今年の初登山は厳冬期の北アルプス西穂高岳
 
 
 
【2019.01.05(土)-06(日)】
 
 
今年の冬休みは9連休だったが
前半は山には登らずほぼ下界で過ごした。
 
年末はチビさんとラントレしたり滑ったり
 
 
 
正月は親子三代でラントレしたり。
爺ちゃん5km、娘2km、孫ちゃんは50m!
爺ちゃんの頭が禿げてきた疑惑(その1) きてる...
 
 
 
孫ちゃんとクライミングしたり
 禿げてきた疑惑(その2)  ・・・ あかん!
 
 
 
などなど
下界でのんびりと年末年始を過ごした。
 
 
そして冬休み最後の土日にようやく初登り。
いざ山へ!
 
土日のどちらか天気の良い日に
西穂高の日帰り登山を計画していたが
ヤマテン予報を見ると
二日間で好天となるのは日曜の午前中だけ。
 
日帰りだとRW運行の都合上
山頂に到達できるのは早くても昼過ぎになってしまう。
 
苦労して登ったのに山頂でガス!
という残念な山行を避けるため
日帰りをやめ、西穂山荘泊まりに変更。
 
日曜の朝一で小屋をスタートすれば
午前中の天気のいい時間帯に山行を楽しむことができる。
 
テント泊ではなく小屋泊を選択したところに
悲しいかな歳を感じてしまう...
 
 
ということで土曜の朝
チビさんと新穂高へ向かった。
 
この日は西穂山荘へ上がるだけなので
急ぐ必要はない。
 
ならば来週末に控えたマラソン大会に備え
ひとっ走りしておこうということに。
 
中央道を途中で降りて
向かった先は諏訪湖。
 
諏訪湖は一周16kmのランニングコースが整備されている。
 
折角なので諏訪湖を一周したかったのだが
前日に21kmのラントレをこなし
今日も午後から雪山に登ることを考えると
ここは無理せず軽めの10kmラン。
 
 
 
相変わらずペースは上がらず
タイムも伸びはしなかったが
初めての諏訪湖ランはとても気持ち良く
いい気分でラントレを終えることができた。
 
 
 
その後、温泉で汗を流してから新穂高へ。
 
新穂高からRWで一気に標高2100mまで上がり
雪山ゾーンに突入。
 
山頂駅から50分ほど雪の樹林帯を歩き
西穂山荘に到着。
小屋手前の吹き溜まりでトレースが消えて膝ラッセル
 
 
ダイエットに成功した細めの西穂君がお出迎え。
 
 
 
この日の小屋泊は12名ほど。
かなり少なく、ちょっとさみしい感じ。
フレディもいなかったし・・・
 
17時半に夕食をいただくと
ラントレの疲れもあって早めに就寝。
 
 
たっぷり寝て、翌朝は5時に起床し
6時35分に小屋をスタートした。
 
天候は晴れ、風強し、は予報どおり。
 
 
 
このあと風は収まり
午前中は晴れるが薄雲が広がるとの予報。
 
 
 
小屋から山頂までは3時間あれば十分なので
狙い通り好天の山行を楽しめそう。
 
 
 
強風に耐えつつグングン高度を上げていくと
辺り一面がオレンジ色に染まり始めた。
 
今年、山での初日の出!
  Good morning ALPS!
 
 
朝日を浴びながらの稜線歩き。
気持ちいいに決まってる。
 
 
 
独標まで上がると
笠ヶ岳のモルゲンロードが美しい。
 
 
 
冬のこの時期に
独標の先へは行ったことがないのだが
チビさんは過去四度も雪の西穂に登っている。
 
ということで
この先はチビさんに先導してもらう。
 
 
 
 
チビさんは今年早くも3回目の登山。
 
元旦にはソロで上州武尊に挑み
ツボ足ラッセルして山頂に登ったとのこと。
 
そのアグレッシブさが今日の山行にも表れる。
登攀スピードの速いこと。
 
 
 
ヒィヒィ喘ぎながら
やっとの思いでチビさんについていく。
 
早いなぁ、と感心していると
なんと後ろから我々よりさらに早い二人組みが追いついてきた。
 
しかも二人とも女性だし!
 
 
 
チビさんに引っ張られ
後ろから女性コンビに煽られ
やっとこさ西穂高山頂に到達。
 
 
 
今年最初の登山は
色々な面でジジイっぷりを痛感させられた山行となった。
 
 
 
とはいえ
厳冬期の西穂高山頂に立てた気分は格別!
 
黒五から薬師から剱から槍穂まで
雪化粧した北アルプスの景色は最高のご褒美。
 
 
 
景色の素晴しさもさることながら
槍穂や笠ヶ岳と目線の高さを同じにすれば
冬の北アにいるという現実をひしと感じることができ
それが何とも言えず快感だった。
 
 
 
しばしその快感に浸る。
 
風も止み薄雲が広がる天気は予報どおり。
 
いつも好天の山頂に立てているのは
ヤマテン予報のおかげ。
 
 
 
新年に相応しい素晴らしい山行に満足し
気分良く西穂山頂をあとにした。
 
が・・・
 
急傾斜の雪壁を下るのは
登るより遥かに迫力がある。
 
半ベソかきながら慎重にクライムダウン。
 
 
 
アイゼン、ピッケルワークは実は苦手。
アイゼンを装着した冬靴の重さも辛い。
 
こんな調子で
今後予定している雪山テント泊なんてできるのか?
 
などと
雪山に対する不安要素が表面化したことも
今日の山行の収穫と捉えよう。
 
 
 
雪山山行を繰り返して
体を慣らし感覚を取り戻していこう。
 
なんてこと考えているうちに山荘に到着。
4時間の西穂高雪山山行を終えた。
 
今年の一本目もいい山行となった。
 
 
さて来週の三連休は
自身2レース目となるマラソン大会に出る予定。
 
こちらも楽しみ。
レースに向け日々練習に励んでいる。
 
だが、連休三日とも晴天予報が出たら
テント背負って雪山に行っちゃうかも。
 
なんて・・・
 

 

お次は
いずこの山へ...