議転落死事件に関与しようと考えたのかです。世の中には様々な出来事がありますが、どんなに奇妙に思われる行動であっても、通常、人間の行動には何かの動機があるはずです。たとえ他人には理解できなくとも、少なくとも、本人にとっては合理的な動機が。したがって、私は、瀬戸先生が、朝木明代市議転落死事件に着手した動機が理解できない限り、「現職警察官の内部告発」の発表に始まる一連の騒動を本当の意味で理解できたとはいえないと考えていました。


 しかしながら、瀬戸先生が朝木明代市議転落死事件に着手した理由が「現職警察官の内部告発」であるということは、私にはちょっと考えられないことでした。先のエントリーでも書きましたが、瀬戸先生の7月のエントリーの記載振りや「要望書及び質問書」の内容からは、瀬戸先生が朝木明代市議転落死事件に着手した後に「現職警察官の内部告発」があったように思えたからです。


 そして、昨年の年末、瀬戸先生のブログを何気なくチェックしていたとき、私は、はっとしました。そう、3羽の雀さんも言及していましたが(1月22日のエントリー『4月の「反創価学会シンポジウム」がひとつのきっかけだったのか? 』を参照)、中田聡氏が、瀬戸先生のブログの12月31日のエントリーのコメント欄に、次のような書き込みを残していたのを発見したからです。


 今年まさか、保守系の運動されている方が、朝木明代さんの事件に言及するとは思ってもいませんでした。 四月のシンポジウムで朝木さんの事件については、多少場を借りて話をしましたが、おそらくそれでお終いだと思っておりました。


 朝木明代さんの事件、真相究明に中田の力がどれだけのお役に立つことができるかわかりませんが、力の及ぶ範囲での協力は惜しみません。

Posted by 中田聡 at 2008年12月31日 11:01


 なるほど、瀬戸先生は、2008年4月22日に行われた「反創価学会シンポジウム」で中田聡氏の話を聞いて、朝木明代市議転落死事件に着手することを考えたのでしたか。


 実は、中田聡氏は、以前から注目していた人物の一人でした。詳しくは3羽の雀さんの上記のエントリーに譲りますが、この人物のコメントは、瀬戸先生の他の支持者のコメントとは質的に全く異なっていたからです。彼は、非常に事件に精通しており、更には、関連裁判を傍聴していたことが明らかでした。まさか実名で書き込みをしているとは思いませんでしたが。


 中田聡氏は、「草の根市民クラブ」の、あるいは、故朝木明代氏の支持者であるようです。中田聡氏は、自分のブログ(エンタメのコンビニ )で、量としては多くはありませんが、朝木明代市議転落死事件について言及しています。例えば、2008年11月19日のエントリー「朝木明代議員追悼のつどいのお知らせ(続き) 」によれば、彼が2008年11月30日の「朝木明代議員追悼のつどい」にも関与していたことが記載されています。上述の11月19日のエントリーを見ると、彼は、瀬戸先生以外の他の保守系の人々にも、朝木明代市議転落死事件について訴えていたことが分かります。

 もっとも、宇留嶋氏のブログ「エアフォース」によれば、矢野穂積氏及び朝木直子氏とは、微妙な関係であるようです。詳細は、「エアフォース」の下記のエントリー:

 http://pullman.blog117.fc2.com/blog-entry-84.html  

 http://pullman.blog117.fc2.com/blog-entry-85.html

を参照して頂きたいのですが、矢野穂積氏及び朝木直子氏は、「創価問題新聞」というホームページを開設しており、そのホームページには「草の根掲示板」という掲示板があったようです。「草の根掲示板」では、「MIDNIGHT MESSENGER」あるいは「M」というハンドルネームの人物と、「TWILIGHTMESSENGER」あるいは「T」というハンドルネームの人物が、宇留嶋瑞郎氏及び千葉英司元副署長を中傷する書き込みをしていたようです。中田聡氏は、「MIDNIGHT MESSENGER」あるいは「M」が矢野穂積氏であり、「TWILIGHTMESSENGER」あるいは「T」が朝木直子氏であるという書き込みをしております(ちなみに、中田聡氏が、「さとりん」というハンドルネームを使っていることは、上記のエンタメのコンビニ で確認しています)。2ちゃんねるの過去ログにも、ハンドルネーム「さとりん」の名の投稿が見られます(http://yasai.2ch.net/koumei/kako/1012/10120/1012054273.html を参照)。

 さて、中田聡氏が、「反創価学会シンポジウム」で話した内容が気になるところです。これについては、意外なところに情報がありました。ご存知の方もいるでしょうが、あの「集団ストーカー」の第1人者、諸星あたる氏のブログ「不幸なブログ 」に、その情報はありました。ああ、瀬戸先生について理解するためには、こんなところまでチェックしないといけないのでしょうか?この辺は、本来、「めくるめく集団ストーカー被害者の世界にようこそ 」の管理人であるもんさんの守備範囲だと思いますが。

 話を戻しますと、諸星あたる氏は、4月22日の「反創価学会シンポジウム」の詳細なレポートをアップしています。諸星あたる氏によれば、中田聡氏は、以下の内容を話したということです(改行を改めました)。


 飛び降り自殺直前に万引き事件を起こしたと言われる彼女。実は彼女は反創価学会、反公明党の立場の人気議員だったそうです。


 そして当時彼女の遺族は自殺直前に彼女が起こしたと言われる万引き事件の冤罪、そして飛び降り自殺は他殺であると訴え、マスコミ報道もその自殺に纏わる不可思議な事態を報道していたそうですが、結局はうやむやに。。。。この事件の背景にある事実を今回主席者の一人がスクープしてくれました。


 そして結論から言うと、朝木明代さんは殺されたと言う事です。実は後日の死体解剖の結果上腕部に強く捕まれた痣があり、どうやら死亡直前に何者かによって力ずくで動きを封じられた状況であると言う事。何故にその事実が公にならなかったかと言うと彼女の親族がその時に捜査以来を協力した二人の検事が創価学会の人間だったからという事です。


 彼らは裏で手を回し自殺にするために不利な証拠である鑑定書を証拠採用しなかったということですね。今では裁判所も殺人事件と認めているようなものだそうです。


 では何故に東村山署が動かないか。。。事件捜査は検事からの命令がなければ出来ないそうで、検事が学会員だったから捜査命令が出ていないそのためだそうです。そしてその方は検察と警察の裏ルートでのつながりを主張していました。


 そして古くから東村山署にいる刑事は創価学会に何らかの方法で口止めをうけていると言う事です。そして「万引きを苦にして自殺をした」と証言した人間は創価学会の会員だったそうです。


 参考リンク:http://uruseiblog.blog59.fc2.com/blog-entry-605.html

 
 あくまで、諸星あたる氏の記載なので正確性は保証できませんが、もし、このようなことをシンポジウムで話したのなら、中田聡氏は、事件について詳細を知りながら、いい加減なことをしゃべっているといわざるを得ません(私がそう考える理由は、朝木市議万引き事件・転落死事件まとめWiki をご参照ください)。実際にシンポジウムで話した内容が上記とは異なっていたとしても、少なくとも、上記のように事件を理解する第3者がいるということですので、非難は免れないでしょう。


 瀬戸先生は、上記の内容の中田聡氏の発言を受けて7月1日に朝木明代市議転落死事件に着手しているわけです。4月22日から7月1日までは2月余り、事件について検討する時間は十分にあったはずです。しかし、残念ながら、瀬戸先生は、十分に検討することなく、中田聡氏のいうことを完全に信じてしまったように思われます。瀬戸先生、どうでしょうか。朝木明代市議転落死事件に着手した理由は、「現職警察官の内部告発」ではなく、中田聡氏の発言ではないですか?


 さて、諸星あたる氏のレポートからは、もう一つ、(少なくとも私にとっては)興味深いことが分かります。これは、「現職警察官の内部告発」とは直接には関係ないので、別のエントリーで記載します。

 さて、先のエントリーでは、「現職警察官の内部告発」が、2008年7月19日以降であると思われ、7月28日が最有力ではないか?と書きました。


 しかしながら、そもそも、「現職警察官の内部告発」が瀬戸先生の完全なるでっち上げであると考える人も多いようです。

 Mauii氏のブログ「Mauii.jp 」では、「瀬戸氏の言う内部告発は」というアンケートをやっています。このアンケートの2008年1月22日2:36分現在の結果では、

 ある: 5

 ない: 90

 あるけどガセネタ: 139

となっています。まあ、Mauii氏のブログを読む人は、「現職警察官の内部告発」がないと考えるか、あるけどガセネタと考える人が多いでしょうから、これが全体の比率ではないでしょう。しかしながら、瀬戸先生を全く信用していない方は、私の想像以上に多いです。「ない」と答えた人は、昔から瀬戸先生をヲチしている人々でしょうか?私は、東村山事件からの参入なので、そこまで瀬戸先生を全否定できません。


 さて、私は、「現職警察官の内部告発」は「あるけどガセネタ」と思っており、決して瀬戸先生のでっち上げと思っていません。そして、この仮説を補強する情報を発見しました。


 瀬戸先生は、「現職警察官の内部告発」の発表(7月29日)の後、8月9日に、「微笑禅の会」の那田尚史氏と共に朝木直子氏及び矢野穂積氏に会ったようです。この情報は、那田尚史氏のHP「那田尚史の部屋 」の「私の略歴 」のページに載っていました。もし、「現職警察官の内部告発」が瀬戸先生の完全なるでっち上げなら、わざわざ朝木氏及び矢野氏に会う必要はないでしょう。内部告発の内容がウソだということは、自分自身で分かっているわけですから。少なくとも、8月9日の時点では、瀬戸先生は、「現職警察官の内部告発」の内容について調査する必要性があると考えていたのでしょう。「現職警察官の内部告発」は、あの瀬戸先生ですら動かす力があったのです。というわけで、私としては、「現職警察官の内部告発」が瀬戸先生の完全なるでっち上げであるという説は否定したいと思います。


 さて、朝木直子氏は、8月9日に瀬戸先生と那田氏に会ったときに、お悔やみの言葉をかけられて涙ぐまれたようです。「私の略歴」には、次のように書いてありました。

 8月9日 瀬戸弘幸さんと一緒に東村山に行き、創価学会に謀殺されたと目される朝木明代元東村山市議会議員の娘さんの朝木直子さんと同僚の矢野穂積氏の両市議に会う。直子さんにお悔やみの言葉をかけたら涙ぐまれた。まだ心の傷が癒えてないことが分かった。この問題に瀬戸さんが関わることになれば創価学会は相当に恐がるだろう。私も全力をあげて真相究明に協力するつもりである。

 おそらく、瀬戸先生は、直子氏の涙を見て、深く感じ入ったところがあるのでしょう。かの有名な「朝木直子さんを信じる」発言(2008年9月20日のエントリ「公開討論会の呼びかけ 」及び9月24日のエントリー「東村山警察署の不可解な対応 」参照)は、この体験も背景にあったのではないでしょうか?このような体験をしている瀬戸先生を東村山事件から手を引くように説得することは、非常に困難なように思われます。瀬戸先生を説得できるのは、「直子氏の涙」を超える何かを瀬戸先生に与えることができる人物だけでしょう。


 【おまけ】

 瀬戸先生は、2008年8月6日のエントリー「朝木明代東村山市議不審死事件(2) 」で

 土曜日には東村山市に出向いて現場を見たり、この問題を告発している方々からの話を伺います。そのレポートはその調査の直後にまたお知らせ致します。
と書いていますが、8月9日は、まさに、この「土曜日」でした。瀬戸先生を取材しない「詐称ジャーナリスト 」と呼んでいた皆さん、反省してください。

 でも、レポートを調査の直後にお知らせする、という約束は踏み倒しているので、「一応ジャーナリスト」くらいでどうでしょうか?


 【追記】

 1月24日、誤記を訂正しました。那田先生、お名前について誤記をしてしまい、申し訳ありませんでした。

 

 皆様、明けましておめでとうございます。といっても、1月は、もう20日になっていますが・・・。何はともあれ、今年もよろしくお願いします。


 今年初のエントリーですが、最初から本論に入りたいと思います。

 本エントリーでは、瀬戸先生が2008年7月19日に発表された「要望書及び質問書」について言及したいと思います。詳細は、瀬戸先生のブログの7月19日付けエントリー「創価学会の最新動向 」を参照してください。


 瀬戸先生は、この「要望書及び質問書」を7月29日に東京地検八王子支部に提出しました(正確には、提出しようとして受理されなかったのですが)。「要望書及び質問書」の内容は、概略的には、次のとおりです。

(1)朝木明代市議謀殺事件の概略説明

(2)事件の捜査を創価学会員の検事が担当し、その検事に担当させた上司も、創価学会員であったという事実の摘示。

(3)朝木明代市議が他殺であったという根拠

(4)2008年4月15日の東京地裁判決の不当性の主張


 この「要望書及び質問書」は、よく考えると奇妙なシロモノです。

 何故、瀬戸先生は、再捜査を求めるのに最も有効と思われる根拠である「現職警察官の内部告発」を「要望書及び質問書」に記載しなかったのでしょう?本気で再捜査をさせようとするのであれば、ほんのちょっと書き加えればよかったのに・・・(内容証明にして強制的に受け取らせる必要もあるかもしれないが)。特に、内部告発者が本当に現職警察官だということを確認していたのなら、内部告発の内容自体の裏付けをとっていなくとも、内部告発者の身元を「要望書及び質問書」に書いておけば、大きく事態は進展していたでしょう。なんでそうしなかったのでしょうか?このことは、瀬戸先生が内部告発者の身元を確認していなさそうな傍証になるように思うのですが、どうでしょうか?


 まあ、それはともかくとして、以下では、「要望書及び質問書」と「現職警察官の内部告発」との関係について検討したいと思います。


 前のエントリーに記載しましたように、私が興味を持つ点の一つは、「現職警察官の内部告発」が何時あったのか?という点です。そして、「要望書及び質問書」の内容を考えると、「現職警察官の内部告発」が2008年7月19日以降であるとしか思えないのです。さらに、瀬戸先生のブログの7月のエントリーの記載内容を考えると、最も有力なのは、7月28日(「要望書及び質問書」を東京地検八王子支部に提出しようとした日の前日)だと思われるのです。以下、議論します。


 まず、瀬戸先生のいうとおり、「現職警察官の内部告発」が瀬戸先生が故朝木明代氏転落氏事件に着手した理由だとしましょう。瀬戸先生は、7月1日に再捜査を求める要望書を東京地検八王子支部に提出すると公表していますから、この場合、「現職警察官の内部告発」は7月1日より前ということになります。


 さて、瀬戸先生は、「現職警察官の内部告発」を実際には7月29日に発表したのですから、7月19日の時点では「現職警察官の内部告発」について秘密にすることにしたのでしょう。ってちょっと待ってください。最も重要な証拠である「現職警察官の内部告発」について隠した「要望書及び質問書」を発表することに何の意味があるのでしょうか?この「要望書及び質問書」では、故朝木明代氏転落氏事件が他殺である根拠について、瀬戸先生は四苦八苦して記載しているように見受けられます。上記のエントリーを参照して頂けば理解いただけると思うのですが、他殺の根拠としてまともなのは、上腕内側の痣くらいです。残りは何とか根拠を水増しして記載したように見えます。


 実際、瀬戸先生は、この「要望書及び質問書」について、さほど重要と思っていなかったというフシも感じられます。というのも、瀬戸先生は、7月30日のエントリー「朝木明代さん不審死事件 」で次のように述べているのです:

 八王子検察庁の対応はあらかじめ想定していた通りでした。
 しかし、門前払いでなかったのには正直驚きました。かなりの時間待たされました。

 いや、なんと言いますか、12月に法務省に街宣をしたときに、「抗議文を受け取らなかった! と抗議しているのとは何とも対照的です。


 更にいえば、内部告発者が、

「瀬戸さんたちがこの運動を時効前に国民運動として盛り上げてくれるならば、われわれはその全貌を明らかにする用意がある」

 と言っていることにも注目したいです。瀬戸先生は、事件の全貌を内部告発者に教えてもらっているわけではありません。すなわち、瀬戸先生は、事件の全貌を知らないうちに、「要望書及び質問書」を作成しているのです。そのような「要望書及び質問書」に価値があろうはずがありません。


 このように価値に乏しい「要望書及び質問書」をわざわざ作成し、また、何で事前に公表しなければならないのでしょう?私には非常に奇妙なことに思われます。「要望書及び質問書」を作成し、事前に公表した理由とは一体なんなのでしょうか?

 これは、「現職警察官の内部告発」が7月19日より後だったからでないでしょうか?すなわち「要望書及び質問書」を発表した後に「現職警察官の内部告発」があったからではないでしょうか?


 では、現職警察官の内部告発があったのは何時なのか?それを探るために、私は、瀬戸先生のブログの7月19日以降のエントリーを丹念に読んでいきました。もし、現職警察官の内部告発があったなら、瀬戸先生に何らかの心の動きがあったはずで、それがエントリーの記載に現れると考えたからです。


 驚いたことに、瀬戸先生は、「現職警察官の内部告発」を7月29日に発表する前には、「要望書及び質問書」以外では、故朝木明代氏転落死事件について詳細に説明していないのです。このあたり、薄井市議に「断片的なブログ」について問い合わせるという、メール誤爆事件 を彷彿とさせるものがあります。普通、それなりに説明しなくては、初めて事件について知る人は、事件の概要が分らないと思うのですが・・・。


 それは置いておいても、「要望書及び質問書」の発表以降、瀬戸先生は、創価学会批判はしているのですが、故朝木明代氏転落氏事件とは違うネタばかりをあげているのです。


 まず、「要望書及び質問書」の発表は、「創価学会の最新動向 」というエントリー(7月19日)で行っています。このエントリーでは、

  「自民党」は創価学会「池田大作」に切り捨てられた!

という記載の後、自民党と池田大作氏の関係について述べています。そして、唐突に、「要望書及び質問書」を東京地検八王子支部に提出すること、及びその内容を記載しています。


 更に、同日に、かの伝説となったエントリー「集団ストーカーと電磁波被害 」をアップしています。


 続いて、7月23日のエントリー「民主・公明連立政権」誕生の悪夢! 」でも、7月19日のエントリーを引用しつつ、ついに「自民党」は創価学会「池田大作」に切り捨てられた!」と再び記載しています。


 更に、7月27日のエントリー「<活動報告>愛知県豊橋市街頭演説! 」では、豊橋市議寺本泰之氏と街宣をしたことを記載しています。このエントリーでは、末尾に「要望書及び質問書」の抜粋が載っていますが、本文と比較すると、その量は少ないといえるでしょう。

 まあ、7月27日のエントリーは、儀礼的にも豊橋市議寺本泰之氏との街宣について言及しなければならないでしょうが、どうも、故朝木明代氏転落死事件については盛り上がりに欠けます。「現職警察官の内部告発」って、もし本当ならば一級品のスクープなのに・・・。


 さて、7月28日のエントリー「今週の活動予定 」では、さすがに、次の日の故朝木明代氏転落死事件について言及しています。しかし、要望書を提出することへの賛同者を街宣に参集する旨を少し記載した後は、どうしたわけか、矢野元公明党委員長のこととか、民主党と公明党との連立とかについて記載し、その後にようやく、次のように書いています。


 東村山市議・朝木明代さんの不審な死亡は事故などではなく、何者かによって殺された可能性を強く暗示させるものです。特に彼女が創価学会と公明党を批判していた急先鋒であったことを忘れてはなりません。


 これだけです。明日は、「現職警察官の内部告発」により、故朝木明代氏転落死事件が殺人事件であるという確証を持っているという重大事実を発表するというのに・・・。7月28日の記載からは、「現職警察官の内部告発」という重大事実を発表するという緊張感が全く感じられません。そもそも、「何者かによって殺された可能性を強く暗示させるもの」ってなんでしょうか?瀬戸さんは、「殺人事件であるという確証」を持っていたんじゃないのでしょうか?「現職警察官の内部告発」の発表の前日の7月28日のエントリーに至って、こんな事を書くとはどうゆうことでしょう?

 これは、7月28日に、「現職警察官の内部告発」があったからではないでしょうか?


 以上の議論は、もちろん、確証があるわけではありません。しかし、「現職警察官の内部告発」があったのが7月28日である、というのはともかくとして、7月19日以降という、比較的、「現職警察官の内部告発」の発表に近い日であることは、かなり有力ではないかと思います(後日のエントリーで、その理由を補充しますが)。

 

 さて、傍証についても少し言及したいと思います。7月28日のエントリーは、午前7時30分にアップされています。この日、「現職警察官の内部告発」を受け取る時間的余裕は十分にあるといえるでしょう。ちなみに、関連ブログも見てみましたが、瀬戸先生が、7月28日に何処かに外出しているという形跡は見当たりませんでした。むしろ、有門氏は、市議会議員と共に川崎市南部児童相談所を訪問していますが(「ご報告! 7・28児童相談所訪問! 」を参照)、瀬戸先生はこれに参加していません。


 更にいえば、7月28日のエントリーには、どういうわけだか、瀬戸先生の携帯の電話番号が記載されています。瀬戸先生の携帯番号は、あまり、エントリーに記載されていません。少なくとも、5月、6月のエントリーには記載がないようです。7月28日というのは、内部告発者としては、瀬戸先生にアクセスするのが容易であった日であるということは注意を払う価値があると思います。私は、以前、内部告発があったのは080で始まる電話番号の携帯電話ではありませんか?と記載しましたが、その根拠は、これにあります。特に、内部告発が、以前議論したようにガセネタであるのなら、携帯電話はガセネタを直接、瀬戸先生に伝えるのにうってつけです。


 どうでしょうか?瀬戸先生。新年のプレゼントとして、上記の推論が当たっているか教えていただけませんか?


【追記】

 1月22日の早朝に改行箇所の修正を行いました。アメーバブログは、改行がうまく行かないことがあるように思います。

 また、少しだけ言い回しを修正しました。