地元の海と山で遊ぶ

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【2017.5.20(土)-21(日)】

 
 
この週末は土日とも夏日になるほどの晴天予報。
 
とあらば、
テント背負って山に行きたいところだが、
次週に「1島縦断テント泊ツアー」なるものを計画しており、
その準備などもあるので
手頃な地元で遊ぶことに。
 
まず土曜日は、海で波乗り。
 
車で1時間も走れば
太平洋の大海原、大洗。
 
とある有料駐車場から入ると
ビーチに車を乗り入れることができる。
 
最近はこれを積極活用。
 
 
 
 
ピクニック気分でお弁当や飲み物、
更にはビーチチェアなんかも持って来れちゃうし
車からボードを下ろせば目の前は海って、
これ便利。
 
でもって早速波乗り。
 
張り切ってやって来たけど
波は小さいし波面は荒れ気味。
 
腕が良けりゃ波なんて選ばないのだが
こちとら月一しか波乗りしなくなっちゃった
ロートルサーハー。
 
手頃なサイズと綺麗な形などと
波に注文付けなきゃ乗れない始末。
 
それでも波乗り歴30年の意地で数本こなす。
 
 
 
 
波乗り3回目のチビさん、
浅瀬のビーチブレイクながら
スッと立っちゃうんだから器用なもんだ。
 
 
 
初夏の陽気の下
1日中、気持ち良い海を楽しんだ。
 
 
 
 
そして翌日。
 
この日も快晴!
 
もう直ぐやってくるアルプスの岩稜歩きシーズンや、
次週の一島縦断テント泊ツアーに向け
トレーニング山行に励もうと、
久しぶりに地元の山、筑波山へ。
 
10時過ぎに家を出て
車で40分ほどで登山口に到着。
 
 
 
海も近けりゃ山も近い。
 
結構いいロケーションに住んでる、
と言っても、
魅力の無い県No1の茨城だけど。
 
今日はチビさんを
私のトレーニングコースにご案内。
 
標高50m地点のつくし湖をスタートし
877mの山頂まで標高差820mを一気に登り
そのまま反対側に下って
もう一度山頂を登り返して戻ってくるというコース。
 
 
 
このコース、
2年前にJMTを走破するために
トレーニングとして何度も歩いたところ。
 
あの頃は25kg〜30kgの荷を担いで歩いてた。
目一杯頑張ってた頃。
 
今じゃ絶対無理。
 
今日は10kg程の荷を担いで
久しぶりにこのコースを歩く。
 
 
 
標高877mの山と言えど
二度も山頂に登ることになるので
累積標高は1500mにもなる。
 
登り応えは十分。
 
それに加え、このコース
道中の殆どが展望のない樹林帯。
これがいい精神鍛錬になる。
 
 
 
更には低山故に暑い。
この日は30度近い夏のような暑さ。
 
などなど、
筑波山は過酷な条件満載の
トレーニングには最高の山。
男体山頂にある日本初の山岳気象観測所。
116年前に建てられた歴史的建造物ということは
あまり知られていない。
 
 
 
同じ道を歩くことにならないよう
いくつかのコースを組み合わせる。
 
薬王院、自然探究路、おたつ石、迎場、白雲橋
などなど、
様々なコースを歩く。
 
けど、どのコースも樹林帯ばかりなので
どこを歩いても殆ど一緒。
 
そんなコースをひたすら歩き続ける。
 
これをやり切れば根性が付く、
って信じて。
おたつ石コース登山口付近。樹林帯じゃないのはここだけ。
 
 
 
7時間歩き続け、なんとか無事ゴール。
 
いつものように、
たっぷりのやり切った感を得た。
 
以前の頑張ってた頃の感覚に浸ることができて
ちょっと嬉しかった。
 
私にとって筑波山は
素晴らしいトレーニングコース。
 
帰りの車の中から筑波山を望めば
この山を麓からてっぺんまで歩きつくしたんだ
っていう達成感に包まれる。
 
 
 
先週の丹沢縦走、今週の筑波山と
二週に渡りトレーニングをこなしてきた。
 
体はだいぶ仕上がった。
 
来週のテン泊縦走や
雪解けが進んだアルプスの稜線歩きなど
これからの夏山シーズンが楽しみ。
 
 
 
お次は
いずこの山へ・・・
 
 

 

 
 
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【2017.05.14(日)】

 
 
この週末、
天気があまり良くないので近場でウダウダと。
 
おもいっきり雨の土曜日は
のんびりと読書と買い物。
 
恩田陸の直木賞作を読破し、幸せな気分に。
 
 
 
 
夕方からチビさんと昭島モリタウンへ。
 
スピードハイク用シューズにと
SALOMONのX-ULTRA2を購入。
 
 
 
 
靴を買えば、
早速履いて山で歩いてみたくなる。
 
翌日曜日の天気は曇り。
 
近場でスピードハイクでもしようと
丹沢の主脈縦走路を歩いてみることに。
 
焼山から大倉までCT11時間、距離23km、
1dayスピードハイクにはいいコース。
 
ここは一年半前にも歩いているので
その時と比べ、
自分の体力的変化を計るのにも丁度いい。
 
日曜早朝、
チビさんと始発電車で橋本まで行き
そこからバスを乗り継いで焼山登山口へ。
monbelのトレールアクションパーカが最近のお気入り
 
 
二時間かかって
ようやく焼山登山口に到着。
 
都内からでも丹沢って意外と遠い。
 
7時20分、
二人しておニューのSALOMON履いて
丹沢主脈縦走スタート。
 焼山登山口バス停からスタート
 
 
ハイカーやトレイルランナー数名が
同じバス停で下車。
 
我々はトップでスタート切ったが
その後この方々に抜かれまくり。
 
皆んな早い!
というか
我々が遅いの?
 
前回は
ここから大倉まで7時間20分で走破。
 
あの時は
ジョンミューアトレイル踏破後で
体が仕上がっていた状態であり、
ウィークデーも夜ジョグなどで体力強化に励んでいた。
 
あれから一年半が経過。
先ずは蛭ヶ岳まで標高差1300mを登る
 
 
 
今もコンスタントに山には登っているが
夜ジョグなどはすっかりサボっているので
どれだけ体力が落ちていることやら。
 
 
 
 
今回ここを走破し
去年の山行タイムと見比べれば
トレーニングサボりによる体力の衰え具合が分かっちゃう。
 
もうじき53歳。
 
何もしなければ
どんどん衰えるってことを再認識するとともに
これを契機に
日々のトレーニングを復活させたい。
 
そんな思いを持って、
丹沢の主脈縦走路を歩いた。
ガスで真っ白、なんも見えん。
 
 
 
予報通り天気はイマイチ。
 
途切れそうになる士気を
新しいSALOMONが繋ぎ止めてくれる。
 
 
 
 
 
この日は曇りで気温15度ほど。
暑くもなく、寒くもなく
トレーニング山行するにはベストな条件。
 
環境条件がいいので、
前回と同タイムで歩けるのでは?
そんなに体力落ちてないのでは?
なんて楽観視しながらトレッキング。
 
 
 
 
蛭ヶ岳を越えるとガスが引けた。 
 
稜線に出ると
空気が冷んやりして気持ちいい。
 
灰色空ではあるが
5月の丹沢を気持ちよくスピードハイク。
 
景色が流れ過ぎていく爽快感が何とも言えない。
楽しいぞ。
やっぱ山は展望がなくっちゃ!
 
 
 
笹の稜線は
GWに行った四国を思い出す。
 
さながらリトル四国って感じ。
 
 

 

  

平坦路やゆるい下りは走って...
と行きたいけど、気持ちだけ。
 
実際には体がRUNを拒否してる。
ここまでほとんどRUNはなし。
 
道端にはドウダン、ニリンソウやコザクラなどの花が咲く。

 

 
 
蛭ヶ岳、丹沢山を越え
最終ピークの塔ノ岳山頂に到達。
 
長めの休憩を取ったあと
大倉尾根を一気に下る。
 
 
 
 
 
ゴールまであと1時間という所で
前回の走破タイム7時間20分を経過。
 
これがトレーニングをサボってきた結果。
 
やっぱり衰えてるか、って
分かっていたけど軽くショック。
 
その後はひたすら下って
丹沢クリステル嬢が待つ大倉に無事ゴール。
 
 
 
山行時間は8時間半。
 
前回より1時間以上オーバーしてるし
CTの7割ちょっとのタイムは、
スピードハイクと呼ぶには気が引ける。
 
前回との比較結果は予想通りのものだったが
新しいSALOMONで
長い距離をしっかり歩けた事には満足。
 
それに、
やっぱりここはいいコース。
 
機会があればまた歩いてみたいけど
これからはヒルが出る季節なので無理かな?
 
兎にも角にも
いいトレッキングだった。
 
 
クールダウンしながら
大倉バス停の向かいにある蕎麦屋さん
「さか間」に直行。
 
 
 
 
頑張った後は美味いものを食う。
 
トレッキング後の冷たい蕎麦は最高! って
二人で妙に納得。
 鴨せいろに舌鼓
 
 
 
そして大倉からバスで渋沢駅へ。
 
ちなみに前回は大倉でゴールした後
更に秦野駅まで歩いている。
 
今日の疲労度合いからして
この先歩くなんて到底不可能。
 
あの頃はほんと元気だったって
つくづく感心。
 
渋沢から電車で鶴巻温泉に移動
 
 
 
50歳も過ぎれば
サボっていると体力は衰え老化も進む。
 
頭髪はみるみる薄くなり
加齢臭は増し
やたらトイレが近くなり・・・と、
53歳の私の体の中を「老化」がスピードハイク。
 
鶴巻温泉「弘法の里」でひとっ風呂。
 
 
 
外観の変化(老化)は仕方ないとして
体力だけは頑張って維持しよう。
 
夏の北アの岩稜ルートを楽しむためにも。
 
 
今回の丹沢主脈縦走での結果が
日々のトレーニング復活に繋がることを期待。
 
 
 
お次は
いずこの山へ・・・
 
 

 

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【2017.05.02-03

 
GWは今年も四国へ。
 
去年のGWに四国の石鎚山脈を東赤石から堂が森まで縦走。

その時の笹の稜線歩きがとても気持ち良かったので
今年も四国へ。
 
今回は剣山から三峰、天狗塚へ続く稜線を一泊二日で歩く。

久しぶりのソロハイク。
 
四国への移動は夜行バスを利用。
 
去年、一昨年と連続して夜行バスを利用しているのだが、
寝てる間に遥か遠い地へと連れて行ってくれる便利さが気に入ってしまい、
今年も迷わず夜行バスを利用。
 
5/1の夜、電車で新宿へ。
高速バスターミナルの「バスタ新宿」の場所が分からず
新宿の街をウロウロ。
 
道を尋ねようとした方が中国人だったりと
人混みの街でパニック遭難に陥りそうになりつつも
何とかバスタ新宿にたどり着く。
 
すでにグッタリ。
でもって、バスに乗り込んだ途端、爆睡。
 
目が覚めたら、そこは四国は徳島って
やっぱり夜行バスは便利。
 時間を有効に使える夜行バスはお気に入り
 
 
 
 
電車に乗って
旅気分を味わいながら阿波池田へ。
 
地方で公共交通機関を使うと
旅気分が盛り上がって楽しい。
 
 
 
 
そこからバスを乗り継ぎ
剣山登山口の見ノ越に11時に到着。
 
この日は三峰まで行く予定。
CTは8時間以上。
 
かなり時間的には厳しいので
剣山への登りはリフトを利用。
 
リフトで標高330mを楽々稼ぎ
そこから縦走スタート。
 
まずは観光地化した剣山をやっつける。
 
足慣らし的に軽快にステップきざみ
20分で剣山の頂をさっくり通過。

次郎笈に向かって笹の尾根へ。
 
 
 
 
ひと汗かいて次郎笈の山頂に達する頃には
長旅の疲れが抜け、調子が出て来た。

今日の目的地の三峰は遥か彼方。
 
既に昼を過ぎていることを考えると
本当にあそこまで行けるのか不安。
 暑い、完全に夏山。
 
 
 
とりあえず稜線を進む。
 
次郎笈を過ぎると殆ど人はいない。
 
静かなる笹の稜線。

これこれ、
これをやりに遥々四国まで来たのだ。
 
 
 
 
 
今回はザックを新調。

軽さを重視し
モンベルのバーサライトパック40を購入。
 
最近はギアのUL化が進み
2、3日のテン泊なら40Lザックで十分。
 
 
 
 
今回は一泊なので、40Lでも大きいくらい。
 
余ったスペースにはトレーニングの意味も含め
水とジュースを4L詰め込んだ。
って、ULギアを揃えてる意味、全く無いし。
 美しい稜線に我一人ってーのがたまらない
 
 
 
たっぷりある水を豪快に消費しつつ
気持ち良い笹尾根を軽快に。
 
ちょいと雲行きが怪しくなって風が出てきたが
火照った体が冷やされて気持ちいい。
 
 
 
 
目指す三峰はまだまだ遠い。
 
三峰に届かなければ
適当なところでビバークすればいい。
 
無理して行程をこなことすより
マイペースでトレッキングを楽しむことを優先。
 右手に見えるのが三峰
 
 
 
 
歩くこと4時間半で白髪小屋に到着。
時刻は既に16時過ぎ。
 
三峰のキャンプサイトまではあと2時間弱かかるので、
三峰を諦めここでテン泊することに。
 白髪避難小屋
 
 
 
 時間的にはちょいと歩き足りない感はあるが
笹の峰を気持ちよくスピードハイクできたので
良しとしよう。

それに
三峰を眺められるこのテントサイトも
なかなか良い。

このロケーションで
他にテントはひと張りのみっていう贅沢さ。

ツェルトドームを立ててひと休み。
 
 
 

ダウンハガーに包まり、
テントから半分体を出して展望を楽しみながら
珈琲をいれておやつをポリポリ。

甘栗とかチーズとかカルパスとか、
おやつが美味しくて止まらない。
 
 〆にカップ麺をさらりと腹に流し込み
18時過ぎに就寝。

一生懸命歩き
テント張った後は
景色見ながらダラダラと食って寝る、
こういう山ライフが楽しくてたまらない。


 
翌朝5時起床。
たっぷり11時間寝たが、まだ寝ていたい。
 
太陽が上がっているはずの時間だが
明るさがない。
 
もしかしてガスってる?

外を見ると嫌な予感は的中。
辺りは真っ白。
 
がっくりしてもう一眠り。
 
30分ほど心地よいシュラフの温もりに浸る。
 
6時前にシュラフから抜け出し
10分で朝飯を食い
20分で荷を片付け
6時半に二日目スタート。
 
 
 
 
テント撤収の早さは
ジョンミューアトレイル踏破により身に付いた。
 
白闇の道を進む。
 何も見えん
 
 
 
 
でもって、何だか分からないうちに
三峰に到着したのが8時。
 
相変わらず、辺りは真っ白。
 
気持ちは全く盛り上がらないし
やる気もなし。
 
 
 
 
この天気なので
ここから名頃に下山しようか。
 
と思ったところでガスが引け
天狗塚への笹の稜線が現れた。
 
よっしゃ!
 
 
 
 
これを目にし、縦走気分が盛り上がった。
 

ここからの尾根は素晴らしかった。
 
あまり歩く人がいないのか
今までと比べて踏み跡が薄く
笹の中を泳ぎ歩いている気分。
 
 
 
 
風にそよぐ笹の原を
鳥の鳴き声を聞きながら気持ち良く。

最高のトレッキング。
 
 
 
 
剣山からの縦走路の中で
三峰から先のこのルートがベストロード。
 
三峰で下山しなくて良かったと
つくづく感じた。
 この稜線の美しさ
 
 
 
美しい笹尾根を歩き続け
天狗峠に到着。
 
その先、天狗塚、牛の背と
気持ち良い尾根はまだまだ続く。
 
 
 
 
だが、バスの時間を考えると
もう下山しなければならない。
 
というか、
ここからCTの八掛けのスピードで下山しなければ
バスに間に合わない。
 
昨日、三峰に届かなかった影響がここで現れた。
 
残念だが
久保のバス停に向かって下山開始。
 
 
 
 
樹林の中を飛ばしに飛ばし
1時間で西山登山口に到着。
 
そこから1時間40分林道を歩いて
久保のバス停に降り立った。
 道中、ヘビ二匹、カモシカ一頭登場
 
 
 
これにて剣山、三峰、天狗峠縦走を終えた。
 
 
 
 
でもまだ旅は続く。

遠征登山は
移動と山、全てを合わせて旅として楽しむ。
 
バスで祖谷渓に行って温泉入って蕎麦を食い
大歩危からローカル電車を乗り継いで徳島へ。
 四国、ローカル列車の旅
 
 
 
徳島に着き
名物の徳島ラーメンを食べに行くも
人気のお店は大行列。
 
時間があるので並んでみたが
向かいにある餃子の王将の存在感に目がくらむ。
 
徳島まで来て王将はあり得ない。
 
だが、行列はなかなか進まず
空腹感は増すばかり。

気が付けば、王将の誘惑に負け
餃子、炒飯、麻婆豆腐の定食をガッつく始末。
 
四国遠征は、
悲しいかな王将で幕を閉じた。
 王将にやられた。 美味かったけど。
 
 
 
 
昨年に続き、
今年も四国の笹尾根歩きを楽しんだ。
 
石鎚山脈ほどの規模ではなかったが
笹尾根の稜線歩きは期待通り。
 
特に三峰から天狗塚への稜線は素晴らしかった。
 
長大な笹尾根の縦走は
アルプスなどでは味わうことができない
四国ならではのもの。
 
徳島ラーメンは逃したが
四国の山を十分に楽しめた
いい山旅に満足。
 
 
 
 
 
〈アプローチの記録〉
新宿 - 三好BS(吉野川SA): 高速バス
三好BS - JR辻駅 : 徒歩30分
辻駅 - 阿波池田駅 : JR
池田駅 - 久保 :  四国バス(祖谷渓経由)
久保 - 見ノ越登山口 : 三好市スクールバス
 
 
 
 
お次は
いずこの山へ...
 
 
 

 

 
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【2017.4.22(土)-23(日)】

 
 
晴天予報が出たこの週末は、
残雪の北アルプス 黒部五郎岳へ。
 
 
先月、日帰りで北アの北ノ俣岳を狙い
行程の半分もいかない所でド敗退したので、
そのリベンジ。
 
今回は二日がかりで北ノ俣岳及び
更にその先の黒部五郎岳までも狙う欲張り計画。
 
トータルCT23時間の長丁場。
 
残雪期のテント泊装備でこのCTは、
我々にとってはかなり難度が高い。
 
だが、こういうチャレンジ的要素のある山行は
ワクワクしてたまらない。
 
数日前から準備を進め
金曜夕方のヤマテンで晴天予報が出ると
一気に気持ちが盛り上がった。
 
鼻息を荒げながらチビさんと飛騨へ向かう。
 
今回のルートは前回同様、
県道484のどん詰まりの神岡町の打保(うつぼ)集落からスタートし、
神岡新道を上がる。
 
北ノ俣に登るには神岡新道と飛越新道の2つのコースがある。
 
飛越新道を登るのが一般的だが
登山口までの林道はどちらも除雪されていないので、
歩いた経験のある神岡新道を選択。
 
土曜朝5時40分、
テン泊用の重い荷を背負って打保を出発。
 集落から先の林道は除雪されていない。
 
 
 
 
今日の荷の重さは16キロ。
 
アイゼン、ピッケル、
スノーシューにスコップなどなど、
雪山装備は
他のUL製品の軽量効果なんて吹っ飛ばしてくれる。
 
夕方には稜線にテント張って
珈琲飲みながら優雅に北アの大展望を眺めてる、
そんな光景を頭に思い浮かべ
頑張ってこの重い荷を担ぐ。
 
4時間半で、前回敗退した飛越新道との分岐点を通過。
ここまで順調。更に先へ。
 
ガスっているが無風なので汗ダク。
アウター脱いで歩くって、やっぱり春山だ。
 
予報では夕方から晴れて、
明日は一日快晴とのこと。
 
初日の道中は曇りで
稜線に上がってテント立てたら晴れるっていうのがベスト。
 
そんな調子のいい天気を期待しながら
北ノ俣岳の大斜面を登っていく。
 
 
 
 
でもって、稜線が近付くと青空が。
 
いいぞ!

 

 

振り向けば眼下に雲海。
雲の上まで歩いて登ったんだって、
ちょっと感動。
 
 
 
 
だが、ここにきて足が進まなくなった。
 
目指す稜線は目の前だが
既に10時間以上歩き続けているので
疲労はピーク。
 
荷をおろして休みたいが
山頂下の斜面は傾斜がきつく平らな場所がない。
 
チビさんに先に行ってもらう。
持久力はチビさんには敵わない。
 
テン泊装備を担いで10時間以上登り続けても
スタートから変わらず淡々と登り進んでいく。
 
あの小さい体の
どこにそんなパワーがあるのか不思議。
 
 
 
 
チビさんの後に頑張って続き
スタートしてから10時間半で稜線に到着。
 
でもってダウン。
参った。
 
 
 
 
そのまま寝てしまいたい気持ちを抑え
体が冷える前にテントを設営。
 
稜線上なので風を受けやすいことを考慮し
イグルーのような防風壁を作ろうと考えた。
 
が、出来上がったのは
子供の砂遊び程度の貧弱な雪壁。
 
まあいいか。
だいたいイグルーの作り方なんて知らない。
 
 
 
 
テントの中はポカポカと暖かかった。
熱いコーヒーを飲みながら一休み。
 
外を見るとガスが晴れて
北アの名峰どもが目の前にドカン。
 
 
夕方から晴れるってヤマテン予報、ビンゴ!
 
薬師やら水晶やら黒部やら、
見事なウェルカムビュー。
 
 
 
これぞ北アルプス。
 
北アの稜線にいるってことを
思いっきり感じさせてくれる。
 
 
 
 
全く風はなく、我々以外誰もいない。
 
雪の防風壁は貧弱だが
こん畜生なくらい最高のテン場。
 
頑張って重い荷を担いできて良かった。
 
10分ほど先にある
北ノ俣岳の頂に上がってみた。
 
 
 
 
夕暮れ時の北アの大展望の中に
目標の黒五。
 
明日はあの頂に立つ。
 
興奮気味にテントに戻り
カップ麺を腹に流し込んで明日に備え早めの就寝。
 
 
 
 
翌朝3時過ぎに起床。
 
風が強く、テントがバタバタ揺れている。
夕べ作った防風壁の効果は全くない。
 
風は強いが空には満天の星空。
天の川を見たのはいつ以来か記憶にない。
 
 
ヘッデンが不要なほどに空が明るくなったのを見計らい
4時40分に黒五を目指してスタート。
Good morning Alps.
 
 
 
風は強いがここは残雪期の北アルプス。
これくらいは微風微風。
 
 
 
 
日の出が近づくにつれ
周囲の色がどんどん変わっていく。
 
これぞテント泊登山の醍醐味。
 
 
 
 
 
やがて水晶岳から朝陽が現れ
空は青く、雪面はオレンジ色に。
 
 
 
 
 
 
朝日を浴び、
周囲の景色が一気に華やいだ。
 
山深き北アの大自然の中に我々だけ。
こういうシチュエーションは大好き。
 
 
 
 
北ノ俣から黒五までのたおやかな稜線は
雪の状態も良く危険なところがないので
散歩気分で楽しめるところがいい。
 
 
 
赤木岳を越えて。
 
こういう広々とした雪原を歩くのって
ほんと楽しい。
 
 
  
 
 
大小様々なピークを乗り越え
いよいよ黒五の基部へ。
 
山頂まではきつい傾斜が長く続くので
ちょいと緊張。
 
 
 
 
 
気合いを入れて最後の登り。
頑張れ、ふくらはぎ!
 
 
 
標高差300mの雪の傾斜を
一気に山頂まで。
 
 
 
 
 
スタートしてから2時間半、
山頂に到達。
 
残雪の黒五を制した。
 
 
 
 
真っ青な空の下、360度ぐるりの大展望。
 
感動的な頂だった。
 
 
 
 
景色の素晴らしさは勿論
雪の黒五の頂に立てたこと
誰もいない山に二人だけということ
厳しい山行をやり切ったこと
そんなことが重なり合い、充実感は最高。
 
 
 
 
だが、風が強くて寒い。
なので15分ほどで下山開始。
 
山頂滞在時間は短かったが
達成感は十分。
 
 
今度は急傾斜300mの長い下り。
高度感があって迫力満点。
ってか、正直怖い。
 
 
雪面はアイゼンがよく効く硬さなので助かる。
これ以上硬かったり、逆に柔らかすぎたら
登ってきてはいない。
 
 
 
アイゼンの引掛けに注意し、
集中して集中して一歩ずつ下る。
 
基部まで下ってひと安心。
 
 
 
この先はまたお散歩気分で
赤木岳へ登り返す。
 
 
 
 
赤木岳を越えたらまた下って、
最後は北ノ俣への登り返し。
 
 
 
 
下山してるのに登ってばかり。
これには本当に応えた。
 
 
 
北ノ俣の頂きに着いた時には
かなりバテバテ。
 
 
 
 
結局北ノ俣から黒五の山頂まで
登り二時間半、下りも二時間半。
  
 
 
テントに戻って休む暇なく撤収作業。
そして下山開始。
 
これから7時間かけて下山しなければならない。
黒五は本当に遠い山だ。
 
 
 
昼を過ぎると疲れと暑さで意識はフラフラ。
 
そのせいで、
分岐を誤ったり下る尾根を間違ったり
何度もルートロス。
 
精も魂も尽き果てて
やっとの思いで登山口に降り立った。
 
あとは林道を下り、
17時過ぎに打保集落に無事帰還。
 
初日10時間半、二日目12時間半
トータル23時間の山行を終えた。
 
 
今回の残雪期黒部五郎登山は
稜線上での極上のテント泊や
たおやかな雪の稜線歩き
黒五山頂からの大展望など
かなり満足度の高い山行となった。
 
山行がハードだからこそ喜びも深い。
 
山でテント泊すると
やっぱりテント泊登山はいいなって
つくづく思う。
 
52歳、まだまだ担げる。
 
次週はいよいよGWだが
これだけ満足度の高い山行をしてしまうと
当分お腹いっぱいで
次なる山に気持ちが向きそうにない。
 
なんて思ってるのは今だけか?
 
 
さてGW、どこで何しよう。
 
山でテン泊か
海で波乗り&ハマグリ漁か
孫の顔も見たいぞと
 
その時の気分で
やりたいことしよう。
 
 
 
お次は
いずこの山へ...
 
 
 

 

 

【2017.04.15】

 
もうすぐやってくる岩登りシーズンに備え
表妙義で岩場トレーニング。
 
表妙義の縦走コースは
 シーズンはじめの岩場トレーニングにはもってこいの山。
 
土曜の朝、
チビさんと縦走スタート地点の妙義神社へと向かった。
 
 
 
天気は抜群。
 というか、良すぎて暑いくらい。
春というより初夏の陽気。
 
最近は雪山登山ばかりだったので
久しぶりの夏道歩きが気持ちいい。
 
 
神社周辺の満開の桜に見送られ
7:50にスタート。
 
 
 
 
今日は相馬岳から金洞山まで岩尾根を縦走し
中間道を通って戻る周回コースを歩く。
 
チビさんも私もこの縦走は三回目。
ルートに新鮮味はないが
久しぶりの岩場コースとあり
やや緊張気味。
 
神社を通り過ぎ山を登り進むと
鎖場がちらほらと現れた。
 
岩の感触を楽しみながら慎重に。
 
 
 
昨年挑んだ北鎌や前穂北尾根が面白く
今夏も北アの岩稜ルートに挑む。
 
未踏の岩稜ルートは沢山ある。
 
そのためにも、この縦走を手始めに
クライミングジムや外岩マルチピッチ登攀を取り入れ、
岩登りの体力やロープワークなど
しっかり準備していこうという考え。
 
 
 
 
何しろ
こちとら遭難率の高い50代ハイカー。
そういった準備には手を抜けない。
 
なんて事を考えながら
三回目ともなるとビビらなくなってしまった
「ビビリ岩」や「背ビレ岩」を軽快にこなし
相馬岳に到着。
 相馬岳山頂から鷹戻しを望む
 
 
 
 
岩場は難なくこなせたが、
やけに息が上がった。
心肺能力が落ちている。
 
冬場もコンスタントに雪山に登って来たので
大丈夫だと思っていたのに・・・
 
 油断してると体力はすぐに落ちる52歳
 
 
 
 
雪山と比べ、
無雪期は登攀ペースが上がる。
 
このペースに
心肺機能が慣れていない感じ。
 
 
 
 
バラ尾根を渡り、メインイベントの
鷹戻しの取り付き点に到着。
 
ここから金洞山までは
急峻な岩壁の登り降りが続く。
 
事故も多い難所。
 
 
 
 
足で登ることを意識し、
岩壁に取り付いた。
 
 
 
 
垂直に近い岩壁をいくつか超え
最終ピークの金洞山に到着。
 
 
 
 
三度目ともなると慣れもあり
妙義の岩場ってこんなもんだっけ?
というのが正直な感想。
 
だが
体力はかなり消耗。
自分の体力、こんなもんだっけ?
 
 
 
 
山を下り
ハイカーで賑わう第四石門広場に到着。
 
ここで休憩。
 
チビさんが作ってくれたサンドイッチと卵焼きで
ランチタイム。
 
30分ほど休憩し
中間道を通って妙義神社へ戻った。
 芽吹き始めた木々
 
 
 
神社に戻ると足腰にかなりの疲労感。
 
山行時間は6時間半。
前回は6時で歩き
疲労も今日ほどではなかった。
 
体は前回より衰えているってこと。
 
まあ、
50代ジジィだからそんなもんと割り切る。
 
今回の表妙義で
自分の体力や技術が落ちていることが分かった。
今後はそれを補うべくトレーニングして
夏の岩場歩きに備えよう。
 
 
山行を終え、もみじの湯で汗を流し
高崎へ向かった。
 もみじの湯から相馬岳を望む
 
 
 
目当ては馳走屋魚喜さんのお刺身。
頑張った分だけ美味いものを食う。
 
私の中では
美味い刺身を食うなら高崎の魚喜
って構図が出来上がっている。
 
ここの魚は味はもちろん、
量もコスパも最高。
 高崎まで寄り道してでも食べたくなる
 
 
 
満腹になった腹をさすりながら家路についた。
 
 
そして翌朝。
 
予定では外岩でクライミングトレーニング。
 
だが
前日の疲労が抜けず、あっさり予定変更。
 
夏日になるほどの好天ということで、海へ!
 
車にサーフボード積んで
チビさんと大洗へ向かった。
 
でもって大洗に着くと
ビーチには潮干狩りで沢山の人。
 
人は多いが波はなし 
 
 
 
そんなに取れるの?と思い
波乗りついでに足で砂をほじってみると
大きなハマグリが!
 
もうひとほじりしてみると
また大きなハマグリ。
 
 
 
こうなると面白くてたまらない。
 
掘ればじゃんじゃん出るわ出るわ。
 
もう波乗りどころではない。
 
ボードを放り投げ漁師に変身。
 
ウェットスーツを着ているので
一般の潮干狩り客より深いところまで入れる。
おかげで
沢山のハマグリを収穫。
 
小一時間で
二人で食べるには十分な量のハマグリが取れた。
 
 
 
 
大漁大漁と喜び勇んで家へ帰る。
 
でもって、夕飯はハマグリづくし。
 
ハマグリご飯、浜焼き、バター焼きに潮汁。
 
チビさんの見事な料理に舌鼓。
 
 
 
こんな感じで
海へ山へと楽しい週末を過ごした。
 
 
この週末は
ぐっと気温が上がって初夏の陽気。
 
まだまだ残雪のテント泊も楽しみたいので
雪よまだ融けないでと思う反面、
北アの岩稜歩きも楽しみたく
早く雪よ融けてくれとの思いも。
 
わがままなもんだ。
 
山もいいが
波乗りなど海遊びもまた愉しく
機会があれば
もう一度ハマグリ取りにも行ってみたい。
 
 
さて、来週の天気は如何に?
 
晴れたら残雪のアルプスでテント泊
天気悪けりゃハマグリ漁か?
 
 50代って意外と楽しい!
 
 
 
お次は
いずこの山へ...