【2024.09.05-07】


バイクに乗り始めると、当然ながらバイク用のウェアなども欲しくなる。ライダーウェアの三種の神器とも言える革ジャン、グローブ、ブーツ。やっぱりこれは必要でしょ!ってことで、物欲を抑えられずわざわざ都内まで出かけて買い揃えてしまったのだ。


このクソ暑いのに革ジャン⁈


まぁ、着るのはもう少し涼しくなってからか、

と思っていたのだが、

やっぱり買ったら着たくなるわけで、

革ジャンを着たいが為に涼しい山へツーリングに行くことにしたのだ。


向かう先は、ライダーの聖地と言われる長野のビーナスライン。標高1300〜1800mほどの高地を走るビーナスラインなら革ジャンも有りでしょ?と考えたのだ。


天気予報を見れば、翌日の5日から3日間は晴れ予報!

天気に合わせていつでも行動できるのがリタイア生活者の強み。

という事で急いで計画を練った。


折角晴天の長野まで行くんだから、

ツーリングのついでに北アの山にも登っちゃうか⁉︎

宿泊はキャンプなんかいいんじゃね?

ビーナスラインの起点は茅野!ならば帰りに鴨汁せいろ食って、お土産にベーグル買えるじゃん!

などなど、お楽しみ案が湧き上がった。


急いであれやこれやをパッキングし

5日の早朝、ひたちなかの家を出発。

北関東道と上信越道で佐久までサクッと移動し

ここでいよいよ革ジャンを着て霧ヶ峰へ。


ここからビーナスラインに入って、美しいワインディングロードをヒラリヒラリと走り抜けた。

革ジャンを着るためにわざわざここまでやって来た。



天気は良く空気は冷んやりして、素晴らしい革ジャンツーリング日和。

あまりに気持ちが良かったので、霧ヶ峰 - 美ヶ原間のビーナスラインを2往復してしまった。

素晴らしい景色のビーナスライン。ライダーの聖地といわれるだけのことはある。



革ジャンを着てビーナスラインを走れたことに満足した後は、今宵の宿地へ。

この日から二日間、三城牧場のキャンプ場でテント泊する。この日は平日という事もあり、フリーテントサイトは私だけの貸切だった。

三城いこいの広場。30年前、ファミリーキャンプで来たことがある。



近くに温泉もあり、快適なキャンプを楽しむことができた。

キャンプと言ってもテント張って寝るだけね。

毎日家で料理してるので、キャンプに来てまで料理する気にはならない。


翌朝は4時に起床。

この日は登山デー! 

北アルプスの常念岳に登る。

身支度を整えて三脵登山口へ向かった。


途中で朝飯を食って、6時過ぎに登山口に到着。

車は第二駐車場まで満車状態だったが、バイクなので第一駐車場のちょっとしたスペースに駐車することができた。バイクってホントいい。


準備して6時半に駐車場をスタート。


今回の旅のメインは革ジャンツーリングを楽しむ事で、登山はオマケ的イベント。

なのでキャンプ地からできるだけ近い北アの山がいいと思い、常念岳を選択したのだ。


燕岳や、常念、蝶といった常念山脈系の山々は、アルプスの山の中でもアプローチが楽で日帰りしやすい所が魅力。

そこそこ標高差もあってトレーニングにもなるし、稜線に上がれば展望も抜群だし。

なので常念山脈は実は大好き。



樹林帯を抜けると岩場が現れる。

三脵コースの魅力はこの岩場にあると思ってる。

登山道に変化があって面白い。


手足を使って岩を乗り越えると、いよいよ山頂が見えてくる。


山頂の左奥には穂高岳、


右奥には槍ヶ岳。



これぞ北アルプスって感じがしてとてもいい。


北アの雰囲気を満喫しつつ9時50分に山頂到達。



快晴微風、暑くも寒くもない正にThe day!といった感じ。

前穂北尾根をバックに。



小一時間ほど常念山頂からの景色を楽しんで下山した。

下りは結構疲れが出てしまい、小まめに休憩とりながらの下山となった。


13時過ぎに駐車場に戻り、麓にあるほりでー湯へ直行!

たっぷり湯に浸かり疲れを癒した。


風呂から上がり、食事をしてキャンプ地へ戻った。

風呂上がりにバイクで風を受けて走るのはとても気持ちが良かった。山に登った達成感と疲労感、飯を食った満腹感が加わり、なんとも言えぬ心地よさを感じた。

帰り際に常念岳を振り返って。



おやつと飲み物を買い込んでキャンプ地へ戻った。

この日も私だけの貸切。

バイクツーリングや常念登山の余韻に浸りながら

夕暮れのソロキャンプを楽しんだ。




翌朝はのんびり起床。

この日は再びバイクツーリングを楽しむ。

ビーナスラインを走って茅野まで下り、

メルヘン街道、コスモス街道を通って下仁田に抜けて高速で帰る予定だ。


朝のビーナスラインを気持ちよく走るも、

この日は土曜とあってライダーが沢山。

流石ライダーの聖地!

しかも皆さん飛ばす飛ばす!

朝の交通量の少ない時間を狙って走り屋さん達が集まっているようだ。


自分も40年前はそんな感じだったなぁ、

なんて思いつつ

後方からくるライダーに道を譲りながらのんびりツーリング。

お爺さんなのでゆっくり走る



ビーナスラインのライディングを楽しみ

蓼科湖まで下って一休み。

のんびり珈琲をのみながらくつろぐ。

いい時間。


一休みした後、朝飯を食いにみつ蔵へGO。

10時開店の10分前に着くも、既に先客がいるし!




それでも開店と同時に入店することができた。

今日の遅い朝食は鴨汁せいろと玉子焼き。

この鴨汁せいろが大好き!毎度汁は飲み干す。



贅沢な朝食を済ませ満腹満足!


お次はベーグル屋さんのパンセへ。



ここはベーグルの人気店。

土日は早く来ないと売り切れてしまう。


流石にこの時間はまだ沢山あって選びたい放題。

新作のトマトパジルチーズとか、聞いただけでヨダレもんのベーグルなど数種類のベーグルを購入。

満足して店を後にした。



今回のツーリングの最後のお楽しみは

メルヘン街道のワインディングロード。


ワインディングロードって車で走ると厄介な道でしかないが、

バイクで走るとホント楽しい。

このメルヘン街道は私好みのタイトコーナーが多くて特に面白かった。

道端にはコスモス。秋だねぇ。



メルヘン街道を走り終えると、今回の旅のお楽しみイベントは全て終了。ここで革ジャンもお役御免。


佐久からコスモス街道で下仁田に抜け、そこから高速に乗って帰って行った。

が、ここからが大変だった。

下仁田まで下ってくると暑いのだ!

この日の群馬は35度の猛暑日。

PAに寄って涼まないと熱中症になりそう。


PAに入ると、他のライダー達も皆んな暑さでグッタリびっしょり。

酷暑のバイクはまさに地獄。

Tシャツ一枚で走っても暑くてたまらない。

1時間前まで革ジャン着て走ってたのが嘘のよう。


その後も何度もPA休憩とりながなんとか無事帰宅。


家に帰れば可愛いニャンズがお出迎え。

父ちゃんやっと帰ってきた!お土産くださいな。



今回の旅ではバイクと山の両方を楽しむことができ、とても面白かった。

今までの車で行く登山とは違った楽しみを味わうことができた。

是非またやってみよう。


これから秋になればいよいよ革ジャンの季節だ。

東北の方にも行ってみようかな。

バイクって楽しみが広がってホント面白い。



お次は、いずこの山へ