バーティカルレースに初チャレンジ!
 
 
 
【2019.05.18(土)-19(日)】
 
経ヶ岳バーティカルリミットというトレランレースに挑んでみた。
 
この競技、
山の頂まで如何に早く登って降りてこれるかを競うもので
バーティカルレースというらしい。
 
正確にはトレランではなく
スカイランニングという類のレースだそうだ。
 
細かいことはよく分からんが
面白そう、且つ、やれそうな気がしたので
チビさんとエントリーしてみた。
 
レースに向けて練習を積んできたのに
直前になって風邪をひいてしまった。
 
風邪くらいでDNSになってたまるかと
水曜から会社を二日半休んで体調を整え
何とかスタートラインに立つことができた。
 
病み上がりの気怠さは多少残っていたが
そんなモンは大会会場に着くと同時に吹き飛ばしてやった。
レース前、招待選手の紹介
 
 
 
大会らしい華やいだ雰囲気の中、
10時半にレースはスタート。

 初心者なので後方からスタート

 

 

 

まずは登山口まで4.5kmのロードラン。

 参加者は男女合わせて520人ほど

 

 

 

経ヶ岳に向かって真っ直ぐに伸びる道は

殆どが緩傾斜の上り坂。

 正面左手が経ヶ岳(標高2296m)

 

 

 

 

事前情報によると

このロードで大体のゴール到達順位が決まってしまうらしい。

 
登山道に入ると道幅が狭くなるので
殆ど追い抜きはできないらしい。
 
よって、
登山口に着くまでにどれだけ順位を稼げるかが
レースのポイントらしいのだが、
こちとら初出場、しかも病み上がりゆえ
順位などどうでもいい。
 
目標はあくまで完走。
 
ということで、
マイペースでロードを登り進んだ。
 もうすぐ登山口
 
 
 
40分ほどで登山口に到着。
 
ここからは一列になって
山道を歩いて登る。
 
トップクラスの選手は
この傾斜でさえ走って登ってしまうそうだが
一般の選手は早歩きでの登りとなる。
 
ここからは私にとっては普段の山登りと同じ。
 
というより
いつもの冬山装備の荷に比べたら
殆ど空身で登っているようなものなので
比較的楽に登り進むことができた。
 
 
 
 
皆、前の人のペースに合わせて登り進んでいく。
 
前の人に付いていけなくなると
道から外れて後ろの人に道を譲る。
 
そんなルールが自然に出来上がっていた。
 
この山登りゾーンのポイントは
周りのペースに合わせて休まず登れるかどうか
ということのようだ。
 
標高が上がるにつれ
列を外れ休憩している方が増えていった。
 
昨日までの三日間は殆ど家で寝込んでいたので
体調面に不安があったが
意外にも調子は良く
スタートしてから一度も休むことなく
登り続けることができた。
 さすが中央アルプス、まだ雪が沢山
 
 
 
 
でもって
ノンストップで9号目に到達。
 
このレース
本来であれば経ヶ岳の山頂で折り返しなのだが
今年は9号目以降は残雪が多く危険なため
ここで折り返すようコースが短縮変更された。
 
往路を無事登りきった、が
9号目まで来たのに山頂取らずに下山するというのは
山やとしては「敗退」でもしたかのようで
ちょっと残念。
 
とはいえこれはレース。
 
とりあえず最高地点での写真を撮って
下山開始。
ここで標高2200mほど。 山頂まであと少しなのに
 
 
 
往路と復路ではコースが異なる。
 
往路はつづら折りの急登コースだったが
復路は緩傾斜のスピードコース。
 
ここからがこのレースの面白いところ。
 
高速道路の渋滞が解消したかの如く
皆一気にスピード上げて下っていく。
 
これで今までの一列体制がばらけた。
 走りやすくていいコース
 
 
 
よっしゃ、ここから一気にごぼう抜き!
 
と張り切って駆け下りてみたものの
周りも同じようにスピードアップしているので
結局前後のメンバーは
登りの時とあまり変わりがない。
 
というか
若干抜かれ気味。
 
さすがバーティカルレース、
みなさん強いわ。
 
前の人に必死について行き
モモの筋肉がピリピリし始めたところで
登山口の仲仙寺に到着。
 
 
 
 
ここのエイドでコーラをいただき
元気復活。
 
ラスト4kmのロードランへ向かう。
 
ところがこのロードが辛かった。
 
 
 
 
今までの激しい山の下りから
傾斜の少ないアスファルトロードへの変化に
体が対応できない。
 
腰も膝もかかとも
バキバキになりながら必死にロードを走った。
 
そしてラスト1km。
ここまで来れば完走は確実。
 
最後は周囲の暖かな声援を受けながら
気持ちよくゴール。
 
やった!  やりきった!
 
最高の達成感。
 
 
完走証を受け取ると
  タイム  : 3時間43分
  総合順位 : 228位
  50代順位 :    36位
 
総合順位は全体の丁度半分。悪くない。
 
 
 
初めてのレースだったので
この数値的な結果にはピンと来なかったが
とにもかくにも
バーティカルレースを完走できたことが嬉しかった。
 
10分後にはチビさんも無事ゴール。
 
 
 
二人共疲労困憊
ボロボロの状態だったが
最高の達成感を一緒に味わった。
チビさんとSNS繋がりのHさんに遭遇し記念撮影。
 
 
 
いや~きつかったけど、面白かった。
 
大会としても
応援の仕方に色々な工夫が施されていて
とても良かったし励まされた。
 
来年もぜひ走ってみようと思える大会だった。
 
こうして我々の
バーティカルレース初チャレンジは
無事終了。
 
 
 
 
 
この日は
もうすぐ誕生日の私のために
チビさんが安曇野に宿を取ってくれた。
 
 
 
ホテルにチェックインし
ゆっくり温泉に入って疲れを癒して
夜はフレンチディナー。
 
 
 
朝はテラスで常念山脈眺めながら朝食と
洒落たホテルライフを楽しんだ。
 
 
 
ゆっくり目にチェックアウトしたあと
北アの絶景を眺めながら安曇野で軽めのジョグ。
 
 
 
2週間後の安曇野ハーフマラソンにエントリーしているので
マラソンコースを少しだけ試走してみることに。
 快晴! 山に登らんでええの?
 
 
 
北アを望みながら走ることが出来る
素晴らしいコース。
 気温26度、 安曇野って意外と暑い
 
 
 
2週後の大会が益々楽しみなった。
 
 
 
 
帰りがけに
久しぶりに茅野の「みつ蔵」に寄って
美味しい蕎麦をいただく。
 
ここの鴨せいろが大好き。
 
 
 
山屋の店主と久しぶりにゆっくり話しができ
いい話も聞かせてもらえた。
 
店主に刺激いただき
いい気分で家路についた。
 
 
この週末もよく頑張ったし、よく遊んだ。
 
満足感を得たいがために
色んなことにチャレンジするし、頑張る。
 
もうすぐ55歳、人生終盤。
楽してボーッと生きてる暇なんて、ない。
 
 
お次は
いずこの山へ...