【2018.06.30(土)-07.01(日)】
 
3ヶ月ぶりに北アでテント泊!
 裏銀座から水晶岳を望む
 
 
 
 
梅雨が明け、まずまずの晴天予報が出たこの週末は、久しぶりにテントを背負って北アへ。
 
足首の骨折後初めてのテント泊。
これまでULデイハイクでリハビリしてきたが
今回はテント泊装備を背負って足の状態を確認してみることに。
 
木曜から天気予報と睨めっこ。
どこの山がいいかとチビさんと連絡しながら検討し
野口五郎、烏帽子岳に登ろうと決めたのは金曜の夜九時。
 
私が水晶岳以北の裏銀座は未踏であることと
小屋明け前のこの時期はハイカーが少ないだろうというのが選択の理由。
 
土曜の朝3時半に東京を出発し
7時過ぎに七倉ダムに到着。
 
ここから登山口の高瀬ダムまではタクシーで上がる。
運良く湯俣へ行くソロハイカーの方とタクシーに相乗りすることができた。
 
10分ほどで高瀬ダムに到着し
タクシー運転手の写真サービスを受けて8時に山行スタート。
タクシー運転手に撮ってもらった一枚。
 
 
 
ここからブナ立て尾根を登り
裏銀座稜線上にある烏帽子小屋へ。
 
小屋を基点に初日は烏帽子岳を往復、
翌日は野口五郎岳を往復しブナ立てを降りるというY字ピストン山行。
 
先ずは標高差1300m、CT5時間半、
オール樹林帯のブナ立て尾根をやっつける。
 
 
 
 
今日の荷は40Lザックに7kg+水4Lで計11kg。
 
このルート上には一切水場がないので
二日分の水4Lを担がなければならない。
 
UL装備にハマっているので
30Lザックでテント泊山行してみたかったのだが
流石に水を4L詰めると30Lザックでは厳しい。
 
だが、水場や営業小屋があるルートであれば
30Lでもやれる目処は付いた。
近いうちに挑んでみよう。
 
 
 
 
急登のブナ立て尾根を4時間でやっつけ
烏帽子小屋に到着。
 
小屋は今シーズンの営業開始に向け準備中だったが
テント泊と小屋の素泊まりは受け付けてくれるとのこと。
 
受付を済ませまずはテン場へ。
先着はソロの男性のテントひと貼りのみ。
狙い通りの空きっぷり。
 
新たに購入したmonbel ULドームシェルタⅡを早速設営。
 
このテント、860gの軽量ながら
ゆったり二人分のスペースが取れる。
シングルウォールなので軽量。夏場はこれで十分。

 

 
 
 
新居を設営して一休み。
時刻はまだお昼過ぎ。
 
ここ数週は10時間超えのハード山行が続いたので
今日の4時間山行には物足りなさを感じてしまい時間を持て余す。
 
でもまあ、こんなまったり山行もたまにはいいかと。
とりあえず気持ちよくお昼寝
 

 

 
テントの気持ち良さに浸り2時間ほど気持ちよく休んだあと
烏帽子岳へ行ってみることに。
 後ろは三ツ岳
 
 
 
 
烏帽子岳はテン場から小一時間ほどのところにあり、散歩にはちょうどいい距離。
 
途中で小雨がパラつく。
シャワートレック!なんて言いながら小雨を気持ちよく浴びて歩いていたけど
やがて本降りに。
 
慌ててカッパを着るも、着た途端に晴れるし。
あるある。
 あっという間に晴れて虹が出た
 
 
 
 
烏帽子岳の急峻なオベリスクは格好良い。
 
でも、高さが足りないせいか北アの中では存在感は今ひとつ。
 
いい岩峰なんだけど。
 2628mの標高は、北アの中では目立つものではない。
 
 
 
 
烏帽子の岩峰でひと遊び。
 
 
 
岩壁を上り下りしてみたり
景色を眺めたり。
 
 
 
 
黒い怪しげな雲が広がり始めたのを目にし
慌ててテン場へ戻る。
 
 
 
 
 
テントに戻ってしばらくして雨、そして雷。
あるある。
 
一休みして夕食。
無印の「冷やし胡麻坦々スープ」をご飯にかけて腹に流し込む。
 
サイドメニューはセブンのサラダチキンとスモーク牛タン。
 
お湯を沸かすことなく手軽に美味いメシを食う。
暑い夏山ではこういうのがいい。
面倒くさがりの私は特に。
 
 
夕飯を済ませ、
雨音を聞いているうちに寝落ち。
 
 
翌朝は3時過ぎに起床。
軽く10時間以上は寝てた。
 
テント泊って何でこんなに気持ちよく寝られるんだろうか。
 
ゆっくり朝食取って珈琲飲んで
4時過ぎに野口五郎に向けて出発。
 Good morning ALPS!
 
 
 
裏銀の稜線を朝日を浴びながら歩くって最高!
 
 
 
 
 
このあたりは北アのほぼ中心部なので
周囲は何処を向いても名峰だらけ。
後ろの立山剱と比べると、手前の烏帽子岳はやっぱ小さい
 
 
 
 
前穂北尾根と北鎌尾根。
お気に入りの岩稜を重ね見ることができる素晴らしさ。
 
 
 
 
こんなに素晴らしい稜線に二人だけっていう贅沢さもたまらない。
 
 
 
 
極上の稜線歩きを楽しみながら
野口五郎岳を目指す。
 
 
 
 
スタートから素晴らしい稜線歩きを3時間たっぷり楽しみ、
野口五郎岳山頂に到着。
 
 
 
 
山頂は風が強くて寒いけど
北アの真ん中に居ると感じることができる景色はほんと最高!
 
 
 
 
誰もいないので
ベタだけど野口五郎のヒット曲「私鉄沿線」を熱唱。
 ♪改札口で君のこと、いつも待ったものでした~♪
 
 
 
 
ノってきたのでもう一丁。
御三家シリーズ、西城秀樹の「激しい恋」を振り付きで歌い
ひろみ郷の「2億4千万の瞳」でしめた。
♪やめろと言われても、今では遅すぎた~♪  
 振り付けまで覚えてる。
 
 
 
 
北アのスター級の山々に
40年前のスターのヒット曲を聴いてもらい大満足。
御三家とか、よく分からないし...

 

 

 

大展望を見て、歌って、

たっぷり野口五郎岳山頂を楽しみ

山頂を後にした。

 

 

 

 

来た道を戻っていく。

剱立山を見ながら再びの極上ルート。

 

 

 

 

天気良し、展望良し、歩く稜線は美しく

誰もいない。

 

 

 

 

往路では日陰だったので気付かなかったが

三ツ岳手前の稜線は素晴らしい花畑。

 

 

 

 

初めて歩く裏銀座は

予想を遥かに超える素晴らしさ。

 

やっぱ北アってすごい

  三ツ岳山頂に立ち寄る

 

 

 

 

6時間の野口五郎岳への絶景山行を終え

テン場に10時に戻った。

 

素晴らしかった裏銀座の余韻に浸りつつ一休みし

その後テントを撤収し11時に下山開始。

 

最後に三ツ岳を仰ぎ見るも

山頂部は既にガスに覆われてしまっていた。

 

初めて歩いた裏銀座はホント素晴らしかった。

 

景色もさることながら

この時期はハイカーも殆どおらず

静かな山行を楽しむことができた。

 

ちなみに二日間で出会ったハイカーは5名のみ。

いずれもソロで、

殆どの方が七倉からタクシー使わず歩いてきたっていう強者ばかり。

 

この時期の北アって、何もかもが凄い。

 

アルプスのテント泊は

何度やっても刺激があって面白い。

 

今年は夏が長そうなので

たっぷりテント泊を楽しもう!って、

まだ足は痛いんだけどね...

 

 

 
お次は
いずこの山へ...
 
 

 

 

 

 

谷川岳 馬蹄形 1day縦走

テーマ:

【2018.06.24(日)】

 
夏の岩稜山行に向け、今週も山を楽しみながら体作り。
 茂倉岳から武能岳、清水峠を眺める。最高のトレイル。
 
 
 
 
右足首骨折の回復具合は順調。
特に山に登った後はかなり調子が良くなる。
 
ということで
この週末もリハビリトレーニング山行へ。
 
久しぶりにテント泊山行に行きたかったのだが
梅雨のこの時期、
土日とも晴れることはなかなかない。
 
今週末は日曜のみ晴天予報が出た。
 
日帰りでしっかりトレーニングできるルートを探し、谷川岳馬蹄形周回ルートをチョイス。
 
リハビリでCT17時間半のコースはどうよ?
って思ったけど、
前週の常念-蝶ヶ岳周回をやれたので大丈夫・・・きっと。
 
前日土曜は天気が良くないので
つくばの遊歩道ランで事前調整。
最近、走る楽しさも覚え始めた。
 
 
 
 
その後、「がむしゃ」でスタミナラーメン食べてから水上へ移動。
週に一度はスタミナラーメン。35年前からスタミナ中毒。
 
 
 
 
途中の道の駅で車中泊し
日曜の朝3時に起きて白毛門登山口駐車場へ。
 
準備を済ませ4時に駐車場をスタート。
先ずは西黒尾根を登る。
 水1.5Lを含めザックの総重量は3.8kg。 ULハイカーを目指す。
 
 
 
 
馬蹄形縦走路は時計回りだと17時間半のコース。
 
この時期は日が長いので、18時までに下山できればいいとの考え。
 
4時スタートで18時下山とすると
CTの約8割の14時間で歩かなければならない。
 
2年前にここをテント泊装備で歩いた際、
日帰りでもやれるという感触は掴んでいたので何とかなるかと。
 
 
西黒尾根を軽快に登り
先ずは谷川岳をやっつける。
 主脈縦走路方面
 
 
 
 
谷川岳の良さは、
谷川岳のピークから先のルートにあると思っている。
 
主脈や馬蹄形など
谷川岳を過ぎてからは静かで展望良き笹の稜線がずっと続く。
 一ノ倉へ向かう
 
 
 
 
谷川岳の両ピークをさらっと越え
岩尾根の気持ち良い稜線を進み
一ノ倉、茂倉岳のピークへ向かう。
 
 
 
 
 
茂倉岳の山頂からは、これから歩く美しいグリーンロードが見渡せた。
 
ここから先は極上のトレイルが続く。
  一ノ倉岳を過ぎると雰囲気が変わる。ここからが面白い。
 
 
 
 
武能岳が近づく。
標高は1760mほどの山だが、形が良くて迫力のあるいい山だ。
 山岳重畳の景色が美しい
 
 
 
 
馬蹄形縦走路中の数ある山の中でも、
この武能岳は一二を争う美しさ。
稜線を大きく広げて迎えてくれる。
 
 
 
見た目はいい山だが、登るのは大変。
 
小さなピークを乗り越えながら、
汗だくになって武能岳山頂へ向かう。
 
 
 
 
武能岳山頂に達し先のルートを見下ろすと
眼下には素晴らしいトレイルがまだまだ続く。
 
 
 
 
 
気持ちよく笹尾根トレッキングを楽しんでいたのだが、
この時点で問題が二つ浮かんだ。
 
一つは、天気が良すぎて水の消費量が多く
縦走後半にウォータートラブルに陥る可能性が出て来た。
 
二人で2.5Lの水を持ってきたが
当然それだけでは足りず、途中で補給する予定。
 
この先の蓬ヒュッテで飲料水を購入できるし途中には水場もあるのだが、
それでも想定外に水分消費が多くて
後半のことを考えるとちょいと不安になる。
 
 
 
 
 
もう一つは、山行タイムの問題。
スタートから谷川岳山頂までで二時間のマージンを得たのだが
オキノ耳から先は殆どCT通りで時間短縮できていない。
 
だが、行程が長いので焦らずマイペースで進むのみ。
 
もし日が暮れたらヘッデン点けて下ればいい。
馬蹄形やるからにはそれくらいは覚悟の上。
 歩いてきた道を振り返って。一ノ倉、茂倉岳が大きい。
 
 
 
 
蓬ヒュッテに着いたらコーラを買ってガブ飲みしようって話しながら歩く。
 
ヒュッテに到着すると「コーラ400円」の表示が目に入った。
やったね!
 
 
 
 
小屋に入ってコーラを購入、と思えど
なんと、小屋番さんがいない。
 
周囲を見渡すも小屋番さんの姿はない。
 
他の馬蹄形ハイカーも我々同様
ここでの飲料水購入を期待していたようで
みんなで凹む。
 
ここでの水分補給を諦め
この先の清水峠の水場を目指すことに。
 気持ち良いグリーンロード、ほんといい道だわ。
 
 
 
 
飲料水を補給できなかったのは痛いけど、
この開放的なトレイルはそんな辛さをも紛らわしてくれる。
 七つ小屋山への登り。この牧歌的な雰囲気がたまらない。
 
 
 
 
2年前にこの馬蹄形をテント泊装備を担いで歩いているし、
前週は北アの12時間縦走もこなしているので
今日の馬蹄形縦走もそれほど難しくはないと思っていた。
 
が、実際には予想以上の疲労感。
 
その原因は暑さ。
  夏だ!
 
 
 
 
標高2000mに満たない笹の稜線は
とにかく暑い。
 
歩き始めて既に7時間が経過。
樹林帯は全くないので、日差しをずっと浴び続けている。
これって結構キツイ。
 朝日岳はまだまだ遠い。
 
 
 
 
こまかなアップダウンを繰り返した後に
清水峠の小屋を目指して一気に山を下った。
 
でもって作業小屋の裏手の水場で湧き水をがぶ飲み。
 
 
 
 
生き返った。
ペットボトルに水を満タンにして後半戦に挑む。
 水場に救われ元気復活!
 
 
 
 
清水峠から朝日岳までは500mの登り返し。
昼過ぎの炎天下の激登り。
 
既に8時間以上歩き続けた体に、これは応えた。
 
 
 
 
暑さと疲労でヘトヘト。
 
これを登りきればもう登りはない。
と思ったんだけど・・・
 朝日岳山頂付近は、ゆるやかな湿原帯
 
 
 
 
ウスユキソウの群落に出迎えられ
朝日岳の山頂に到達。
 
が、その先のルートを眺めて愕然とした。
 
下りながらも小ピーク越えがいくつもあった。
しかも遠い。
 
そういえばこんな感じだったなって
2年前の記憶が今更ながら蘇る。
 白毛門
 
 
 
 
だが、清水峠で水をたっぷり飲んでからはだいぶ歩様も良くなり、
CTを上回るタイムで歩けていた。
 
この分なら18時には下山できそう。
 朝日岳を一旦降って笠ヶ岳への登り返し。
 
 
 
 
笠ヶ岳や白毛門のピークを越える。
 
午前中であれば谷川岳の見事な景色を眺められるのだが、
午後は逆光になってしまい景色もイマイチ。
 
朝のうちにここを通過できる反時計回りなら、
逆光にはならないのでずっといい景色を望みながら歩けるのだろう。
 
馬蹄形縦走は反時計回りが正解なのかも。
事前の調査不足だな。
 ラストピークの白毛門で。バックは谷川岳のシルエット。
 
 
 
兎にも角にも、馬蹄形縦走路のピークを全て制した。
 
谷川岳以外ではあまり人に会うことはなく、
静かなハイクを楽しむことができた。
 
最後は白毛門から一気に下り
予定通り18時に登山口駐車場に戻った。
 
行程14時間、距離24km、累積標高2500mは
前週の常念-蝶ヶ岳をはるかにしのぐキツさ。
 
このキツさに耐えられたのは、
馬蹄形縦走路の素晴らしい景色があったからこそ。
 
こういう長い縦走を一本やっておくと
体が慣れて今後の山行が楽になる。
 
夏の山行シーズンを前に
いいトレーニングができた。
 
骨折した右足の筋肉もだいぶ戻ってきた。
ただ、まだ足首の痛みは残っているので下りのペースが上がらない。
 
今回のような一般ルートなら問題はないが、
好きな岩稜バリエーションには
この痛みがなくならないと挑めそうにない。
 
とにかく今は、
リハビリトレーニングに励むのみ。
 
 
足よ、早よ良くなれ!
 
 
お次は
いずこの山へ...
 
 

 

 

【2018.06.16(土)-17(日)】

 

右足首骨折から2ヶ月半が経過。

足首を曲げるとまだ痛みは残るものの

そろそろアルプスに行きたくてウズウズしてきた。

 

晴天予報が出たこの週末

ついにアルプスに挑んでみることに。

 前常念から常念へ、極上の稜線歩き。

 

 

 

 

復活のアルプス山行に選んだ山は

常念岳-蝶ヶ岳の周回縦走。

しかも日帰り。

 

ちょっとハード過ぎるかとも思ったけど

ダメそうなら途中で折り返してピストンでもいいかとの考え。

 

土曜の朝、チビさんと久しぶりの北アへ向かった。

 

この日はあまり天気が良くないので安曇野までの移動日とし、

日曜に縦走に挑むことに。

 

安曇野へ向かう途中、

中央高速を諏訪南で降りてちょっと寄り道。

みつ蔵に寄って蕎麦ランチ。

 

久しぶりの鴨せいろに舌鼓。

やっぱ美味いわ。

 

 

 

 

その後、みつ蔵からほど近い白樺湖へ。

目的はラントレーニング。

 

明日の常念-蝶ヶ岳1day周回縦走はちょいとハードな山行なので

直前トレーニングで体を仕上げておこうとの考え。

 

白樺湖は標高1400mの高所に有り

湖の周囲は3.8kmのジョギングコースになっている。

 

高所トレーニングができるとあり

久しぶりの北ア登山の調整にはもってこい。

 

 

 

 

1時間かけて3.8kmのコースを2周。

超スローペースだけど、スピードよりも高所で長い時間走ることを重視したトレーニング。

 

湖の周りは白樺林や草花が咲く景観の良いコース。

おかげで気持ちよくトレーニングできた。

 

 

 

このラントレ以外にも

二人とも各々ウィークデーに二度、平地でのラントレをこなしてきている。

 

とっくに50を過ぎた年齢なので

長いコースに挑むからにはそれなりの準備は怠らない。

 

それがハード山行好きな我々のスタイル。

 

 

 

 

白樺湖で気持ちよくラントレしたあと

今宵の宿地の安曇野へと向かった。

 

この日は常念岳の麓にあるアンビエント安曇野に宿を取った。

 

先日誕生日を迎えたチビさんへのプレゼント。

夕飯では蟹をたらふくいただいた

 

 

 

 

 

ホテルでのんびり過ごし

翌朝は4時にチェックアウト。

 

早朝チェックアウトや

朝食をお弁当に替えてくれる登山者向けのサービス対応が嬉しい。

さすが常念の麓にある宿だ。

 

大きなリゾートホテルの割にはホスピタリティも良く、満足度は高い。

また泊まりに来ようって思った。

 

 

 

 

 

三股の第二駐車場まで車で行って山行準備を整え、

気合いを入れて5時半に登山口をスタート。

 

先ずは常念岳を目指し、急登をグイグイ進む。

 

久しぶりの北ア山行だが

二度の平地ランと前日の高所ランの効果が出て

二人とも調子が良い。

 

二時間半で標高2300mの森林限界を越えた。

 

青い空に雲海、南アや富士のビッグパノラマ。

この高さがアルプスだよねって二人で感動。

 

 

 

 

 

ハイマツの香りを嗅ぎながら

四股を使って岩ゴーロの急坂を登る。

 

久しぶりの岩の感触がたまらない。

わざわざ難しいルートを選んでクライミングっぽく登ってみたり。

 

前穂北尾根でクライミングしたいって気持ちがぐっと湧き上がる。

 

 

 

 

それにしてもこのルートはいいコース。

2時間半で樹林帯を抜けられ

その後はずっと展望を楽しみながら登れるんだから。

 左手に前穂北尾根

 

 

 

前常念のピークまで登ってきた。

ここは常念東尾根との合流地点。

 

東尾根は3月の積雪期に登ったルート。

雪の時期もいいが

残雪のこの時期もたまらない!って

いつ来ても良いんだな、結局のところ。

 

 

 

 

 

左手には、これから挑む蝶ヶ岳への稜線が見渡せた。

あんなに遠くまで果たして歩けるの?

ちょいと不安な気持ちがよぎる。

 

が、当初の「無理なら常念岳ピストン...」

なんて気持ちは全く無く、縦走するは気満々。

 

 

 

 

 

常念の頂きに向かって標高を上げる度に

北アの見事な景色が広がっていく。

 

槍が見えた。  いいぞ!

剱岳が見えた。 いいぞ、いいぞ!

 

この展望が広がると常念の頂きはもう近い。

 

 

 

 

急坂を登りきり4時間半で常念岳山頂に到達。

でもって北ア丸見え!

たまらん。

 

 

 

 

 

まだ先は長いので

山頂では少しの休憩のみで先へ進む。

 

山頂でのんびりせずとも

この先ずっとこの絶景を眺めながら歩けるんだし。

 

ここはほんと極上トレイル。

 

 

 

 

 

400mの激下りを慎重かつ一気に。

上りでは全く問題なかった足首だが

下りではまだ痛みを感じる。

 

なので 下りはぐっとペースが落ちる。

足首的には下るより登りの方が楽だ。

 

 

 

 

心肺機能を含め、

体力面はここまで何ら問題なく絶好調。

 

不安要素は足首のみ。

この先も無理せずゆっくり歩き進めば問題はない...はず。

 

 

 

 

いくつかの小ピークを越えると

目の前に大きな蝶槍ヶ岳が現れた。

 

これが最後の急登。

これを登りきれば

その先はなだらかな気持ちの良い稜線となる。

 

 

 

 

 

歩き始めて8時間以上経過しているが

二人とも体調面に全く不安はない。

 

昨日の白樺湖での高所ランの効果だね、

なんて言いながら蝶槍を登りきった。

 

 

 

 

今日一日中見続けている槍穂の景色だけど

全く飽きることはない。

 

信州側からガスが湧き始めているが

槍穂は朝から一度もガスに覆われることなく

見事な景色をこれでもか!ってくらい見せてくれている。

 

骨折休養明けのアルプス山行を祝ってくれてるって、勝手に思ってる。

 

 

 

 

 

最後はたおやかな稜線歩き。

長いコースを歩き切ったっていう満足感に浸りながら、蝶ヶ岳に向かう。

 

 

 

 

乾いたそよ風がものすごく気持ち良い。

いやもう最高の気分!

 

 

 

 

14時半に蝶ヶ岳山頂に到達。

足首の痛みのせいで少し時間がかかったけど

無事歩き通せて何より。

 

おかげでたっぷり北アの景色を楽しめた。

 

 

 

だが、問題はこの先。

三股登山口まで標高差1300mを一気に下る。

 

しかもほとんど樹林帯。

本日最大の難所。

 

今日一日ずっとその姿を楽しませてくれた槍穂と別れ

長い長い下りに取り付いた。

 

 

 

予想通りこの下りは辛かった。

でも、これもリハビリと考え頑張って下っていく。

 

必死に下り、18時過ぎに無事下山。

12時間半の、常念岳-蝶ヶ岳周回縦走を終えた。

 

今回の縦走で

体力面はかなり元に戻っていると感じられた。

 

これなら 長距離山行にも対応できるだろう。

 

あとは足首の痛みさえ和らげば、

難ルートチャレンジへの可能性が見えてくる。

 

医者からは、何もしないと元には戻らないので

多少痛くても我慢して動かすようにと指示されている。

次は重荷を背負っての山行に挑んでみようか。

 

 

足首の状態は徐々に良化してきている。

 

夏はもう間近。

 

待ってろ北鎌、北方稜線!

 

 

 
お次は
いずこの山へ...
 
 

 

縦走 社山~黒桧岳

テーマ:

【2018.06.02(土) 】

 

 

右足首骨折の手術後9週間が経過。

折れた骨は完璧に修復したけど

足首周りの筋肉が固まってしまい足首が曲がらなくなっている。

 

これを元の状態に戻すためには

かなりの努力(リハビリ)が必要とのこと。

 

夏にはアルプスにも行きたいし

毎年恒例の北海道遠征にも行きたい。

 

とあらば、辛い痛みに耐えて足首のリハビリに励むほかない。

 

前二週は宝篋山、高山といったイージーな山に登ってきたが、

今回は少しハードな長距離ルートを歩いてみることに。

 

選んだ山は、日光の社山ー黒桧岳縦走コース。

 

先週に続き日光連投。

 

スタートは歌ヶ浜で、阿世潟、社山、黒桧岳を経由し千手ケ浜に下山。

 

そこからは遊覧船で歌ヶ浜に戻る計画。

 

CT8時間半、累積標高1200mのコースは

過去三度歩いているお気に入りのコース。

 

特に社山–黒桧岳間は見晴らしの良い笹の稜線で、気持ち良いトレッキングを楽しめる。

 

楽しみながら辛いリハビリに励もうって魂胆。

 

土曜早朝、歌ケ浜のPに車を止め、

7時にスタート。

 

 目指す社山が美しい。

   社山

 

 

 

 

先ずは中禅寺湖畔を1時間ほど歩く。

 

湖越しに雄大な男体山を見ながら歩けるいいコースだ。

 

 

 

 

 

阿世潟から湖を離れて登山道に入った。

 

登り斜面は足首に負担がかかって辛い。

だけど我慢我慢。

 

40分ほど登ると樹林帯を抜けた。

青空と新緑。 いいぞ!

この景色に痛みも和らぐ。

 

 

 

 

 

ひと汗かいて社山の山頂を越えると

黒桧岳へと続く稜線が見渡せた。

 

この稜線は最高!

破線ルートなので歩く人も殆どいないし。

 うねる稜線を辿り、中央奥の黒桧岳を目指す。

 

 

 

 

この稜線を歩くにあたり

ウィークデーに2回ほどジョグトレしておいた。

 

2ヶ月ぶりのジョギング。

最初は早歩き程度のスピードで恐る恐る20分ほど走り、

翌日は少し距離を伸ばして30分ほど。

 

走ると痛いんだけど、翌日は足首の動きが良くなっている。

 

我慢してスパルタ的にやったほうが早く回復するようだ。

 

 

 

 

 

久しぶりに歩くこのコース。 

やっぱいいわ!

 

チビさんはここは初めて。

笹尾根の気持ちよさに二人で浸る。

   この解放感がたまらない

 

 

 

 

結構バテ気味なので

こまめに休憩取りながらのハイク。

 

足首だけではなく体全体が衰えている。

標高差700mの山でこんなに疲れるなんて。

 傍らにボブ... ウェアかぶってるし

 

 

 

 

50歳過ぎると、少し間が空いただけであっという間に衰えちゃう。

2ヶ月のブランクとあらば尚更。

 

去年日帰りで挑んだ白峰三山とか

黒戸尾根-八丁尾根周回縦走とか

今じゃ全く考えられないし。

 

 

 

 

 

 

少しずつ体を慣らして元の状態に戻していこう。

 

先ずは長い距離を歩けるようにして、

次にテン泊の重荷を担げるようにして、

更に岩場を登れるようにして、

最後にクライミングジムで10bくらい登れるようになって...

 

などなど、元に戻るには時間がかかりそう。

というか、戻れるのか?

 

 

 

 

とりあえず今日は軽い荷で長い距離に体を慣らす。

 

今日の荷は水と行動食とウェア類などで

重量は3.5kg。

 

これを先日チビさんにプレゼントしてもらった

モンベルのバーサライト20Lに詰めて歩く。

 

超軽量のバーサライトザックは私のお気に入り。

これで20L、30L、40Lと3シリーズ揃った。

 

日帰り、テント泊、縦走/遠征など

この3つがあれば全てカバー出来る。

 

雪山以外では、今はこれしか使わない。

  バーサライト20L

 

 

 

 

バーサライトは生地は薄いけどその分安価。

なので1シーズンごとに買い換えるくらいの気持ちで使ってる。

 

だが、実際には意外と耐久性もあって

2シーズン目に入っても全く問題ない。

 

昨シーズンは40Lのバーサライトにテン泊装備詰め込んで、

屋久島、北鎌、前穂北尾根、幌尻岳などあちこちに行ったけど、

損傷もなくまだまだ使える。

 

いかに荷を小さく、軽くして楽なハイクにするか、

50歳過ぎてバリルートや岩登りやるにはそれって重要。

軽く小さくと言いつつ、チビさんのザックにはボブが入ってる・・・

 

 

 

 

笹の尾根は、進むにつれ踏み跡が不明瞭になっていく。

 

辿っていた踏み跡は

いつの間にやら獣道になっていたりすることも。

 

 

 

 

ここを歩く時はいつもそうなのだが

今回もまた途中で道を失った。

  笹に覆われ踏み跡が消えていく。

 

 

 

そういう時は、笹をかき分け稜線へ上がる。

稜線に上がれば、たいてい踏み跡がついている。

  道を失い笹の葉ラッセル

 

 

 

 

 

 

3時間半続いた気持ち良い笹の稜線歩きが終わり

道は樹林帯へ。

 

踏み跡はほとんどなく、

マーカーを頼りに黒桧岳山頂を目指す。

これが宝探しのようで面白い。

 

途中で鹿の親子に遭遇。

 

子鹿は我々を警戒するも、親鹿は全く無視。

 

度胸がいいのか、

人慣れしているのか、

我々の存在感が無さ過ぎるのか...

 

 

 

 

 

鹿に無視され微妙な感情抱きつつ

黒桧岳山頂に到達。

 

気持ち良い笹の稜線に比べ

山頂はまったくもって地味。

   黒桧岳山頂

 

 

 

ここから千手ヶ浜までは

標高差700mを一気に下る。

 

かなり足首に応える急坂を泣きながら下り

中禅寺湖畔に降り立った。

 

 

 

 

もうへとへと。

ちょいと頑張りすぎた。

 

ゆっくりと湖岸を進むと九輪草の花畑。

 

 

 

 

先週は5分咲きだったが、今日は満開。

 

荷を降ろして花畑で大休止。

 

 

 

 

 

 

一時間ほど休憩し、

遊覧船乗り場に向かおうと立ち上がると

足首が固まってしまって動かない。

 

やっぱり無理しすぎたか。

 

最後は片足引きずりながら歩く事に。

6月のみ千手ヶ浜コースの遊覧船が運行される

 

 

 

船に揺られながら、縦走した山を眺める。

なんともいい気分!

 

 

立木観音で船を降り、車でいろは坂を下る。

 

途中で温泉に立ち寄って足首をしっかりケア。

茨城に帰ってからは、好物のスタミナラーメンで胃袋もがっつりケア。

 今夜はスタミナ!  前の日も食べたけどね。

 

 

 

 

足首は毎週少しずつ良くなっているけど

元の状態に戻るまでにはかなり時間がかかりそう...

 

夏までに間に合うの⁉︎

 

 

 

 
お次は
いずこの山へ...
 

 

 

 

【2019.05.26(土)-27(日)】

 
 
この週末は奥日光でトレーニング。
  戦場ヶ原からの男体山
 
 
 
足首骨折の手術から8週が経過。
 
今までずっと杖を使っての歩行だったけど
そろそろ杖なし歩行にチャレンジしてみることに。
 
車の教習に例えるなら仮免取って路上教習ってとこか。
 
初日の土曜は中禅寺湖畔の高山登山。
 
補助程度に杖を使って歩いてみて
問題無ければ、
翌日は杖なしで戦場ヶ原辺りを歩いてみる計画。
 
土曜早朝に家を出て
車で2時間半で中禅寺湖に到着。
 
日光は近くていい。
 
竜頭ノ滝Pに車を止めてトレーニング開始。
先ずは標高1667mの高山に登る。
 
 
 
 
登山口から山頂までの標高差は400m弱
CT1時間ちょっとのゆる山。
 
前週の宝篋山と同程度のコース。
だが、ほぼ樹林歩きとなる高山では
宝篋山のような展望は望めない。
 
展望がない代わりにツツジの花がいい。
特に今年はシロヤシオの当たり年のようで
その咲きっぷりが楽しみ。
 
多少足首に痛みを感じながらも
順調に登り進む。
 
山頂が近づくにつれ
シロヤシオの花がちらほら現れた。
 
 
 
 
そして山頂を越えると
辺り一面見事なシロヤシオ。
確かに今年は凄い!
 
だけど、これを写真に撮るのが難しい。
 一面シロヤシオ
 
 
 
 
木に咲く白い花は写真に撮っても目立たない。
 
まぁ、カメラの腕がないだけなんだけど。
 
 
 
 
 
数打ちゃ当る的考えで沢山写真を撮り、
その後はシロヤシオの花園を楽しみながら
山を下っていった。
 
山頂から1時間ほど下ると中禅寺湖畔に出た。
 
新緑の山を下ると青い海に白い砂浜。
多彩な景色を楽しめるのがこのルートのいいところ。
 
 
 
 
 
湖畔の遊歩道を歩いて千手ケ浜へ。
この時期の千手ケ浜と言えばクリンソウ 。
 
少し時期が早く5分咲き程度だったが
それなりに楽しめた。
 
だが、高山のシロヤシオの後では
クリンソウ の華やかさも霞んでしまう。
 
 
 
 
 
その後、湖畔の遊歩道を戻って菖蒲ケ浜へ。
 
その途中、写真を撮ろうと手を掛けた倒木に
ヘビがニョロリ。
 
突然目の前に現れたヘビに驚き
ひっくり返りそうなほど飛び退く。
 ほんとヘビはダメ。熊の方がまだいいし。
 
 
 
 
心臓のバクバクが治まるのを待って再スタート。
 
見事なヤマツツジのトンネルをくぐれば
ヘビを見た嫌な気持ちも和らぐ。
 
 
 
 
 
色々あれど、
イベント盛り沢山の楽しいコース。
 
だが、ここまで順調だった足首も
さすがに6時間も歩いていると疲れが出始めた。
 かなりヘトヘト。 ヘリ呼ぶか・・・
 
 
 
 
こまめに休憩取りながら歩き進み、
無事竜頭ノ滝へと戻った。
 
下り坂は杖に頼ったところもあったが
歩きっぷりはまずまず。
 
仮免合格って感じ。
翌日からは杖なし歩行の路上教習だな。
 仮免合格、やったね!
 
 
 
 
これで2ヶ月間の杖生活から解放される。
いや長かった。
 
この日は中禅寺湖畔の宿に宿泊する。
 
 
 
 
3日後に誕生日を迎える私のために
チビさんが宿をとってくれた。
 
新緑とツツジに囲まれた静かで美しい宿。
 
 
 
 
 
チェックインし温泉入って疲れを癒した後
趣きあるロビーで珈琲飲みながらくつろぐ。
 
今日撮った写真を見ながらのんびり。
いい時間。
 
 
 
 
でも、撮った写真はいつもながらイマイチ。
数打ったのに・・・
 
 
その後、ホテルのレストランでディナー。
夕食もとても美味しく
おまけにバースデーケーキのサプライズも。
 
 
 
 
翌朝は、朝風呂入って足首周りをしっかりほぐしてから、
朝食前に中禅寺湖畔を散歩してみた。
勿論杖なしで。
 
足は問題なく、いい感じ。
 
 
中禅寺湖の向こうに社山から黒檜山への稜線が見渡せた。
 
あの稜線の縦走路は大好き。
足が完治したら二人で縦走しよう。
   社山〜黒檜山
 
 
 
 
湖畔の遊歩道もいい道。
散歩じゃなくてジョグしたい。
 
ここを走ったらホント気持ち良さそう。
 山にも登りたいけどジョグもしたい。
 
 
 
 
その後、宿に戻りゆっくり朝食とって
10時過ぎにチェックアウト。
 
設備や環境は勿論、
品が良く、ホスピタリティも素晴らしい
いい宿だった。
 
是非また泊まりに来よう。
 
 
 
 
 
2日目のこの日は
戦場ヶ原、小田代ヶ原の周回ハイキングコースを歩いてみる。
 
川沿いの新緑の道を杖なしでゆっくり歩く。
歩みは遅いがいたって順調。
 
 
 
 
しばらく進むとズミの見事な花景色。
これは凄かった。
 
 
 
 
ズミの花の向こうには男体山や太郎山。
花と山と湿原、それはそれは見事な景色。
 
 
 
 
 
昨日のシロヤシオに今日のズミ。
この時期の日光がこんなにいいなんて。
 
 
 
 
花と新緑、熊笹や湿原。
ホント癒されるわ。
 
 
 
 
 
 
奥日光の良さを再認識でき、
満足しつつ家路についた。
 
バースデーサプライズを色々と企画してくれたチビさんに感謝。
 
 
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週が明けて火曜日
最後の足の検診のために病院へ。
 
先生曰く
「OK、問題なし。ピッタリくっ付いてるから、もう杖なしで歩いても大丈夫!」って。
 
もう杖なしで歩いちゃってるけど・・・
 
 
あとは足首に入ってるガチャ類をどうするか。
 
入れっぱなしでも特に問題ないが
やはり外した方が何かといいらしい。
 
 ボルトにワイヤーにプレート、まるでサイボーグ
 
 
 
 
ガチャ類を外すにはまた手術が必要。
手術のあの痛みはもう嫌なんだけど、
どうしたもんか・・・
 
 
ガチャの取り外しが可能となるのは半年後なので
とりあえず今はリハビリに励むとしよう。
 
 
 
お次は
いずこの山へ...